漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

浪人とは 1年 吉田

2022-12-13 14:39:55 | ロー人

こんにちは堂安に似ている(?)吉田です。

どうやらたけさんが「こーだいと堂安は似ている!!」と言い張っているようです。

 

 

 

 

その時吉田は思いました。

 

 

 

いや似てないだろ、

 

そんなこと先輩に言えるわけないのでここだけの秘密にしておきます。

 

 

今回は、タイトルにもある通り自分の浪人について書いていこうと思います。(前回の男子部紹介は気分的に延期させてください。思い出した時にでも書きます。優柔不断ですいません。)最近、成人式がもうそろそろであるという話になるたびによく思い出すのでこの内容になりました。

 

高校時代の自分は、今思えばちゃんと勉強が苦手だったような覚えがあり、このまま大学に進学することに謎の危機感を感じそのまま浪人することになりました。でも、兄弟の中で自分は唯一理系だし親に迷惑をかけないように国立を志望することにしました。

 

ちなみに高校時代の自分の成績は

こんな感じだったらしいです。懐かしい…

今見るとごくごく普通に感じますが当時は学校の中でも一番上のクラスだったので自分のことは秀才だと勘違いしていました。

 

兎に角、あっという間に一度目の受験期が終わり次の年に向けて動き出すわけです。勉強を始めようと思った矢先に大きな分岐点が出現するのです。それは『宅浪(自宅で勉強を続けること)?予備校?』問題です。当時の自分は『自分のペースで勉強したい』という思考だったしお金も100万近くかかってしまうので宅浪派だったのですが、兄からは「宅浪だけは絶対にするな・お金をかける価値が予備校にはある」と熱弁され渋々高校時代から通っていた河合塾津田沼校で浪人期間を過ごすことになりました。

 

予備校での浪人には、家庭事情なども絡んでくるため複雑な問題ではありますが、浪人経験のある自分からすると浪人生は親に頼み込んでも予備校には通うべきだと思います。結果からするとそれくらい大事な事だったように感じます。兄はよく「教育にかかるお金はリターンの大きい投資と同じ」的な話をしてましたがその辺は間違いないと思います。

 

長くなりましたがそんなこんなで予備校生活が始まります。そして春の授業が終わり8月の模試ラッシュになります。

 

いや飛びすぎだろと思われるかもしれませんが勉強以外何もしないくらいに必死にやっていたので、特に3月〜8月は勉強以外をしていた記憶がないので書けるようなことがありません。

 

この約4ヶ月で東北大や早稲田でA判定までもっていくことができました。とても嬉しくてたまらなかったのをよく覚えています。この時に限っては数学の全国順位は100位くらいでした。数少ない自慢話です。

 

ん?このペースならもっと上目指せんじゃね?とすら思っていましたが、そんなにうまくはいきませんでした。秋以降にあり得ないぐらいに失速しました。時にどう勉強していたか忘れてしまうくらいに腐敗していました。昨年の11月.12月あたりは特に何もかもがうまくいかない感じがして病的なくらいに鬱でした。人生の最下点的なやつです。

 

結果的に受験は撃沈してしまいました。というか共通テストで滑ってしまったため、希望していた大学に出願することができませんでした。渋々自宅から近かった千葉大学に出願し、一応合格をいただくことができましたが自分の志望していた分野ではなく雰囲気もそんなに好きではなかったので、なんだかんだご縁のある立教に進学することになりました。親にはとても申し訳なかったですが、二通りの人生を生きることはできないのでより後悔の少ない選択をさせてもらいました。本当に感謝しています。わがままでごめんなさい。

 

 

千葉大には、あっけなく合格した感じだったのですが自分が勉強してきたことが無駄ではなかったと思えてきて、『国立合格』というだけで、自分には大きな意味があったんだと感じます。

 

受験に限った話ではないですが所謂「成功する人」は、一度でも良い結果を出せる人ではなく良い結果を出し続けられる人なんだと痛感しました。

 

結局自分が浪人経験から得たものは、他人より優れた知識とか思考力とかよりも人生の教訓的なものが大きかったなと思います。

 

 

実際、大学に入って体育会に入ったのは「頑張っている自分が好き」という当たり前のことを浪人を経ることによって知ることができたからです。今のところ自分の選択は間違いではなかったと昔の自分に胸を張って言えるくらいに充実した生活を送っています。これからも今までの自分を失望させないように頑張っていきたいですね、

 

 

今、立教大学体育会ボート部には自分しか浪人経験のある人がいないため来年以降の新入生には「浪人して体も鈍ってしまったから体育会は無理」などと思わず、数少ない「本気で頑張れる環境」に身を置き誰よりも濃い4年間を一緒に過ごしましょう!そしてローニントークでも一緒にしましょう。

 

 

改めて考えると高校時代は文化部で1年間浪人していた自分でも選手として活動させてくれる場所ってとても貴重だし、本当にありがたいなぁと感じますね。

 

 

次は、早田ひな似の秋田美人の結月です。