今日は、非常勤先の学校で卒業式が行われた。高等部の卒業式である。俺はこの学校で、今年度でちょうど4年働いたけど、思えば卒業式に参加するのって初めてだなぁ、と。まぁ、非常勤は別に勤務日じゃないので普通こういう日は来ないんだけどね。でもなんか、非常勤だから毎日じゃないし、本当にチョコチョコだったけどさ、高等部に入学してきた時から見てきた生徒だからね、何と言うか、見とどけたいじゃないですか。「見とどける」なんて言うと偉そうだけど、単純にただ俺がね、見たかったんです。今回はいろいろと心配されたが、無事、式は行われた。
特別支援学校だし、それほど大きな学校でもないので卒業生も少ない。後日、別な場所で卒業証書を授与する卒業生もいるようで、本日の卒業式には、4名の卒業生とそのご家族が参加。そしてもう一名の生徒は、亡くなったのだろうか、ご家族だけが参加されていた。
式は滞りなく執り行われた。在校生の送辞も、卒業生の答辞も良かった。答辞の時に、卒業生のいろいろな思い出の写真がスクリーンに写されたんだけど、そのスライドもとっても凝っていてステキだった。以前スライドを作る担当の先生が「んんん、スライドどうしようかなぁ。○○先生去年どうしたんですか?」「去年はね、僕ね、凝ったんだよねぇ…」「ええ!!!うそ!!!!!」「がんばったなぁ…」「ちょ、ちょっと、参考にさせて頂いても…」みたいな会話を聞いていたので、すごく微笑ましかった。
体育館で卒業生を見送って無事式は終わった。それから在校生はすぐにバスで帰る。俺は今年度もう学校に来る事はないので、みんなと会えるのは新年度が始まってからだ。しばしの間お別れでごんす。
先生方はまだこれからお仕事があるようだが、俺は特にもうやる事も無いので帰ろうと思ったら、職員室である先生が「これから卒業生のお見送りをしま~す」と言う。え、これから?とりあえず、先生方について行ってみる。
特別支援学校はどこもそうだと思うが、車イスの生徒が多いためエレベーターが設置されている。卒業生控え室は3階にあり、そこからエレベーターで1階に下りて帰るんだけど、そのエレベーターの前から玄関まで、小学部、中学部、高等部、その他保健室の先生方など、もう学校中の先生が集まって、ギターを弾く人、トランペットやらフルートやらたて笛やタンバリンやら、もう学校中ありったけの楽器で、「たんぽぽ」という歌を、もう全員で大合唱の大演奏。まだ卒業生が降りてくる気配は無いのに、もうお見送りの先生方は全力たんぽぽ。短い歌なので、もうエンドレスたんぽぽ。エレベーターが動きだし、3階まで行って1階に下りてきた。さあ!!!!!とドアが開いたら誰も乗ってなくて「えええええ!!!!!!」みたいなお約束もあり、その後、卒業生が1名ずつ、担任の先生やご家族の方々と一緒にエレベーターから降りてくる。そしたらもう「おおおおおめええええでえええええとおおおおおーーーーーーー!!!!!!!!」と大変なお見送り。ご家族のみの参加だった方々は階段から降りてきて、そっと横から帰ろうとしていたところを、ある先生が見つけて「どうぞどうぞ!!!!!」と花道へ。息子さんや娘さんは「え、いいの?」みたいな感じで戸惑っていたが、それでも嬉しそうだったし、お母さんはすごい泣いてらっしゃった。
卒業生がみんな外に出ると、今度はお見送りの先生方全員も外に出て、引き続き大合唱の大演奏。卒業生がみんな車に乗って帰って行く。いろいろ授業を受け持った先生方は車の窓から生徒に声をかけたりご家族にあいさつをしたり、先生方もご家族もみんな号泣だ。窓から何本ものカラフルな紙テープを伸ばして車は去っていく。最後の車が門を出るまで、大合唱に大演奏、そして拍手の渦は鳴りやまなかった。そして全ての車が門を出ると、卒業生を受け持っていた先生方が並んで他の先生方に「ありがとうございました」と。そして最後にまた大きな拍手。これで本当に終わりのようです。地震の影響で式が出来ないかもしれないという不安もあったが、無事行う事が出来て本当に良かった。
俺は特別支援学校はここしか知らないけど、どこもこんな感じの卒業式なのだろうか。ものすごく幸せな時間だった。見送る方も見送られる方も、みんなが幸せになるような卒業式。本当に、生徒たちも先生方も素晴らしい。こんな先生方と出会えた生徒たちは本当に幸せだろうし、この生徒たちだから先生方も、日々大変ながらも生徒の前では笑顔になれて元気をもらえたのだろう。本当に、本当に幸せな時間だった。
