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Ribbon cafeブログ

中味はコテコテの喫茶店でござります。

ひざびさの落語会でした。

2025-09-04 13:22:11 | アート・文化

 

昨日は 柳家花緑独演会へ行った。

歩いて5分の文化ホールにて。

もちろん生の花緑さんの落語も久しぶりで楽しみだったけれど

お目当ては、ゲストの松尾貴史、キッチュですね。

この方、大好きでして、特に声が素敵です。

兵庫出身なので、上方落語「はてなの茶碗」がなんとも耳に心地良くって

ずっと聴いていたかった。

そして

花緑さんは、一席目が「親子酒」酔っ払いぶりが大袈裟でくすくす笑える。

2席目の「中村仲蔵」素晴らしかった。

後半どんどん引き込まれていく。

伯山さん(講談)の中村仲蔵も良かったけれど、

映画「国宝」を枕で入れての、途中、解説を挟みながら、

置いていかれるお客様がないように配慮しながら。

伝統芸能における血筋というのは、

周りで見ているものには想像し難い苦悩がある。

花緑さんも五代目小さんの孫という「血筋」に

良くも悪くもとらわれた時期もあっただろう。

 

いつだったかEテレで花緑さんご自身が自分は識字障害がある

ということをおっしゃっていた。

小学校の通知表はほとんどが「1」で字を読むことに大変苦労されたという。

発達障害であることを認識したのは40歳。

ほっとした、ようやく自信を取り戻せたと。

前座の時は字がわからなくて本当に苦労されたと

どこかのインタビューで答えていた。

Eテレ番組がきっかけでそれまでは、

「小さんの孫で、ボンボンで、信じられないくらい早くに出世をした人」

ということで見ていたけれど認識を改めた。

血筋もあり、才能もあり、相当な努力の人、であると。

だから、またこの地に落語をしに来てね。

 

 

 

 

 


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池美の夜は更けていく。 「十六女郎」

2025-07-12 15:57:31 | アート・文化

ようやく写真アップできました。

6日の「十六女郎」独演会の舞台です。

 

演じる前に、舞台となった土地の場所や店の位置、登場人物についての

説明の時間が設けられた。

「全国を回っているのですが、水俣について触れることは時別にはしないのですが

ここは新潟という事もありますので」という言葉もあった。

題材の重さと、日曜の夜という事もあり観客は20名はいただろうか。

 

石牟礼道子の幼かった日々が生き生きと演じられいて

特に盲目の祖母の背中にあそぶ場面では、

そこにふたりがいるかのような錯覚さえしたのだ。

物語の後半、たった十六歳で売られて女郎となり殺されてしまった女の子。

その後ろには同じような境遇の少女たちの哀しみがある。

時代が違えば、そこに自分もいたかもしれないのだ。

 

コントラバスと鳴り物、ひとり語りの独演の舞台は

日が暮れていく借景を背に独特の雰囲気があり

迫力と静けさと物悲しさと、不条理と、時代の空気感が漂って

素晴らしかった。

 

 

終演後、撮影タイムが設けられたので1枚。

前日の観客から、SNSでのお知らせ拡散も大事です、

という声かけを受けての撮影タイムとのこと。

来年もまた池田美術館での公演があるそうなので今度は早めにお知らせします!

多くの方に観てほしいです。

 

 


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だから、わたしは立川こはるを聴きたい。 その3

2019-08-25 11:53:58 | アート・文化

十日町の高山という地区で毎年落語会が開かれている。

町内で予算を組んでいるので

二つ目さんや紙切りや大神楽や歌謡漫談とか漫才など

好きな芸人にオフォーしてスケジュールが合えば来てもらえる。

どういうわけかその人選を数年前から頼まれていて(同級生がらみ)

実際に見たことはなくとも

この人に来てほしい・・・と思う芸人さんを5名くらい選ぶ。

リボンの常連さんで、やはり落語が好きな方にも相談し

「今だったらこの人聴きたい」という芸人さんを推薦する。

 

選ぶ基準は

「師匠が誰か」ということ

二つ目さんはその芸に触れる機会が少ない。

you tubeも参考にはする。でもあんまり観ない。

 

誰が好きなのか・・・師匠が誰かということが

その人のことを知る大きな手掛かりになる。

瀧川鯉八さんもあげた。

師匠は瀧川鯉昇師匠。もう大好き。

今回は予定が合わず。

 

こはるさんももちろん

あげたがやはりスケジュールが合わず。

売れっ子なのです。残念です。

 

そこに7ルール。聴きたい。

ダメもとで

「もう、こはるさんのスケジュールに合わせますので」

という頼み方をして

年内にどうにか日程を合わせられた。

 

長くなりました。

次回も落語です。

 

 

 


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だから、わたしは立川こはるを聴きたい。 その2

2019-08-24 15:42:31 | アート・文化

こはるさんの名前をはじめて聴いたのは

春風亭一之輔師匠のCD。

(2011/8/3 国立演芸場 あくび指南 まくら)

「・・・6年ですがまだ二つ目になれない。

立川流と我々落語協会とは昇進の基準が違いますから。

20代から30代の女性の一番いい時間を

ああいう風に過ごしているわけです。

良い悪いは別として大変に勇気のあることでして・・

中略

今日も半蔵門線のところで

「この間はごちそうになりました、」って後ろから

90度の角度でお辞儀するんです。

どういう教育なんでしょうか

立川流って?」というような内容だった。

 

だって師匠が談春師匠ですもの。

みんな怖くて近寄らない・・という噂があるようなないような。

たぶんホントです。

その人の一番弟子ですよ。

弟子になりたくて師匠に思いのたけを

原稿用紙20数枚書いたそうです。

 

立川談春師匠に弟子入りすることを決めた女性。

「こはる」の名前はとても印象に残っていたのです。

 

つづく

 


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だから、わたしは立川こはるを聴きたい。 その1

2019-08-23 13:02:42 | アート・文化

少し前の「7ルール」というテレビ番組に立川こはるさんが出ていた。

この番組は

「今最も見せたい女性”の人生を7つの「ルール」で描き出す新感覚ドキュメント」

という内容のもの。らしい

いつも最初に間に合わず5個目のルールあたりから見ている・・・


立川こはる・・・彼女の落語は聴きたいと思っていたので

見逃しの有料動画を購入してみた。

番組中では落語はほんのちょっと

「シャンプーは使わず 石鹸で頭の先からからだまで洗っている」

「週に1度は野草を食べている」とか。

ますます 興味が湧いてきて彼女のHPを検索してみた。

「仕事依頼」

思い切ってメールしてみた。


すぐに返事が来た。


ということで

私主催で

11月12日(火)

六日町のアトモスカフェさんにて

「立川こはる 落語会」 開催です。

18時会場 18時45分 開演。

チケットは2000円 ワンドリンク付き

 

もう少し先になってからまた落語会についてはご案内します。

 

 

とにかく

どうして「立川こはる」の落語を聴きたいと思ったのか

長くなりますので数回にわけて このブログに書きます。

次回につづく


 

 


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