今日もラジオを聴いていて、「夏の思い出」というテーマで、リスナーから以下のようなメールが届いた。
『学生時代、初めてできた彼女と夏祭りデートをしました。
付き合いたての頃、まだ手も握ったことがなく、手を伸ばしては引っ込めて、伸ばしては引っ込 めを繰り返し、結局、握れないまま夜になりました。これじゃ男としてみっともない、そう思い、帰りがけ彼女にハグしました。奥手な自分が出来る精一杯の愛情表現でした。あれから10年、当時の彼女とは別れましたが、あの時のドキドキ、今でも覚えています。』
というもの。
これは、昔からアウトだったけど、昨今ようやく「アウト!」と言えるようになった案件だろう。
完全に男性からの目線だけで、女性側がどう思うか、ということは完璧なまでに無視されている。「男としてみっともない」という、「男らしさ」という呪いにかかり、「ここで手を出さなきゃダサい」という間違った感覚を刷り込まれている。
「当時の彼女とは別れましたが、あの時のドキドキ、今でも覚えています」
じゃないんだよ。美談じゃないんだよ。急に抱きつかれて、めちゃくちゃ怖かったかもしれないじゃん。当時はそういう間違った「男らしさ」が蔓延していた時代だから、しかも子供だったらそうしちゃうかもしれないけど、10年経って、今もそれを美談、甘酸っぱい思い出として語ってしまう感覚はどうなんだろうと思う。急に抱きつくって、それ、性犯罪だよ。と思っていたら、ラジオのパーソナリティーはみんな
「思い切ったねー」
「大胆だねー」
「かわいいねー」
「甘酸っぱいねー」
で終わってしまった。そしてその後に、ザ・ハイロウズ『胸がドキドキ』を流すという。。
さすがに今の感覚で、この話を「甘酸っぱい思い出」として紹介するのはどうなんだろう?という疑問はパーソナリティーの中にもわいたのではないか?でもそうとは言わずに「甘酸っぱい思い出」で済ませてしまった。
なんで??
番組としてしらけるから?じゃあそんなメール読むなよ!!って思う。パーソナリティーだけの問題じゃなく、そのメールを選ぶのはスタッフだし、選曲もスタッフだろうから、、でもそこで何も言わないパーソナリティーもなぁ、、と、めちゃくちゃモヤモヤした。
————————————————————————————————————————————————-
と言うのも、昨日ね、『CLOSE』という映画を観たのです。
兄弟同然、むしろそれ以上の繋がりで共に育ってきた2人の少年。
学校に通い出して、その仲の良さを周りからからかわれる。
「付き合ってんの?」
「おとこおんな!」
それで一人が、男らしくならねば!と、もう一人の少年から距離を取るようになる。
もう一人はそれが納得できなくて詰め寄るけど、こちらも上手く返せず、ただただはぐらかし、避けるだけ。
それで避けられた方は…と言う、マジでしんどい。。
それで避けてた方も、しんどいし、両方の両親もしんどいし、、
そのクソみたいな「男らしさ」が生み出す悲劇ですよ。
いや、、その「男らしさ」が悪いわけじゃないですね、すみません。
ただ「男はそうあるべき」の圧が凄まじいのですよ。
「そうならなきゃ」と思う人と、「そうはなりたくない」と言う人、
どちらもいいんだけど、お互いを尊重し合えれば、、っていう。。
でも12、3才の子供に「お互い尊重!」なんて言っても無理なのよ。
だから周りの大人のね、教育が本当に大事だなぁ、って思うのです。
本当に、しんどいけど、すごく良い映画だった。。しんどいけど。。
大人だってわかんないからね。でもそうやって犠牲になるのは、
いつも子供とか若者とか、立場が弱いものだったりする。
僕はテレビを持っていないので、ラジオばかり聴いているが、
ラジオでも、今回のようにモヤモヤすることはたくさんある。
学ばなきゃいけない。テレビやラジオ、そういうメディアの人たちは特に。
ずっとモヤモヤしていたことが、こう言う映画を見てしまい、
