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赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

女子の花道

2007-04-21 | 日々のひとかけら

   
何枚かある、私のお弁当用ハンカチ。

これは、木製の和風お弁当箱にぴったりな一枚です。
生地がしっかりとしていて頼り甲斐があるし、
ポリエステルなのですぐ乾く。
それに、干す時にぴーっと伸ばすとアイロン不要

               

夫の母の手術が無事終了した時、お赤飯を炊いて
(父はお赤飯好き)持って行きました。
几帳面な父が気を遣わないようにと、和菓子の空き箱に
ラップを敷いての<使い捨て容器>で。

それを包むのに使ったのがこれ↑。でおめでたいしね

数日後に「旨かったよー」の言葉と共に戻ってきたんですが、

びしーっぴかーっ

そうです。。。折り目正しくぴっちり畳んでのお帰りでした。
ははっーー
恐れ入りましたーです(笑)

几帳面な父らしい。
(夫は、子どもの頃から無精ひげの父を見たのは1回だけ。
腰痛で起きられなかった時らしい)
「お父さん、アイロンをかけてくださったんですか?」
「いやかけてないよ。自分はシワシワの服やハンカチが
嫌いなので・・・しっかり伸ばしてから干すからだろう・・・」

父の干した洗濯物。畳んだ洗濯物。
どれも、アイロンをかけたように綺麗なんだろうなぁ~

そうそう、勤めていた頃は自分でアイロンもかけていたらしい。
大雑把な母に頼むよりも、正確だし早いもんねぇ~

↑とにかく几帳面ですが、でも周囲にはめっちゃ甘い。

息子たちにもヨメの私にも、大甘です。
「糖度なん%ですか~?」みたいな
そしてそして・・・母にはもっと甘いっ・・・
スーパー激甘!!

さて・・・その母
抜糸はしたけれど腸の傷が癒えず食事がとれないため、
まだ点滴なんですが・・・元気です。
すごーく元気で、ベッドの上で点滴しながら編み物してます

「この毛糸、何色に見える?」
「はぁ・・・紺ですよね」
「でしょう??お父さんにグリーンの毛糸を持ってきてと
言ったのに、これを持ってきたの。
これがグリーンのわけがないでしょう?」

あー可愛そうな父。
毎日病院へ行って、編み針や毛糸まで持っていってるのに
報われぬ愛?

でもね・・・優しい父
「憎まれ口が言えるほど、元気になったからいいんだよ」

はは~っ
再び、恐れ入りました&ご馳走様です

母の父への我儘っぷりには、元気な頃から大絶賛の私ですが
この日改めて思った

我儘こそ、正しい姫のあり方。
<女子の花道>じゃあございませんかぁ

それにしても、天性の資質といえる母の明るさ。
あの明るさで、父も周囲も助かっていることが多いようです。