漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

何書こうかなあ 3年角谷

2018-11-29 14:59:02 | 日記

 こんにちは!3年角谷です。日記が回ってきて、何を書こうかなあと今日半日ずっと考えていました。女子部主将としての抱負を書こうか、先日行われたHead Of The ARAに出漕したことを書こうか、それとも3年生ならではの自分の将来の進路のことについて書こうか...。書く内容はたくさんあるのですが、どれも私的にパッとしなかったです。すみません。なので今回は1つ言葉を紹介します。

 

 『努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない。』(王貞治)

 

 この言葉は私がボートをするうえでのバイブルです。うまくいかない時や、前が見えなくなったとき、この言葉を思い出します。「頑張らんなん。もっと。私はこんなもんじゃないんやぞ。絶対できる。」私にとって、そう気持ちを強くしてくれるステキな言葉です。

 

 思わず武者震いしてしまったので、今日の午後の練習のエルゴも元気に頑張れます!たぶん...(汗)

 

 最後に、先ほどすごく適当言ってしまったので改めて。この度女子部主将を務めることになりました。至らない点だらけなので、女子部のみんなにいつも助けられてます。ありがとう。どうか温かく見守ってくださると幸いです。昨日もお風呂に入りながら、内容はお伝えできませんが、ある話題で仲間のみんなと爆笑しました。リビングはいつも賑やかで、というよりか、うるさいです。(笑)そんな毎日笑いの絶えない女子部です。楽しいです。しかしやるときは真剣そのもの。やる気、負けん気は満々です。来年度女子部も爆発的な活躍するために、この冬練をみんなで、全員で乗り切ります。頑張ります。これからもよろしくお願いします。それでは失礼します。

 

 

 


「アンニュイな日常に一石を投じよう」 3年 内山

2018-11-28 22:13:03 | 日記

ビル街を突き抜けて、スカートがはためくほどの風が吹いていた。

人のごった返す駅から迷うことなく、目的地に向かって真っ直ぐに歩いている。

 

程なくすると、雑然とした駅前とは異なる雰囲気が自分の周囲につくられていることに気づいた。

あたりを見回すと、化粧を施し煌びやかな装飾品に身を固めた女性が多く目立つ。

彼女らの服装からしてただの会社帰りでいるような様子ではない。

ふわりとしたスカートに高めのヒールを履き、髪はゆるやかなウェーブを描きながらまとめられていた。言うなれば華やかでどこかドレスコードに近いような印象を残す女性たちだ。

 

とある建物の一角、カラフルに瞬くネオンが広がるその隣に、長蛇の列ができていた。

見るとここにいる女性は皆そこへ並んでゆくようで、私もそれに倣って不安を隠すようにその列の中に身を寄せる。

 

壁面に金色で縁取られた看板には、

club eX」の文字が羅列していた。



赤いカーペットが伸びた入口には、黒のスーツに黒のネクタイ、シャープな黒の眼鏡を掛けた長身の男性が立っており、女性達の列を静かに眺めていた。

 

ほどなく、入口正面の時計の長針が、かちりと上を差した。時刻は夜7時。

 

すると今まで彫刻のように動かなかった黒に身を包んだ男性が、女性達に向かって声をかけ始めた。

 

「ただいまから開演いたします。どうぞ、前へ」

 

列が一斉に動き出した。ふと前に顔を上げると、並んでいた1人の女性が不敵な笑みを浮かべていた。その女性が随分と場慣れしていているのを見て、私の不安がさらに膨れ上がっていった。

 

自分にはまだ早かったのではないか。勢いで飛び込んでみたは良いものの、ここにいるのは20歳をとうに越えた大人の女性たちがほとんどで、自分だけ浮いている存在のようで後ろめたい気分だった。

 

そんな私の胸中を無視して、列はどんどん進んでゆき、ついに私が先頭になった。

 

ロビーの扉が開かれ、足を一歩踏み入れた。

 

 

室内は暗く、照明もほぼついておらずいかにもといった怪しげな空間だった。

そこに赤い布地に金の脚でできた椅子がずらっと並べられている。女性たちは次々と椅子に座っていった。まるで何かに惹きつけられるかのように。

 

そして何より目を引いたのは、中央に位置した黒塗りの舞台装置だった。

 

そう、ここは






舞台版『心霊探偵八雲裁きの塔』

初回公演の劇場であった。

 

 

私の昔から大好きな小説が舞台化した、私にとって初の舞台鑑賞。

さらっと演じているように見えても、ゼロ距離で見えた俳優さんたちの額には大粒の汗が見えて

お芝居のエネルギーを感じました。

人の「演じる力」は凄いなと。次元の違う世界の、別人の人生を表現することに注ぐ熱量とは一体何なんだろうか。私の知らなかった演劇は目眩がするような衝撃を受けました。

幕が下りて、私は最後まで拍手を止めることが出来ませんでした。俳優さんたちに自分の中に起こった感動の蠢きを伝えるには、それしか方法がなかったのです。

 

 

私にはまだまだ知らないことがたくさんある。

それは知識かもしれない、経験かもしれない。だから私はもっと、知りたい。

 

人間とは欲深な生き物であるから、足りないものをより求めていく。

その強欲さが今私をつくっていく一部なのだとしたら、

私は、私に無いものをもっと求めたい。

自分のなかに世界を取り込んでいきたい。

 

そのために、フライを使いたいなと思える、とある月曜の1日でありました。

何もしないんじゃ勿体無い。

じっとしているだけではつまらない!

