飛鳥瑠璃的美生活のススメ

~大和撫子道~

短歌46 ベラドンナ

2005-07-29 16:16:48 | 花短歌
ベラドンナ
信じることの
むずかしさ
麻薬のような
あなたを愛す


ラテン語で「美しい淑女」と言う意味をもつベラドンナ。(デルフィニュームのベラドンナとは別物です!)
ナス科特有の紫色で可愛い花なのに猛毒があるんです。
西洋では古くから魔女が使う毒草なんですって。
花の汁を薄めて点眼すると、瞳がキラキラになるといううわさ!
麻薬のような人を愛しちゃったら大変・・・・(自分が麻薬のような女になってるということもありかな・・・・)
でも、恋とはすでに麻薬なのかも。。。。。
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短歌45 遅咲きの花

2005-07-27 18:33:00 | 花短歌
馨(かお)りたつ
遅咲きの花
朱(あか)い夏
その瞬間も
切なさがある


前回ふれた中国古代の哲学「陰陽五行説」ですが、これは万物はすべて「木、火、土、金、水」の五つの物質のどれかにあてはまり、その五つが互いに影響しあいながらバランスを保っているという考え方です。
それぞれには対応する色もあって「木」は青、「火」は朱、「土」は黄、「金」は白、そして「水」は黒です。
青春、朱夏、白秋、玄冬という言葉はここから来たそうですよ。
青春の次は「朱(あか)い夏」です!
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花と短歌と~恋~

2005-07-27 14:37:02 | 日記・エッセイ・コラム
新聞の人生相談にとても素敵な回答がありました。
~人と契るなら、浅く契りて末遂げよ。花はまず濃きものから散るものを~
そして「できるだけ長い時間を過ごせばいい。本当に純なものは、決して人を不愉快にはさせません」とありました。
優しい回答だな~ってなんだか心の芯にぽっと小さな火がともったような一瞬でした。
日本には優しくて美しい言葉がたくさんあるんですよね。
いつもワンパターンな表現で済ましていることを少し反省してしまいます。

先日、「シンフォニー(バラ)」の短歌のところで「ほどほどはむずかしいわ」と書いたけど、ゆっくりと時間をかけて想いを包み込むことで思わぬ美しい花を咲かせることもできるのかもしれませんね。

「恋」という言葉は、「万葉集」では「孤悲」という文字があてられていたとか・・・・
万葉集を開けば、恋に落ちてしまった、逢ってください、抱いてくださいとストレートでうらやましいくらい。
花の歴史も恋の歴史と言っても過言ではないほど。
大好きな花と短歌・・・・ということは「恋」は私の永遠のテーマかな。。。。
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花のある生活~香水~

2005-07-26 11:50:03 | 日記・エッセイ・コラム
IMG_2490
夏の花を蒸留して
ガラスの器の中に閉じ込めておかないと
美しい様形が失われるだけでなく
その面影さえはかなく失せる。
しかし、花を蒸留しておけば、冬が巡り来ても
たとえ美しい姿は消えようと、そのかぐわしい本質は残る。
                   シェイクスピア

近年フラワーセラピーという言葉をよく耳にしますね。
古代中国の哲学「陰陽五行説」に基づいた花療法や、色彩、アロマ、フラワーアレンジメントを統合したセラピーなど、花には生命体として強い「気」があることをみんなが感じ始めたんですね。

普段は香水は付けない私ですが、夏になるとなんだか香水売り場をのぞきたくなってしまいます。
すべての植物には、生命力とも呼ばれる精油が含まれています。
無意識のうちに「精油」に元気をもらいたいと体が感じているのかも知れません。

ナポレオンの夫人、ジョセフィーヌはムスクの香りを好み、大胆であったエリザベス1世は、サンダルウッドの香りをシーツやリネン類につけ、そしてクレオパトラは床やベットにバラの花びらをまき散らし、枕にも詰め込んでアントニウスを待ち受けたそう・・・・

今日の台風が過ぎたら暑くなりそうね。
でも花にパッション~情熱~をもらって、今年もまた素敵な夏を過ごしたいわ!
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短歌44 カンナ

2005-07-22 09:29:31 | 花短歌
KANNA
一刹那
異国のような
横顔に
あなたしだいと
ささやくカンナ


朝のウォーキングは季節の移り変わりと共にさまざまな景色を見せてくれます。
今、川沿いは「カンナ」の赤やオレンジ、黄色。
強くなった日差しとともに体で「夏!」を感じます。
「カンナの花が燃えて揺れてた中央分離帯、どこへ行こうか待ち遠しかった日曜日~」とユーミンの歌、思わず口ずさみながら「あの頃」の自分にトリップしてしまいました・・・・

ブッダ(仏陀)の強い霊力を妬んだ悪魔に傷つけられた時、(ブッダの体から)流れた血が大地にしみこみ、紅いカンナが咲いたという伝説があります。

花言葉・・・・南の誘惑
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