酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

仙台へ

2013年04月29日 22時45分00秒 | 日記
仙台で行われた「ダンス幼稚園」というイベントに参加してきた。
仙台の向山幼稚園という場所で、去年から始まった企画で、今回が3回目だという「ダンス幼稚園」。
何組ものパフォーマーがやってきて、園内のいたるところで、同時多発的にさまざまなパフォーマンスを繰り広げるというイベントだ。

仙台出身であるダンサーのてっしーが、そのイベントに参加するとのことで、てっしーから「出ませんか?」とのお誘いをいただき、てっしーの作品に参加させていただくことに。
てっしーの作品は、男6人、女6人の大所帯。2分ちょいという短い作品ではあるけど、リハの回数が少ない上に、全員そろうのは本番当日のみで、振りはかなり細かく、そして速い。さらに段取りもいろいろありと、それはもう、大変だ。大変だけど、てっしーや、メンバーを見て、絶対に大丈夫だと思った。

本番は27日の土曜日。ダンス幼稚園ということで、当然お客は、園児とそのお父さんやお母さんが主。その他、出演者の家族だったり友人だったり、近所の方々だったり。主に子供たちを対象にしたイベントということで、午前中に行われ、当然そうなると集合時間も早くなる。

てっしーチームは人数が多く、それぞれの都合もあるので、仙台入りがバラバラ。俺含め、4人は同じ時間で新幹線で仙台へ。さすが新幹線、あっと言う間に仙台に到着し、先に仙台入りしていたメンバーと合流し、さっそく牛タン。



その後、それぞれの宿泊先へ移動し、当日は現地集合。

朝は5時には起きて、仙台駅まで移動し、そこから現地までタクシーで向かう。タクシーの運転手の方が、俺ら一人ひとりに、「ほうれん草飴」と「トマト飴」という珍しい味の飴をくれる。

「いやぁ、何か他と変わったことをやってみたいというのもあり、これとっても美味しいから、食べてほしくてね、私のタクシーに乗ってくれたお客さんには配っているんです」

とのこと。タクシー運転手ならではの面白いエピソードも聞かせていただく。そんな、朝からステキ出会いをして、会場である向山幼稚園に到着。

ここがまた、とっっっっってもステキな幼稚園。本当に山の中にあるアスレチックみたいな場所。いやが上にもテンションが上がる。

出演者も全組そろい、いろいろ説明を受けたあとに、それぞれの場所で各自場当たり。特にスタッフがそれぞれつくわけではないので、各々決められた時間内でやらねばならない。そして、今回てっしーチームのメンバーには、自分も他のパフォーマンスがあるけど、掛け持ちでてっしー作品に出るという人も数名ほどいらっしゃる。そんな人はもう、あっちこっちとかなり忙しい。

仙台はこのところ天気がよくなかったらしく、園庭の土が泥状になっている。スタッフの方々が、なんとか水たまりを取り除き、乾いた土などをかぶせてくれたが、なかなかに足場は悪い。時折雨がパラパラと降ってくるも、そこまで本降りにはならず、もともと外でやるつもりだったので、これくらいならいける!!!!と外で決行。

天気予報は良くなかったらしいが、その後も、時折パラパラ程度で、雨足が強くなることはなかった。良かった!!!!

てっしーチームは、園庭と、裏庭みたいなところで2回のパフォーマンス。まぁ、かなりバタバタしてたけども、楽しかった。とっても楽しかった。子供たちや大人たちの、もうみんなの反応が最高に楽しかった。

1回目は園庭で。それが終わったら、他に自分らのパフォーマンスがあるメンバーは、すぐに着替えて次の準備。そしてそれが終わったら、2回目のてっしー作品の準備と、それもう目まぐるしい展開に。俺はてっしー作品のみなので、1回目と2回目の間は、客として他のパフォーマンスを見てまわる。

