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世界シェイクスピア・フェスティバルをロンドン2012に向けて開催

2012-04-24 | Weblog

(写真)ニュージーランドのNgakau Toa劇場で演じられるトロイラスとクレシダ

スワヒリ語から手話まで37の言語で演じられるシェイクスピアの37の劇が見られるフェスティバルが始まりました。

グローブ劇場は、ワールド・シェイクスピア・フェスティバルのまさしく本場であり、彼の生誕記念日の月曜日に始まりました。

夏のオリンピックに関連するロンドン2012フェスティバルの一部です。

多言語対応の芝居としてイギリス全土で多くのシェイクスピア作品が上演されます。

グローブ劇場は、ベラルーシ語でリア王を、リトアニア語でハムレットを、ヒットホップの作品が再翻訳されたハムレットを演じます。

多言語の演劇がシェイクスピア劇場を模倣した劇場で演じられます。

グローブ劇場の芸術ディレクターのトム・バードさんは、たとえ俳優が話す言語を話さない人でも物語を理解することは困難ではないと言いました。

「芝居で演じられている内容は舞台の上の役者の動きや彼らが身に着けているものからさえ理解することができるということが世界を回って分りました。」と彼は言いました。

「最も驚いたのは、世界中の人がシェイクスピアに感動しているということです。」

「人々は彼をイギリスの詩人ではなく世界の詩人の一人と考えています。」

グローブ劇場は大規模なワールド・シェイクスピア・フェスティバルの一部でロイヤル・シェイクスピア・カンパニーがコーディネートします。

それは11月まで続き、ストラトフォード・アポン・エイボンやバーミンガムやエジンバラやウエールズのアイステズホドでも上演されます。

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 グローブ劇場は、オリンピックにシェイクスピアの生誕の祝いを重ねてビッグ・イベントにしたようです。37言語の芝居をイギリス人は楽しんでいるようです。


                        ↓新緑をアップしました

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ビルマのテイン・セイン大統領が日本で投資の話をする

2012-04-21 | Weblog

 

(写真)2010年11月の選挙でビルマの指導者に選ばれたテイン・セイン大統領

ビルマのテイン・セイン大統領が5日間日本を訪問して経済支援や負債の救援を求めます。

ビルマの指導者が日本を訪問するのは28年ぶりです。EU諸国が経済制裁を緩める準備をしている折の訪問です。日本もビルマへの支援を始めるでしょう。

セイン氏は、2010年11月に権力に就いて以来、数十年続いた軍主導の政治を終えようとしています。

野党議員は議会で議席を得ることになっていますが、彼らの宣誓書に関する議論がそれを引き延ばしているようです。

今月初めに、民主主義を求める指導者アン・サン・スー・チー国民同盟(NLD)は補欠選挙で45議席のうち43議席を獲得し、彼女自身も議席を得ました。

しかし、彼女の党は宣誓書の言葉に関する理由で議会をボイコットするかもしれません。

軍が支配する名目上の文民政府は、政治犯を釈放しNLD を政治の場に受け入れることを認めました。

訪問中、セイン大統領は日本の野田首相と対話を行います。関係者によると、彼らは最大の債権者である日本へのビルマの負債の解決策を話し合うようです。

東京にいる記者は、これはビルマが必要としているインフラに日本が投資を始める機会になるだろうと言います。日本の企業も資源が豊富なビルマへの投資を切望しています。

ブリュッセルにいる外交官達は、「外務相がルクセンブルグで会った時彼らは現在のビルマに対するEUの制裁が停止される大きな機会として期待している」と記者に語りました。

情報筋によると、多くの政府関係者に科されている旅行禁止や資産凍結は解除されることになるようです。武器禁輸措置だけは解除されないだろうと言います。

ビルマに支援や開発資金が入り、経済の主要な部分の投資になるでしょう。

米国とオーストラリアはすでに政治改革に応じてビルマへの制裁の一部を解除しています。米議員は、米国はテイン・セインの改革の大胆な実行に応じて更なる解除を行うだろうと言いました。

「利用すべき好機がある状況の中でも保護すべきことはあるが、貿易を進める努力をすべきだ。」と彼はAP通信に語りました。

月曜日にビルマで議会が再招集される予定です。最近の選挙でスー・チーさんの党が勝利をしたにもかかわらず、まだ軍主導の支配が続いています。議席の4分の1が軍に割り当てられています。

宣誓書に関する議論が制裁への動きに影を投げかけています。

NLDは、議会宣誓書の中の或る言葉を変えるように望んでいます。 NLDは、憲法を〝守る″と約束するよりも、単純に憲法を〝尊重する″とすることを望んでいます。

要するに、党が長い間主張している重要な点は古い軍事政権が起草した憲法は非民主的だから変更すべきだということです。

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テイン・セインさんが野田首相と握手をしている場面をテレビで見ました。彼はいかにも人が好さそうで「本当は憲法を変えたいのだけど…」と言いたそうに見えます。「だけど軍がね~」とも言いたげです。実際、急速な民主化に対して軍がクーデターを起こさんばかりの発言をしています。そんな齟齬のある状態で制裁は解除され得るのでしょうか。

 