好きに全力を注ぐ価値をより知っていただけたら幸いです。

 


 



しゅうかつもがんばるぞ

2018-11-26 11:58:57 | 日記

みなさん、こんにちは。3年漕手の渡部です。

 

2018年シーズンも終わってしまい遂に冬練が始まりました。

早速ハードなエルゴのメニューが盛りだくさんで戦慄が止まりません。

しかし気づけば私たちの代が最高学年です。

最後に気持ち良く笑って終わるためにも、明るく着実に怪我や病気に気をつけてレベルアップしていきたいところです。

 

大学3年生のこの時期というとぼちぼち就職活動が始まったり始まらなかったりする頃でして、いろんな就活サイトからのメールが殺到してちょっとメールを確認しないだけで未読件数が500を超えてたり、就活会社から専用グループLINEに同期全員入れられたりするものです。

 

僕自身も自分の将来に向けて少しずつ動き始めているところなのですが、周りの同い年の大学生達は意外とハイスペックで少し焦ります。

花火を打ち上げるバイトをした経験を持っているだとか、retripの学生ライターだとか、2週に一回海外に行ってるだとか……

それと比べると自分の経歴って割と何もないなーって事に気付かされます。

しかし、いろんな大人と話していると結局は『何をしたか』ではなく『どのようにしたか』や『どのように感じたか』が大事みたいです。結果より過程です。

 

つまり、就活ではどんな珍しい事をしてきたかを競うのではなく、自分にとっては普通のことを如何に面白そうに話せるかの比重の方が重いらしいのです。

 

だからこそ、ボート部に入ったからには全力で練習して全力でやりきったと胸を張っていられることが重要なのかなと思いました。そうでないと結局何も持ってない大学生と変わりませんし。

 

なんか何が言いたいかよくわからなくなりましたが、つまりは就活とボートの二本柱で自分を見失わず冬を乗り越えていきたいなということです。

 

それでは、失礼します。


川よりコースより海派です 3年吉田潤

2018-11-26 11:51:54 | 日記

今シーズン副将を務めさせていただきます3年吉田です。まずは更新遅れて申し訳ありません。先日行われた立教レガッタを終えてこれから行われるイベントは全部最後なんだな、と感傷に浸っていたら期日を過ぎてしまいました。

就活も始まり自己分析をして過去の思い出などを振り返っていると驚くべきことに気づきました。私吉田潤は人生21年生きてきて1度も日本海を見たことがないということです!!飛行機の上からなどはありますが海岸から見たことがないのです!今後生きていく上で日本海を見たことがない日本人として過ごさなくてはいけないのが心苦しいです。鳥取の米子に遠征させていただいた時が一番のチャンスだった、と今後悔をしております。ということで自分のやりたいことが決まりました。いつか加山雄三の「海 その愛」を聴きながら日本海を眺めるということです。若大将かっこいいですよね。


ゆるり 3年吉川直哉

2018-11-21 10:26:00 | 日記

こんにちは。3年の吉川です。

早いもので、いつのまにか最高学年になってしまいました。時の流れは恐ろしいですね。

 

なんやかんやで2年半もこの生活を続けてきた訳ですが、よく心折れずにここまでやってきたなと。練習はホントにしんどいし、タイムで全て決まる、速いやつだけが上がっていけるっていう、割と残酷な競技です。

 

自分は体も大きくないし、速くはないし、特別なスキルがある訳でもない。でもなんとか逃げずにやってきました。「なんでこんな競技やってるんだ」と思わなかった訳ではないですが。

 

なんで続けられているのかなーって考えてみると、寮生活だから辞めづらいっていうのが一番ですね。嘘です。いや半分本当なんですけど、自分的には、無理をしすぎないってことが大きかったかなと思います。

 

この競技をやっている上ではあまり良くないのかもしれないですが、自分は周りとの差をそこまで気にしてません。「自分は自分のペースで」がモットーです。周りを気にしすぎて、必死こいて、無理して練習していたら、いつか疲れちゃう時が来ると思うからです。

 

甘ったれんな!と思う方もいるかもしれませんが、自分と向き合い続けるためにも、無理しすぎないことは大事なのかなーと感じます。本気で取り組まない訳じゃないですからね。自分が壊れないペースでってことです。

とは言っても、引退まで残り1年もないので、少しペースをあげなきゃいけませんね。

 

長々と書いてしまいましたが、こんなやつも中にはいるんだと思っていただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!