入口付近には野良猫らしき小柄の猫が数匹いた。
近くの店先にキャットフードの袋があったので外猫で飼われているようだ。
置物のようにじっとしている。平和なのだな~。
その一角に有名なおかげ横丁がある。
下調べしていたのでどうしても外の川沿いのテラスで飲みたかったけれど、
喫煙する方のみなので。。と丁寧ながらもややかたくなに断られた。
「いいじゃないの~、じゃ~喫煙しますから。」と言えば良かったな、
と後で思ったけれどちと残念だった。
肝心のコーヒーは1杯ずつネルドリップで入れていて美味しかった。
マイルドブレンド400円也。
こしがあんまりなくて真っ黒なしょうゆだれがかかっている
不思議なうどんであった。420円也。
和太鼓のグループが1日数回のステージを披露していた。
若き日の暴れん坊将軍(松平健)にそっくりな男前がいてしばし見とれる。
おかげ横丁専属の太鼓集団らしい。
そして、伊勢に行ったらここに行かないとね。
店構えが何とも歴史を感じさせる。
お召し上がり「盆」というセットを注文し店の奥へ。
杖をついた老年のご夫婦がお互いをいたわるように
店内に入ってくるのを見て「お伊勢参りっていいな~」としみじみ思う。
わたし、還暦でもなく厄年でもないのに
「何故、伊勢参り?」って聞かれるけれど、
今年行って本当に良かった。
去年のうちに決めていたことだけど、
3月11日から日本が変わっていくなかで
神様の近くに行くということは、
何か偶然というよりも必然だったのかもしれない。
(こんな風に考えると毎日を意義深く暮らせます、わたしは。)
ではお伊勢参り、これにておしまいです。
外宮からバスで15分ほどで内宮に到着。
八百万の神様の頂点にいる天照大神が祭られている。
ガイドブックにそって進む。
せっかくだからちゃんとお参りしないとね。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡る。 人間界から神界へ。無言でわたるように書いてあるのでその通りに。 いよいよ神様の領域に入る。 木々がうっそうとしているせいもあるが気温が少し低くなる。 五十鈴川で手を清める。 昔の人々も旅の汚れをこの川で清めて ようやくお伊勢さんにたどりついたことを喜んだにちがいない。 いよいよ正宮(皇大神宮)へ。 カメラは階段下までとのこと。 二礼二拍手一礼で無言でお参りする。 ここでは神様にご挨拶するだけ。 具体的には祈らない・・・ということをすっかり忘れていた。 不思議なことに頭の中に浮かんだのは 「被災された方々が少しでも幸せになりますように」ということだけだった。 白い布が下がっていて直接奥の方は見られない。 そして「荒祭宮」へ。ここでは具体的にいろんなお願いごとをしてよい。 自分と家族の健康と商売繁盛、この2つだけをお願いした。 境内の樹齢1000年の木々から何か静かな「気」をいただく。 内宮ではあまり写真を撮る気持ちにならなかった。 気を感じることが第一だったのかも。 お休み処あたりにご神鶏が5~6羽歩いている。 そしてお札やお守りを買い、宇治橋を渡ってまた人間界に戻ってきた。 伊勢神宮は素晴らしい場所であった。 う~ん・・・もう少し近かったら毎年でも行きたい。 次回は楽しい楽しいおかげ横丁、赤福の巻です。
二見浦の旅館に宿泊する。
部屋からは海が見えて波の音もする。
でも500mlで900円は高いっす。だから1本だけね。
翌朝は早起きして徒歩10分ほどの二見興玉神社(ふたみこしたまじんじゃ)へ。
有名な夫婦岩を拝むがおもったより小さい。
神社は石の蛙がいっぱい。
おみくじを引くと中には招き猫が入っていて気分がよい。
昔は伊勢参りの前にこの二見の海岸で身を清めたという。
正しい参拝の順序を踏んでいよいよ伊勢神宮へ出発!
豊受大神宮(伊勢神宮外宮)は衣食住の守り神ということだ。
平日8時過ぎということもあり観光客はまばらであった。
木々が大きくて空気がシンとしている。
まったく違う空気と時間に包まれていくのを感じた。
続く・・。