Travel Sketch
旅の記憶を写真でスケッチ
ヨルダン・ペトラ旅行記 - 2日目 ジェラシュ遺跡は広かった その2
2012.2.5 ジェラシュ遺跡 南劇場のバグパイプのおじさん達とお別れし、丘の小径を北に向かう。ヨルダンは一時期イギリスに占領されていた時代があったそうで、それでバグパイプ…と言うことらしい。 ジェラシュ遺跡の地図。 ※Atlas Travel & Tourist Agency 地図の8のところで列柱道路が交差している。その端っこのところまで来た。 メインストリートの列柱道路の両側は店が並び、交差する東西の両側には家が建ち並んでいた。 ジェラシュ遺跡は現在20%ほど修復されているそうだ。 後ろを見ると、丘の上の方から羊の一段が下りてきた。こんな遺跡の中で放牧しているなんて、ウンチだらけになってしまうので日本では考えられない。 25.Three Churches 床のモザイクが綺麗。聖コスマス・聖ダミアヌス(St. Cosmos and St. Damian)教会と聖ゲオルギウス教会にモザイクが残っている。 少なくとも15のビザンチンの教会がジェラシで見つけられていて、まだまだ掘れば出てくるのではないかという話だ。 15.アルテミス神殿:Temple of Artemis 12本のコリント式円柱で囲まれた神殿で、ゼウスの娘アルテミスに捧げられた。 柱は耐震構造で設計されていて、手で押すとわずかに揺れている。ガイドのジャミールさんがそれを実証すると柱の隙間にスプーンを挟み、柱を押すとスプーンは上下した。 柱の真ん中には穴が空いており、そこに鉄を入れて補強しているそうだ。 アルテミス神殿の中では、お土産屋や温かいお茶を売っていた。遺跡の中を見ている間、子供の物売りが多く声をかけてくる。中には許可を得ていないのか、ポリスに注意されている子もいた。 アカンサス葉の装飾があるコリント式の柱。 第一遺跡猫発見。 アルテミス神殿から入り口の門を通り抜け、メインストリートへ出る。門はとても大きく、アルテミス神殿がいかに神聖なものだったのかを思わせる。門は2階建てで窓がある。 列柱道路に戻ったところで自由時間となる。バスへの集合は45分後、普通に戻るのに30分以上掛かるので、実質10分ほどの自由時間だ。まだまだ見たいところが沢山ある。 多くの人が北門方向へ歩く中、時間があまり無い事を考えこれ以上北へ行くのはあきらめ、もう一度アルテミス神殿経由、南劇場からスルーしたゼウス神殿を見に行くことにした。 北の四面門から北門方面。 北劇場外壁。 南劇場に着いたら、他の団体さんが大勢座席に座っていた。最上階へもう一度行きたかったのだが、上への階段は座席の真ん中を通るしかない。バグパイプの演奏も始まっているし、とてもかき分けて登れる雰囲気ではなかった。 というわけでゼウス神殿へ向かう。ここまでほぼ駆け足。 29.ゼウス神殿:Temple of Zeus 裕福な市民から贈り物によって援助されて、皇帝ハドリアヌスの下で22年頃から70年頃にかけて建てられた。 この時点でもうほとんど時間が無く、今見るとたいした写真も残っていなかった。 慌てていたせいか、おまけに肩からかけていたカメラがしゃがんだときに岩にあたり、フィルターを一日目にして傷つけてしまった。翌日からフィルターなし。細心の注意で写真を撮る。 日本に帰ってからニンフェニウムを見ていないことに気が付いた。まっすぐ列柱道路を戻ればよかった…とちょっと後悔。 こうして初日のジェラシュ遺跡観光は終了した。 広い遺跡に対しあまりにも時間が無く、バスに戻ってもなんとも煮え切らない感が残る。これがツアーであることは十分わかっているのだけれど…。 ジェラシュ遺跡のオススメポイント。 南劇場、座席の最上段から望むフォルムからまっすぐのびる列柱道路。 ゼウス神殿。 ニンフェニウム…見てないけど。 モザイクの床。 |
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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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とても広大な遺跡なんですね、ツアーだとやっぱり見どころを計画して行動しないと大変ですね、
しかし素晴らしい遺跡ですね、いいなぁ…(羨
ネコが多いんですよ、ヨルダンは。
そして人なつっこいので、かわいいんです。
ヨルダンは資料が少なくて、ペトラばかり気にしていて、ジェラシュはノーマークだったため失敗しました。
次回は…って、むずかしいなぁ。