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第8回 寺子屋クラシックス 加羽沢美濃 最終回 皆勤賞で卒業
2018.05.24 第8回 寺子屋クラシックス 加羽沢美濃 ティアラこうとう 小ホール 開演 15:00 終演 17:20 第8回目になる今回の寺子屋クラシックスは、今までの楽器を掘り下げるという授業ではなく、「ショパンの3つ愛をテーマにショパンの魅力を楽しく解説」。ゲストはピアニストの米津 真浩(よねづ ただひろ)氏。ゲストにピアニストを招いての開催は、第3回の近藤嘉宏氏に続いて2回目。 加羽ちゃん、今日の衣装は色合いがステキな趣味のいいワンピース。 米津さんは「危ないピアニスト」と肩書きが付いている。デビューコンサートが2016年11月だというから高嶋音楽事務所期待の新人である。事務所のサイトには「果たして何が危ないのか? その真相を、ぜひ会場でご覧ください。※見た目の危なさでは、ありません。」とある。パッドと小さな機械を持って登場した小柄な男性は、一見、今の若手俳優や芸能人は持っていない、とてもすがすがしい感じのお兄ちゃんだった。 なんでも、本格的にピアノを弾きはじめたのは大学からで、それまでグランドピアノを弾いたことがないという。これまで子供にピアノを教えるときに、「本格的なピアノの音に早く触れなさい…」と教えてきた加羽ちゃんは、こんな人が出てくるとその理論が崩れてしまったみたいだ。 譜面はパッドにすべて入れてあって、小さなリモコンを足下に置き、左足でページを操作する。これで思い楽譜を持ち歩かなくてよくなって、随分楽になったそうだ。 さて、お題のショパン。加羽ちゃんはそれほどまでは好きではない…そうである。 第1部の最初はワルツ。子犬のワルツのくるくる回るように聞こえる仕組みを解説。音を入れ替えると…なるほど、それほどまわる感は無くなる。 マズルカ、ポロネーズ、スケルツォの講義。マズルカ、ポロネーズ(フランス語でポーランド風)とポーランドの民族舞踊。米津さんはダンスをやっていたそうで、それがリズム感がよくなったそうだ。ちょっとだけステージ上で披露。スケルツォはイタリア語で「冗談」の意味。語源的にはふざけた音楽を指し、日本語では「諧謔曲」(かいぎゃくきょく)。 マズルカ、ポロネーズ、スケルツォは、今まで意識して聞いた音がなかったけど、とても耳障りのいい感じだった。 第1部は、ショパン対決から。24のプレリュードは24曲がすべて異なる調性で書かれていて、ショパンと加羽沢大先生が発表している曲集。その中からイ長調の曲を、米津さんが加羽ちゃんの朝霧を、加羽ちゃんがショパンの曲を弾いて対決した。ピアノに向かったままなかなか弾き始めない米津さんに、加羽ちゃんは「弾かないのかと思った」と…。結果は大差で米津さんが弾いた加羽ちゃんの朝霧の勝ち。 エチュードは練習曲。知らなかったがエチュードはかなり難しいのだそうだ。練習用のエチュードを作品レベルまで上げたのがショパンという事だった。 あっという間に2時間の講義は終了。 米津さんのピアノはとてもかっこよかったです。 2015年10月から始まったティアラ江東での寺子屋クラシックスは今回で終了。今日のプログラムに卒業のサインをしてくれるという粋な計らいで長い列が出来ていた。いつもはCD購入した人でサインの列が出来ていたが、CDはすべて持っていたので今まで列ぶことが出来なかった。 加羽ちゃんに「皆勤賞です…」と告げるとびっくりした様子で、社長の高嶋さんに「皆勤賞ですって」と言って、丁寧にサインしてくれた。社長さんに聞いたら、また場所や内容などを変えて寺子屋コンサートを開催する予定らしい。 長い間、家から近いティアラ江東でコンサートを開いていただきありがとうございました。 次回は… にほんブログ村 |
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