パキスタンの警察は、イスラム教徒を嘲笑するアマチュアビデオに対して抗議をするデモ隊と首都イスラマバードの米大使館の外で衝突しました。
警察は、およそ1,000人の群衆を阻止しようとして、一斉射撃や催涙ガスを発射しました。パキスタン政府は軍に支援を求めました。
米国で作られたフィルムは預言者ムハンマドを屈辱していると言われています。
中東や北アフリカで抗議中に数人が死亡しました。ほとんどの大使館がある敷地に通じる道は治安強化のために封鎖されました。テレビの映像は、警察がデモ隊を抑止しようとして混とんとした状態になった光景を写し出しました。
人形は焼かれ、石やミサイルが警察に向けて投げられました。水曜日、同じ地区のデモでおよそ500人が大使館敷地の門の外に集まりました。
米国務省は、不要なパキスタンへの旅をしないようにと警告しました。また、パキスタンにいるアメリカ人にデモや集会を避けるように注意しました。
9月11日に、ベンガジの領事館が攻撃されてリビアの米大使が死亡しました。以来、世界中の国でデモが行われました。
水曜日には、フランスの雑誌が預言者ムハンマドの猥褻な漫画を発行して西側に対する緊張を高めています。パキスタン政府は、国民が平和にデモができるように金曜日を国民の祝日にするとしました。
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米国でエジプト人のコプト教徒が作ったとされる預言者を屈辱的に描いたフィルムに対する抗議デモがパキスタンにも飛び火したようです。おまけにフランスの雑誌までムハンマドの猥褻な漫画を発行して怒りを煽っています。責任のある言論の自由を行使してほしいものです。中国のデモが落ち着いてきたら、中東のデモが再び目立ってきました。