Ribbon cafeブログ

中味はコテコテの喫茶店でござります。

カプチーノ下さい

2009-08-02 19:14:04 | お店の話

Photo 芸術の秋ならぬ、夏である。

十日町は大地の芸術祭が開かれている。

越後妻有アートトリエンナーレ2009として

里山に現代アートが370点、40の国と地域からアーティストが参加している。

Ribbon cafeにもこの数日、毎日外国人のお客様がお見えになる。

ほぼ同じ顔ぶれでカプチーノのオーダー。

カッコよく一度に作りたいものの、器具の制約と技術のつたなさで1杯ずつ作ってはしずしずと運ぶのだ。

彼らは日本語ができず、私は英語ができず。。。

話していることは何となくわかるけど、スピーキングができないのだ。

でも何とかなるものです。

最初はガイドブック片手に男性が「オカンジョウ、オネガイシマス」とたどたどしい日本語で話されていた。

先日は6名でご来店され、いつもの彼が何も持たずに「お会計、オネガイシマス」ときっちりと発音された。他のメンバーは拍手喝采だった。

毎日日本語を習得されているようだ。

彼らは店内に入ってくるときは軽く会釈をし「コンニチワ」と挨拶され、とても礼儀正しくコーヒータイムを楽しんでいる。


私はホントはいろんなことを聞いてみたいのだ。

どこの国から来て、どんな作品を作っているのか(たぶん彼らはアーティストと思われる)、

いつまで滞在しているのか、この町の印象はどうなのか・・・などなど。

しかし私は黙々とカプチーノを作り、「まいどありがとうござます」とお時儀をするだけなのだ。

心の中では「毎日カプチーノおかわりしてくれてありがとね。」とつぶやいているのですけどね。

コメント (2)
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