Ribbon cafeブログ

中味はコテコテの喫茶店でござります。

壁の話

2009-08-22 14:45:13 | お店の話

Photo 「Baby & Kids」展示会開催中のRibbon cafe。

今回はその写真が飾られているお店の壁についてのお話。

実は壁は自分で塗った。

正確には下地塗り指導が六日町アトモスカフェさん。

お手伝いにスタッフMさん、主力選手としてフラワーホームのTさんとわたし。

最初から壁は自分で塗ろうと考えていた。

金銭的なことと、あえて素人っぽさの味を出したかったことから工期を空けていただいた

1月の末の寒さの中、暖房もあまり効かない中で人生初めての壁塗りに挑戦した。

実はオードリー父も初日にやってきたのだがトイレの壁を塗り始めて10分後、

「こんなこと素人じゃ無理だ!!左官屋を頼め!!」と急に怒り出して帰ってしまった。

確かに天井を塗っているとホントに苦しい。

取りかかってしまったのだから頑張るしかない。

身内はこういう時あてにならない。

兄は冷やかしに来て「左官屋頼め~」と父と同じことを言い、にやにやと帰って行った。

しかし近所の宮幸商店さんやまえじまの社長さんが覗いてくれて

「頑張るね~、自分でやるとお店に愛着がわくよ~」と激励をしてくださった。

とても有難かった。

父や兄とはまったく違うのだ。

フラワーホームTさんと2人でかなり頑張った。

天井を1日がかりで黙々と塗っていた時、ときどきめまいがして大変だった。

フラスコ画の職人の苦労を想う。比べ物にはならないけど。

グレーのヤッケを着て手拭いをほおっかむりして、女を完全に捨てて漆喰まみれになりながらの作業だった。でも女が本気を出すとやり遂げるのです。

何とか仕上がった。

「達成感」という言葉があふれ出た。


オードーリー父は出来上がった壁をみて恥ずかしそうにしていた。

兄は「おまえ、左官屋になれば~、えへへ」と笑っていた。

ということでご来店の際にはトイレの壁をご覧ください。

最初にとりかかったのでガタガタの塗り方ですが汗と涙の結晶なのです。


*ここで改めてご協力くださった方々に感謝です。

コメント (2)
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