(写真)東京湾に注ぐ川で数週間を過ごしたペンギン337号
東京の水族館から逃げ出した若いペンギンが東京で2か月以上気ままに過ごした後、捕まりました。
フンボルトペンギンは、3月に、東京シー・ライフ・パークの壁を乗り越えてフェンスから滑り抜けました。
東京湾に流れる川で泳いでいるところが数回見られましたが、うまく逃れていました。
その1才の逃亡者は、木曜日の夕方遂に捕まりました。
朝、ペンギンが見えると伝えられた二人の捕獲人が川に行き、その日の夕方、川の土手でようやく捕まえたと東京シー・ライフ・パークの広報担当者がBBCに語りました。
337号だけが分っているそのペンギンは、専門家の検査を受けましたが体調は良いようです。
「痩せてはいませんが、太ってもいません。健康状態は良いようです。」と彼は言いました。
ペンギンが逃げた後、水族館は健康を心配して従業員に探させていました。
ある時は、日本の沿岸警備隊がペンギンを見かけて追っかけましたが、捕まえることができませんでした。
水族館の副館長は、「ペンギンが生きて戻ってきてくれて安心した。」と共同通信に語りました。
ペンギンは、パークにいる135羽のペンギンの中の1羽です。フンボルトペンギンは南米の太平洋岸やチリやペルーの沖合の島に生息しています。
フンボルトペンギンの数は減少しています。理由の一つとして、エルニーニョ現象による海面温度の上昇や餌不足が挙げられます。
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以前、逃げたフンボルトのBBC記事を訳したことを思い出して懐かしく、この記事は見逃せませんでした。まだ生きていたのだと感動しました!
↓読売オンラインの記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120524-OYT1T01129.htm?from=navr
↓ユーチューブの画像
http://www.youtube.com/watch?v=wJzkk5S0tUI&feature=youtube_gdata
ペンギンは数が多いから、名前がなく、337号と表現されているのですね。
まるで囚人みたいで、ちょっと気の毒。