そして2回目のてっしー作品は裏庭で。ほんと一瞬で終わっちゃうけども、最高に楽しくてテンパって、濃ゆい一瞬。
このイベントは、投げ銭制で、パフォーマンスが終わってから、小銭が包まれた紙が、パフォーマーに、客から直接いただける、というシステムになっている。たいていは10円玉とかだけど、それを、子供たちが親から「ほら、お兄ちゃんにあげてらっしゃい」とか言われて、恐る恐るの子供もいれば、「はいはいはーい!!!!」と積極的に渡してくれる子供もいる。「やだやだー!!」と泣きながらも、親に抱きかかえられ、投げ銭をくれる子供もいたり。そんな光景を見て、本当に、とってもステキだなぁ、と心から思った。投げ銭の時だけじゃなく、パフォーマンス中だって、観る側にとくに決まりなんてない。子供達は走り回り、パフォーマンス中の演者に絡んだりもするけど、絡んじゃいけないって場合は、子供たちは空気を読む。そしてそのパフォーマンスを、自分が楽しめたかどうか、というよりも、一生懸命パフォーマンスをしたパフォーマーに、子供たちは投げ銭を投げる。うまく言葉にはできないけど、なんてステキな空間なんだろうと。

その上手く言葉にできないものを、最後の、出演者・スタッフ集まっての反省会の時に、幼稚園の先生が、的確に言葉にしてくれた。

「僕たちは、子供たちに、自分に一生懸命になっている姿というものを見せることができない。どうしても僕たちは、子供たちのために、というようになってしまうので、自分の事に一生懸命!!という姿を見せるのは難しい。だから、このように、自分の活動を一生懸命なさっているパフォーマーの方々をお呼びしてパフォーマンスをしていただき、そんな姿を子供達に観てもらうことで、子供たちにも、自分に一生懸命に生きてほしいし、自分のやりたいことというものを、自分で選べるようになってほしい。」

うろ覚えだけども、このような事をお話になったように思う。こういう言葉を聞いて、本当に素晴らしいと思った。俺はパフォーマー側の立場だから、教育者側の意見であれば、「だけど、それにはこういう問題点が」というところもあるのかもしれない。だけど、やっぱり素敵だと思った。まだ3回目だし、まだまだ問題点はあるだろう。だけど、こういう企画が、もっともっといろんな場所で増えればいいのにと、心から思った。

一緒に踊ったメンバーはもちろんのこと、他の参加者やスタッフの方々、宿泊施設の方だったり、とってもステキな方々との出会いに、本当にもう感謝感謝。

夢だったんじゃないかってくらい、あっという間の出来事だったな。ありがとうー!!!!!



こちら園庭です。ただいま場当たり中。





別な角度から、園庭。こんな場所で踊りました~。




こちらは裏庭~。




とってもステキな遊具です。




あぁ、もっと写真たくさん撮ればよかったぁ。。。


こちら全体の写真、フェイスブックから拝借。みなさんありがとうございました~。
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2 コメント

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ありがとうございます!! (りつ)
2013-04-30 01:21:36
確かに、非常勤ではありますが、さまざまな子供達と関わっているので、いろいろと感じるところはありました。難しいと思う点はあれど、絶対に、もっともっとこういうイベントがあればいいと思います。


そして、シズエさんのおっしゃる通り、こういう思い出を残すにはブログだなと。ツイッターは楽なので、ついついツイッターばかりになってしまい、ブログがおろそかになりがちですが、僕は基本的にブログのような長文を書く方が好きなので、これからも、ちょいちょい更新していこうと思います~。

稚内は、本当に、完全無計画旅行で、行って、ただ帰ってくるくらいになるかと思われます。。
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いいですね。とても。 (シズエ)
2013-04-30 00:40:23
幼稚園。すごく素敵な場所で、先生達のお話も素敵でした。普段、教育の場でも、活躍されてる加藤さんは私では想像つかないくらい色々感じたんだろうなぁ。とか。
後、話はズレますが、こういう思い出が(自分の感じた事とか)きちんと残るのは、やはりブログだなぁとしみじみしました。
稚内行ったらまた書いて欲しいです。楽しみにしています
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