(写真)ウイーンの国連フォーラムで発言をしたエルドガン首相
トルコのエルドガン首相は、シオニズムを人道に反する犯罪と決めつけたとして米国とイスラエルと国連に厳しく非難されました。
彼は、今週、国連のフォーラムで、「シオニズムや反ユダヤ主義やファシズムと同様に、イスラム教への嫌悪が人道に対する罪と考えられているのは避けられない。」と語りました。
イスラエルのネタニヤフ首相はその発言を無知無学で偽りだと言いました。
米国の新国務長官のジョン・ケリー氏は、金曜日にトルコの首相と会う時にその問題を取り上げると期待されています。
彼は、シリアの危機に関して話し合うためにアンカラにいます。
しかし、彼の訪問は、今週初めにウイーンの国連同盟文明フォーラムの会合でシオニズムをファシズムや反ユダヤ主義やイスラム嫌いに例えたエルドガン首相の発言によって影が薄くなっています。
彼の発言は、無学で偽りの発言としてネタニヤフ政権から強い批判を受けました。
国連安全保障会議のヴィエター報道官は、「シオニズムを人道に対する犯罪と表現することは屈辱的で誤っていると。」と言いました。
国連の潘基文事務総長事務所は、総長はエルドガン首相の演説を通訳を通して聞いたと言い、そのような感情を傷つけ不和を起こすような発言が責任あるリーダーシップというテーマの下で開かれている会合で発せられたことは不適切だと言いました。
支援品を運んでいた小型船隊に乗船していたトルコの活動家が、イスラエルのガザの海上封鎖を突破しようとしてイスラエル軍と衝突し9人が死亡した2010年5月以来イスラエルとトルコの関係は悪化しています。
***************
トルコとイスラエルの犬猿の仲は有名です。宗教の違いが大きな原因だと思いますが、国連のような大舞台でよく口争いをしています。私はトルコの言い分に賛同することが多いのですが、イスラエルには国連や米国などが必ず味方します。資金力が物を言うのですね。
きのうは春一番。ゴルフに行かなくてよかった。(実は行く予定でした)
トルコ支援派であります(笑)
大体、自分たちが勝手に「約束された地」と思い込み主張しているだけのことに、何で、巻き込まれなければならないのか?
これが許されるのであれば、先住民に、米国の土地を皆返しましょう!!
現在のイスラエル国土は、オスマントルコ時代に、トルコの法律にのっとって、ユダヤ人が購入した土地です。
そこをイスラエル、他の部分をアラブと分割したのが1948年の国連承認によるイスラエル建国です。
それと、トルコとイスラエルはつい最近までとても仲がよかった。イスラエル軍の訓練はトルコ領内で行われていたくらいです。
雲行きが変わったのはトルコが親イスラム政権に変わってからです。
イスラエルに必ず国連が味方するというのも事実に反します。アメリカは必ず味方しますが、国連はすでにもう久しく反イスラエルです。
つい先日も、テロ組織を国家扱いする決定をしたばかりでしょう?
それと、もう一つ事実を。
イスラエル国民の過半数はパレスチナ国家設立に賛成しています。
条件はただ一つ。パレスチナ(とアラブ)がイスラエルの生存権を公に認めるということです。