(写真) アフリカの3か国を訪問中の安倍首相
中国と日本は、アフリカに対してより多くの資金提供を約束していると相互に批判しています。
日本は、中国が贅沢な贈り物でアフリカ諸国の指導者を誘惑していると示唆しています。
一方、中国は、日本が国連安全保障理事会のメンバーの地位を獲得するためにアフリカの支持を取り付けようとしていると非難しています。
日本の安倍首相は、8年ぶりの日本の首相訪問となるアフリカの3か国を訪問中です。
安倍首相は、エチオピアとコートジボアールとモザンビークを訪問中に140億ドル以上の支援と貿易を約束する予定です。
中国は、アフリカを外国投資の「黄金の土地」と歓迎して、アフリカ大陸への支援を倍増し、年間200億ドルを約束しました。
中国外務相は、今月、東西アフリカを訪問しています。
安倍首相の谷口報道官は、アフリカにおける投資の面で日本は中国に遅れていることを認めています。
しかし、彼は、「日本や英国やフランスのような国は、アフリカの指導者に美しい家や美しい閣僚の建物を提供することはあり得ない。」とBBC に語りました。
中国人は、しばしば、エチオピアにあるアフリカ連合本部を含む公共の建物に資金を提供しています。安倍首相は、火曜日に、そこを訪問する予定です。
谷口氏は、「日本の支援政策は、実際、アフリカの人々を支援するものです。多くのアフリカの指導者は、日本との強い関係を通して専門的技術やノウハウを得ることができると信じています。」と言いました。
中国は、アフリカの支援や協力には全く私心はないと主張しています。
中国の外相は、中国は、自国の利益のために他国と競争したり、単なる政治的動機からアフリカに支援提供する〝特定の国″ は認めないと香港のMing Pao紙に語りました。
これは、国連安全保障理事会の常任委員国を決める選挙でアフリカの指導者の票を獲得するための日本の試みに言及しているようです。中国は反対しています。
*************
日本のニュースで、安倍首相のアフリカ訪問と投資のニュースはよく聞きますが、中国の反応はあまり報じられていないように思います。安倍首相の高揚感に満ちた集中的なアフリカ訪問に中国が黙っている筈はないと思っていましたが、やっぱり反論がありました。制裁や治安の問題で先進国が及び腰になっている間に、中国は貪るようにアフリカ諸国の資源外交を広げてきました。今、日本が動き出したことは、中国にとって脅威になっているようですね。