夏の間、私を楽しませてくれた“恋(レン)”が死んでしまいました・・・・
お祭りの金魚はすぐ死んじゃうよって言われていたんだけど、本当にだんだん弱っていく姿を見ているのはなんだかとっても辛かった・・・・
短い間だったけどとても癒されたました、出会えてよかった・・・・寿命だから仕方ないね、これも運命・・・・なんてちょっと大げさですか・・・・・
それに比べて“愛”と名づけた方は、毎日毎日「少し休んだら」と見てるほうが疲れちゃうくらい泳ぎ回り、今では我が家に来た時の倍ほどにも成長。
たまたま付けた名前だけど、夏の終わりと共に“恋”は死に、惜しみなく泳ぎ続ける“愛”は目を見張るほど成長していく!
間接照明に照らされる水槽を眺めながら、愛は育つもの、惜しみなく与えればどんどん育つ、でも恋には賞味期限があって、燃え上がった(楽しかった)恋は必ず消えていく・・・・なんてまたプチ哲学してしまいました。
万葉集では“恋”には“孤悲”と言う文字が当てられていたなんて美しい事実も思い出したりして・・・・
金魚といえども縁があって私のところにきたんですもの、やっぱり私にとっては“特別な金魚”でした。
短い間だったけどありがとう。
子供が一言、「天国で今度はおじいちゃんがすくってるよ」って・・・・きっとそうね。
*絵はマティスの「金魚」