しかし、数年ぶりにスーツを着たなぁ。
特別支援学校だし、それほど大きな学校でもないので卒業生も少ない。後日、別な場所で卒業証書を授与する卒業生もいるようで、本日の卒業式には、4名の卒業生とそのご家族が参加。そしてもう一名の生徒は、亡くなったのだろうか、ご家族だけが参加されていた。
式は滞りなく執り行われた。在校生の送辞も、卒業生の答辞も良かった。答辞の時に、卒業生のいろいろな思い出の写真がスクリーンに写されたんだけど、そのスライドもとっても凝っていてステキだった。以前スライドを作る担当の先生が「んんん、スライドどうしようかなぁ。○○先生去年どうしたんですか?」「去年はね、僕ね、凝ったんだよねぇ…」「ええ!!!うそ!!!!!」「がんばったなぁ…」「ちょ、ちょっと、参考にさせて頂いても…」みたいな会話を聞いていたので、すごく微笑ましかった。
体育館で卒業生を見送って無事式は終わった。それから在校生はすぐにバスで帰る。俺は今年度もう学校に来る事はないので、みんなと会えるのは新年度が始まってからだ。しばしの間お別れでごんす。
先生方はまだこれからお仕事があるようだが、俺は特にもうやる事も無いので帰ろうと思ったら、職員室である先生が「これから卒業生のお見送りをしま~す」と言う。え、これから?とりあえず、先生方について行ってみる。
特別支援学校はどこもそうだと思うが、車イスの生徒が多いためエレベーターが設置されている。卒業生控え室は3階にあり、そこからエレベーターで1階に下りて帰るんだけど、そのエレベーターの前から玄関まで、小学部、中学部、高等部、その他保健室の先生方など、もう学校中の先生が集まって、ギターを弾く人、トランペットやらフルートやらたて笛やタンバリンやら、もう学校中ありったけの楽器で、「たんぽぽ」という歌を、もう全員で大合唱の大演奏。まだ卒業生が降りてくる気配は無いのに、もうお見送りの先生方は全力たんぽぽ。短い歌なので、もうエンドレスたんぽぽ。エレベーターが動きだし、3階まで行って1階に下りてきた。さあ!!!!!とドアが開いたら誰も乗ってなくて「えええええ!!!!!!」みたいなお約束もあり、その後、卒業生が1名ずつ、担任の先生やご家族の方々と一緒にエレベーターから降りてくる。そしたらもう「おおおおおめええええでえええええとおおおおおーーーーーーー!!!!!!!!」と大変なお見送り。ご家族のみの参加だった方々は階段から降りてきて、そっと横から帰ろうとしていたところを、ある先生が見つけて「どうぞどうぞ!!!!!」と花道へ。息子さんや娘さんは「え、いいの?」みたいな感じで戸惑っていたが、それでも嬉しそうだったし、お母さんはすごい泣いてらっしゃった。
卒業生がみんな外に出ると、今度はお見送りの先生方全員も外に出て、引き続き大合唱の大演奏。卒業生がみんな車に乗って帰って行く。いろいろ授業を受け持った先生方は車の窓から生徒に声をかけたりご家族にあいさつをしたり、先生方もご家族もみんな号泣だ。窓から何本ものカラフルな紙テープを伸ばして車は去っていく。最後の車が門を出るまで、大合唱に大演奏、そして拍手の渦は鳴りやまなかった。そして全ての車が門を出ると、卒業生を受け持っていた先生方が並んで他の先生方に「ありがとうございました」と。そして最後にまた大きな拍手。これで本当に終わりのようです。地震の影響で式が出来ないかもしれないという不安もあったが、無事行う事が出来て本当に良かった。
俺は特別支援学校はここしか知らないけど、どこもこんな感じの卒業式なのだろうか。ものすごく幸せな時間だった。見送る方も見送られる方も、みんなが幸せになるような卒業式。本当に、生徒たちも先生方も素晴らしい。こんな先生方と出会えた生徒たちは本当に幸せだろうし、この生徒たちだから先生方も、日々大変ながらも生徒の前では笑顔になれて元気をもらえたのだろう。本当に、本当に幸せな時間だった。
しかし、数年ぶりにスーツを着たなぁ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます