2013年3月25日放送
プロフェショナル
NHK 1
さらなる進化へ
本田圭佑・500日の記録
プロサッカー選手・本田圭佑
信じる力
「信じることっていうのは、僕にとって希望なんですね。信じれなくなった時に、希望の光りは見えなくなる。
人って誰しもがうまく行かなかった時とかに、ちょっと自分を疑うと思うんですよね。
その時、いかに自分を信じることができるか。
信じるっていうのは、本当に希望そのものですよね!」
「未来は誰にも分からない中で、どれだけ自分を信じてやれるか、未来を信じてやれるか。
自分が絶対に成功するんだっていうことをね、自分に言い聞かせながら、自分の力を信じるってことですかね。
そしたら必ず神様はね、それを見ているし、神様からのビッグサプライズを期待して、頑張るだけですよ。」
サッカーでうまくいかなかった時にはどうしたらいいですか?と、少年からの問に、、、。
「サッカーって基本的に、今の僕もそうなんですけど、うまくいかないことのほうが多いです。
そのたびにむかつくし、落ち込みます。でもうまくいく喜びを知っているから、またあしたに向けて良い準備をしようとします。
すぐに切り替えて、次の勝利、次の成功に向けてがんばろうと、そういうふうに僕は今までやってきました。」
2012年6月15日
どん底の時期を支えたものはなんだったのか?
「2011年9月にケガ(右膝半月板損傷)をして、まだ完全に治ったとは言えるような状況ではないんですけど。
治ってなくても自分はケガをする前の自分より成長したと思ってます。
ケガをしている時、トレーニングをしている時というのは、全然マイナス面を感じずに、希望に満ちあふれながらすっとトレーニングに励んでいました。
ケガして辛いこと、悩みがある。その悩み、問題をどこの角度から見るか、すごい辛い問題に見えるかもしれない。
みなさんは辛いほうから見てくれているんでしょう。僕に対して同情の目を持って。
でも僕は反対から見ているからチャンスになるんです。
その考える習慣を身につけて高めていってほしいんです。
そうすれば、どんな困難にもポジティブに対応できます。
マイナスな要素は持たないようになってくるかなと思います。
自分の人生なんです。1回しかない人生、無駄にしてほしくないんです。
大げさかもしれないですけど、いつ死ぬか分からない人生の中で、後悔のないように生きてほしいんです。」
本田圭佑選手が考える強さって何でしょうか?
「自分に打ち克てるかどうかが強うかどうかなんじゃないかと思います。
人生生きていて、本当に自分と向き合ってますし、自分に問いかけることが多いんで、自分と向き合って、自分に打ち克つこと、そこに尽きるかと思います。」
「2年半ここにいるってことはそれなりの理由があると思うんで、ロシアリーグはあまりにも見られてなさ過ぎとか、言い訳はたくさんあります。
でも本当に凄い選手だったら、そういう情報って流れて、見てもらえるようになると思うんです。
その噂が行くぐらいの選手なれてないっていうことは、やっぱり受け止めないといけない。
そのぐらいの選手がビッグクラブに移籍して、何も成し遂げられないかなと思うわけです。レギュラー争いに勝って、タイトルを取るようなことにはならないんじゃないかなって。
「あいつチームのために自分を犠牲にしているなって、ピッチの上で分かれば、もう一人にそれが伝染して、やがてみんなが協力して勝利を目指すと思うんですよね。」
チームとして自らを犠牲にする覚悟はあるか?
「今はできるだけ(味方の)相手を喜ばすみたいなことを意識しますね。
とこかでテイクしますよ。今はギブに努めて。」
give and take
与えて 受け取れ
見方を生かすことで、これまで以上に自分を生かす。
それが本田が選んだ道だった。
ケガを克服し、飛躍を期待した勝負のシーズン。これほど厳しいものになるとは考えても見なかった。
「なんかもう、神様がいらん障壁ばっか立ててますけど、もう望むところですよ。
この壁だって、神様に感謝しないと。この状況を与えてくれてありがとうって」
神様、ありがとう!
「思ったように事が運ばない。それもまた人生。いかなる時も前向きにね。うまくいかない時ほど前向きにですよね。
”大事なのは自分が成長すること”だから。」
試練に直面した時、本田には自らに問いかける言葉がある。
情熱は足りているか?
「願ったことに対してできなかったら、言い訳はせずに、自分の願いが弱かった、自分の情熱が弱かったと。それを僕は理由にするべきだと思いますよね。人のせいにするわけでもなく、状況のせいにするわけでもなく、もっとやれたんじゃないかと」
「たとえば性格によっては負けを気にする選手と全然気にしない選手、2つに分かれると思うんです。
負けて気にする選手にはね、どんどんポジティブな言葉をかけてあげる。
負けても全然気にしない選手に関してはもっともっと厳しく言うことでチームの緊張感というものは高まっていくと思うんでね。」
「なんとかこの流れを断ちきりたかった。一番の薬は勝利だと思うし、いい意味で勘違い的なものでも何でもいいから”やれる!”みたいに思って欲しいなって思ってたんですよね、みんなに!」
「自分が本当に幸せになる時って、人間どのタイミングかなって考えると。自分自身が喜んでいる時じゃなくて、人を喜ばせることができた時に、ほんまに自分が幸せな感情になるんかなと、そんなことが最近新しい喜びみたいな」
見方も活かし、自分も活かす。
更に進化を遂げた本田がそこにいた。
あす行われるワールドカップ出場を賭けたアジア最終予選も欠場することになった。
リハビリ中の本田が再びインタビューに応じた。
「自分自身をサッカー選手としては凡人だと思っているわけですよ。
当然ながら壁にぶち当たることが多かったんで、やめるタイミングはいつでもありますよね。
でもそんな簡単にね、自分の夢はあきらめられないでしょ!
自分はこうで格好良くありたいと思ってても、自分の実力から不細工な感じになってしまってるのも、分かるときもあるわけですよ。
うまくいっていない。理想とは程遠いのこともわかっているけど、まだ信じている自分がいますね。
まだ真剣に実現できるんじゃないかっていう自分がいます。」
翌日の試合、日本×ヨルダンは1-2で負けている。
次回のアジア最終予選は
6/4(火)豪州戦
6/11(火)イラク戦
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プロフェショナル
NHK 1
さらなる進化へ
本田圭佑・500日の記録
プロサッカー選手・本田圭佑
信じる力
「信じることっていうのは、僕にとって希望なんですね。信じれなくなった時に、希望の光りは見えなくなる。
人って誰しもがうまく行かなかった時とかに、ちょっと自分を疑うと思うんですよね。
その時、いかに自分を信じることができるか。
信じるっていうのは、本当に希望そのものですよね!」
「未来は誰にも分からない中で、どれだけ自分を信じてやれるか、未来を信じてやれるか。
自分が絶対に成功するんだっていうことをね、自分に言い聞かせながら、自分の力を信じるってことですかね。
そしたら必ず神様はね、それを見ているし、神様からのビッグサプライズを期待して、頑張るだけですよ。」
サッカーでうまくいかなかった時にはどうしたらいいですか?と、少年からの問に、、、。
「サッカーって基本的に、今の僕もそうなんですけど、うまくいかないことのほうが多いです。
そのたびにむかつくし、落ち込みます。でもうまくいく喜びを知っているから、またあしたに向けて良い準備をしようとします。
すぐに切り替えて、次の勝利、次の成功に向けてがんばろうと、そういうふうに僕は今までやってきました。」
2012年6月15日
どん底の時期を支えたものはなんだったのか?
「2011年9月にケガ(右膝半月板損傷)をして、まだ完全に治ったとは言えるような状況ではないんですけど。
治ってなくても自分はケガをする前の自分より成長したと思ってます。
ケガをしている時、トレーニングをしている時というのは、全然マイナス面を感じずに、希望に満ちあふれながらすっとトレーニングに励んでいました。
ケガして辛いこと、悩みがある。その悩み、問題をどこの角度から見るか、すごい辛い問題に見えるかもしれない。
みなさんは辛いほうから見てくれているんでしょう。僕に対して同情の目を持って。
でも僕は反対から見ているからチャンスになるんです。
その考える習慣を身につけて高めていってほしいんです。
そうすれば、どんな困難にもポジティブに対応できます。
マイナスな要素は持たないようになってくるかなと思います。
自分の人生なんです。1回しかない人生、無駄にしてほしくないんです。
大げさかもしれないですけど、いつ死ぬか分からない人生の中で、後悔のないように生きてほしいんです。」
本田圭佑選手が考える強さって何でしょうか?
「自分に打ち克てるかどうかが強うかどうかなんじゃないかと思います。
人生生きていて、本当に自分と向き合ってますし、自分に問いかけることが多いんで、自分と向き合って、自分に打ち克つこと、そこに尽きるかと思います。」
「2年半ここにいるってことはそれなりの理由があると思うんで、ロシアリーグはあまりにも見られてなさ過ぎとか、言い訳はたくさんあります。
でも本当に凄い選手だったら、そういう情報って流れて、見てもらえるようになると思うんです。
その噂が行くぐらいの選手なれてないっていうことは、やっぱり受け止めないといけない。
そのぐらいの選手がビッグクラブに移籍して、何も成し遂げられないかなと思うわけです。レギュラー争いに勝って、タイトルを取るようなことにはならないんじゃないかなって。
「あいつチームのために自分を犠牲にしているなって、ピッチの上で分かれば、もう一人にそれが伝染して、やがてみんなが協力して勝利を目指すと思うんですよね。」
チームとして自らを犠牲にする覚悟はあるか?
「今はできるだけ(味方の)相手を喜ばすみたいなことを意識しますね。
とこかでテイクしますよ。今はギブに努めて。」
give and take
与えて 受け取れ
見方を生かすことで、これまで以上に自分を生かす。
それが本田が選んだ道だった。
ケガを克服し、飛躍を期待した勝負のシーズン。これほど厳しいものになるとは考えても見なかった。
「なんかもう、神様がいらん障壁ばっか立ててますけど、もう望むところですよ。
この壁だって、神様に感謝しないと。この状況を与えてくれてありがとうって」
神様、ありがとう!
「思ったように事が運ばない。それもまた人生。いかなる時も前向きにね。うまくいかない時ほど前向きにですよね。
”大事なのは自分が成長すること”だから。」
試練に直面した時、本田には自らに問いかける言葉がある。
情熱は足りているか?
「願ったことに対してできなかったら、言い訳はせずに、自分の願いが弱かった、自分の情熱が弱かったと。それを僕は理由にするべきだと思いますよね。人のせいにするわけでもなく、状況のせいにするわけでもなく、もっとやれたんじゃないかと」
「たとえば性格によっては負けを気にする選手と全然気にしない選手、2つに分かれると思うんです。
負けて気にする選手にはね、どんどんポジティブな言葉をかけてあげる。
負けても全然気にしない選手に関してはもっともっと厳しく言うことでチームの緊張感というものは高まっていくと思うんでね。」
「なんとかこの流れを断ちきりたかった。一番の薬は勝利だと思うし、いい意味で勘違い的なものでも何でもいいから”やれる!”みたいに思って欲しいなって思ってたんですよね、みんなに!」
「自分が本当に幸せになる時って、人間どのタイミングかなって考えると。自分自身が喜んでいる時じゃなくて、人を喜ばせることができた時に、ほんまに自分が幸せな感情になるんかなと、そんなことが最近新しい喜びみたいな」
見方も活かし、自分も活かす。
更に進化を遂げた本田がそこにいた。
あす行われるワールドカップ出場を賭けたアジア最終予選も欠場することになった。
リハビリ中の本田が再びインタビューに応じた。
「自分自身をサッカー選手としては凡人だと思っているわけですよ。
当然ながら壁にぶち当たることが多かったんで、やめるタイミングはいつでもありますよね。
でもそんな簡単にね、自分の夢はあきらめられないでしょ!
自分はこうで格好良くありたいと思ってても、自分の実力から不細工な感じになってしまってるのも、分かるときもあるわけですよ。
うまくいっていない。理想とは程遠いのこともわかっているけど、まだ信じている自分がいますね。
まだ真剣に実現できるんじゃないかっていう自分がいます。」
翌日の試合、日本×ヨルダンは1-2で負けている。
次回のアジア最終予選は
6/4(火)豪州戦
6/11(火)イラク戦
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