その直後にこう言うラジオを聴いてしまったので、、。。
『学生時代、初めてできた彼女と夏祭りデートをしました。
付き合いたての頃、まだ手も握ったことがなく、手を伸ばしては引っ込めて、伸ばしては引っ込 めを繰り返し、結局、握れないまま夜になりました。これじゃ男としてみっともない、そう思い、帰りがけ彼女にハグしました。奥手な自分が出来る精一杯の愛情表現でした。あれから10年、当時の彼女とは別れましたが、あの時のドキドキ、今でも覚えています。』
というもの。
これは、昔からアウトだったけど、昨今ようやく「アウト!」と言えるようになった案件だろう。
完全に男性からの目線だけで、女性側がどう思うか、ということは完璧なまでに無視されている。「男としてみっともない」という、「男らしさ」という呪いにかかり、「ここで手を出さなきゃダサい」という間違った感覚を刷り込まれている。
「当時の彼女とは別れましたが、あの時のドキドキ、今でも覚えています」
じゃないんだよ。美談じゃないんだよ。急に抱きつかれて、めちゃくちゃ怖かったかもしれないじゃん。当時はそういう間違った「男らしさ」が蔓延していた時代だから、しかも子供だったらそうしちゃうかもしれないけど、10年経って、今もそれを美談、甘酸っぱい思い出として語ってしまう感覚はどうなんだろうと思う。急に抱きつくって、それ、性犯罪だよ。と思っていたら、ラジオのパーソナリティーはみんな
「思い切ったねー」
「大胆だねー」
「かわいいねー」
「甘酸っぱいねー」
で終わってしまった。そしてその後に、ザ・ハイロウズ『胸がドキドキ』を流すという。。
さすがに今の感覚で、この話を「甘酸っぱい思い出」として紹介するのはどうなんだろう?という疑問はパーソナリティーの中にもわいたのではないか?でもそうとは言わずに「甘酸っぱい思い出」で済ませてしまった。
なんで??
番組としてしらけるから?じゃあそんなメール読むなよ!!って思う。パーソナリティーだけの問題じゃなく、そのメールを選ぶのはスタッフだし、選曲もスタッフだろうから、、でもそこで何も言わないパーソナリティーもなぁ、、と、めちゃくちゃモヤモヤした。
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と言うのも、昨日ね、『CLOSE』という映画を観たのです。
兄弟同然、むしろそれ以上の繋がりで共に育ってきた2人の少年。
学校に通い出して、その仲の良さを周りからからかわれる。
「付き合ってんの?」
「おとこおんな!」
それで一人が、男らしくならねば!と、もう一人の少年から距離を取るようになる。
もう一人はそれが納得できなくて詰め寄るけど、こちらも上手く返せず、ただただはぐらかし、避けるだけ。
それで避けられた方は…と言う、マジでしんどい。。
それで避けてた方も、しんどいし、両方の両親もしんどいし、、
そのクソみたいな「男らしさ」が生み出す悲劇ですよ。
いや、、その「男らしさ」が悪いわけじゃないですね、すみません。
ただ「男はそうあるべき」の圧が凄まじいのですよ。
「そうならなきゃ」と思う人と、「そうはなりたくない」と言う人、
どちらもいいんだけど、お互いを尊重し合えれば、、っていう。。
でも12、3才の子供に「お互い尊重!」なんて言っても無理なのよ。
だから周りの大人のね、教育が本当に大事だなぁ、って思うのです。
本当に、しんどいけど、すごく良い映画だった。。しんどいけど。。
大人だってわかんないからね。でもそうやって犠牲になるのは、
いつも子供とか若者とか、立場が弱いものだったりする。
僕はテレビを持っていないので、ラジオばかり聴いているが、
ラジオでも、今回のようにモヤモヤすることはたくさんある。
学ばなきゃいけない。テレビやラジオ、そういうメディアの人たちは特に。
ずっとモヤモヤしていたことが、こう言う映画を見てしまい、
その直後にこう言うラジオを聴いてしまったので、、。。