酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

引き出しが開かない…

2012年01月19日 01時04分48秒 | 日記
職場で放課後、明日の授業の準備などをチョロチョロとしていたら、すぐ横の机で何やらガタガタ音がする。見てみると、ある女性の介護職員さんが、ガタガタと机の引き出しを開けようとしている。どうやら引き出しが開かないらしい。机にくっ付いている引き出しではなく、引き出しは引き出しのみで独立している形のものなのだが、それがどうにも開かないらしいのだ。近くの席の職員さんたちが「どうしたの?」と言いだし、聞くところによると、引き出しの鍵を引き出しの中に入れたまま閉めたら、どういうわけか鍵がかかってしまったとのこと。そんな事があるのかどうかわからないし、俺も聞き耳を立てていた程度なので、詳しくはわからない。でも、どうにも開かないようなのだ。さらに、どうやらスペアキーも引き出しの中らしい。もはや万事休す・・・とは言え、引き出しの中には大事な資料などが入っているんだろうから、万事休するわけにはいかない。

「この引き出しと同じタイプの引き出しの人・・・」

と言って鍵を借りてみても、当然合うはずもない。「これはもうピッキングしかない!!」という話になり、クリップをカギ穴に突っ込んでみても、そりゃ開くはずもない。クリップを突っ込んだ人も、突っ込んでカチャカチャやりながら「これで開いちゃったら、なんか私、疑われちゃうよね」みたいな事をおっしゃっている。結局、なんか詳しそうな先生を呼んでくる事に。その先生を呼んでくる間、当の女性職員さんは、イスに座り、背中を丸めながらヘアピンをカギ穴に突っ込んでカチャカチャさせている。なんかその姿がものすごく切なくて、申し訳ないが、メチャクチャ面白くて笑ってしまった。「あ、開きますかね?」と言ったら、その方は「は、なんか眠くなって来ちゃった」とのこと。本人はすごく深刻だったのかもしれないけど、全然深刻な感じじゃない空気がとっても面白かった。

詳しそうな先生がやってきて、引き出しを横にしたり縦にしたり、ねじを取ったりなんだりして、でも全然開く気配は見せてくれない。そして、それに詳しそうな男性の介護職員さんも加わって、二人でいろいろと「同じタイプの引き出しを見てみよう」「なるほど、鍵はこう言う感じにかかっているのか」とか言いつつ、結構な大事にまで発展してしまう。当の本人である女性職員さんは顔を赤らめて笑っていらっしゃる。そんな状況が面白くて俺も笑ってしまう。先生が「なんか、鉄の平べったい、こう、90°に曲がった道具とかあればなぁ・・・」とか言ったら、男性の職員さんが「これは?」と言って、まさにそんな道具を出すではないですか。もうその瞬間ね、思わずね「なんでそんなの持ってんの!!!!」って言っちゃいましたよ。

バン!!!!

その道具を駆使して、ようやく引き出しが開きました。あの瞬間の「!!!!!!」っていう感じがすごく気持ちよかった。そして開いた引き出しの中は、引き出しの大きさに比べると、あまりにも可愛らしい量のファイルがポツリと入っているだけ・・・。いや、とっても大事な資料なんだろうけど、ごめんなさい。やっぱり笑っちゃいました。そして無事に鍵を手にして、よかった~・・・と終わると思ったら、先生が「良かった良かった」と言って引き出しを閉めたら、女性職員さんが「いだ!!!!」と言って指を思いきり挟んでしまって「あ!!!ごめんごめん!!!!」みたいな、見事なオチもつけてくださって、ホント映像に残しておきたいくらい面白いプチ事件でした。最近いろいろと疲れ気味でどんよりしていたけど、元気いただきました。ありがとうございます。しかし指、大丈夫かな。
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