     ↓近くに大規模商業施設「イオンモール福津」がオープンしました

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南スーダンがHeglig油田から軍を撤退させる

2012-04-20 | Weblog

南スーダンのサルファ・キール大統領はスーダンの国境をまたがっているHeglig油田からの軍の撤退を命じました。

南スーダン軍は、スーダンが油田を攻撃の基地として使っていると非難して先週油田を占領しました。

国連の潘基文総長は、占領は不法だと言い、スーダンに南スーダンを攻撃するのを止めるように呼びかけました。

先週、両国間の争いが激しさを増してきて全面戦争に発展する不安が高まっています。

南スーダンは、150万人以上が死亡した20年に及ぶ激しい内戦を終了させた2005年の和平交渉に基づいて昨年7月に独立しました。

木曜日に、南スーダンは北の隣国と戦争をすることに関心はない、もし国連が監視団を派遣するならHegligから撤退するだけだとする声明を出しました。

その前日に、スーダンのオマル・アル‐バシル大統領はスーダンの石油の半分以上を供給するHegligを失うのならジュバに政府を置くと脅していました。

ローター通信は、撤退は南スーダン政府と対話を行うための環境作りのために命じられたと伝えています。

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昨年南スーダンが独立したときから油田地帯が両国の境界線にあり、いまだに明確な国境が敷かれていないので紛争は予想されていました。その前から北と南は数十年も内紛が続いていました。一応、南は3日以内に軍を撤退させるそうなのですが…?


スリランカで雌鶏が卵からではない雛を産む

2012-04-19 | Weblog

 

(写真)卵から産まれたのではない雛は生き延びましたが、母鶏は死にました。

スリランカの雌鶏が卵からではなく雛を産み、鶏と卵はどちらが先かという古くからある疑問に新たな意外性を与えています。

卵は雌鶏の体外で抱かれることなく、21日間雌鶏に体内で育てられて体内で雛が孵りました。

母鶏は死にましたが、雛は十分成長していて健康です。

地方政府の獣医である職員は、このようなことは今までに見たことがないと言いました。

現場の獣医スタッフ長は雌鶏の死体を調べました。

受精卵が雌鶏の生殖器官の中で成長して孵るまで母体内にいたことが分りました。

雌鶏の検死の結果、体内の傷が原因で死亡したとする結論が出ました。

コロンボにいる記者は、スリランカ・ディリー・ミラー紙が「鶏が先で、卵が先ではない」と結論付けたことで、スリランカで話題になっていると伝えています。

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雌鶏は難産で体内に傷を負い死亡したようです。ふつうなら雛は卵から孵るので傷を負うことはないのに、不幸な鶏生でした。それにしても、雛が親鳥の体内で卵のまま成長して生まれるとは不思議です。

それを見て「鶏が先だということが分かった」というブラック的ユーモアが痛々しいです。

 


パソコンが無事に退院しましたが、大手術だったので後が大変でした。購入時より写真の色がおかしくて、結局ウインドウズに原因がるということが分かり、インストールし直したそうで、すっかり初期化されました。何もかも最初からの仕事にもううんざりです。ただ、色彩はよくなり写真のアップにも調整を必要としなくなったことは嬉しいです。本来ならあり得ないこととはいえ。

    ↓フォトアルバムをたくさん作って実験してみました

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インドが長距離ミサイルを試験発射

2012-04-19 | Weblog

                  インドが長距離ミサイルを試験発射

(写真)インドは核弾頭を搭載できる長距離大陸間弾道ミサイルを実験発射する予定です。

発射準備されているAgni-Vミサイルは5,000キロメートル以上の距離のミサイルで、オリッサ州東部で打ち上げられる予定です。

解説者は、ヒンズー語とサンスクリット語で"火神″という意味のAgniミサイルはインドのミサイルを基にした核抑止の礎石だと言います。

ミサイルはインドで最も精巧な武器の一つです。

2010年に、インドのAgni-IIは2,000km以上の中距離弾道ミサイルの試験発射に成功しました。

1.5トンの弾頭を敵国中国領土の奥まで打ち込む能力のあるAgni-Vミサイルの実験発射の成功は、2014年か15年までに実用化されればインドの核抑止力を高めることになると防衛アナリストのベディ氏は言います。

17.5mの高さの固定燃料は3段階式で打ち上げ重量は50トン、かかった費用は4億8,000万ドルです。

中国とロシアとフランスと米国と英国だけがそのような長距離弾道ミサイルを持っています。イスラエルは持っていると考えられています。

「Agni-Vは現代の脅威認識に備えたもので、国防軍や他の機関によって決定される。」と防衛研究・開発組織(DRDO)の報道官がAFP通信に語りました。

「これは戦争を避けるための抑止力であって特定の国に向かうものではない」と彼は言いました。

彼は、インドは先に核を使用しないことを理念としていると言い、インドのミサイル計画は純粋に防衛のためのものだと述べました。

防衛大臣の科学アドバイザーのサラスワッチ氏は、打ち上げは〝歴史的な日″になるだろうとヒンズー紙に語りました。

「Agni-Vは時代の流れを大きく変える驚くべき技術だ。複数の機能を駆使する武器だ」と彼は言いました。

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インドも次々と多額の費用をかけて核弾道ミサイルを開発しているようです。国民は貧しいのに!

北朝鮮はどう思うでしょうか。核保有国になれば世界に文句を言われないということを再認識して、核開発に励むかもしれません。 実際、北朝鮮やイランは駄目でイスラエルや核保有国は黙認するというのは、鳩山さんじゃないけど、ダブルスタンダードですね。自分達も核を止めてこその説得力でしょう。

アグニ(अग्नि [agni])は、インド神話の火神だそうです。