十日町は大地の芸術祭が開かれている。
越後妻有アートトリエンナーレ2009として
里山に現代アートが370点、40の国と地域からアーティストが参加している。
Ribbon cafeにもこの数日、毎日外国人のお客様がお見えになる。
ほぼ同じ顔ぶれでカプチーノのオーダー。
カッコよく一度に作りたいものの、器具の制約と技術のつたなさで1杯ずつ作ってはしずしずと運ぶのだ。
彼らは日本語ができず、私は英語ができず。。。
話していることは何となくわかるけど、スピーキングができないのだ。
でも何とかなるものです。
最初はガイドブック片手に男性が「オカンジョウ、オネガイシマス」とたどたどしい日本語で話されていた。
先日は6名でご来店され、いつもの彼が何も持たずに「お会計、オネガイシマス」ときっちりと発音された。他のメンバーは拍手喝采だった。
毎日日本語を習得されているようだ。
彼らは店内に入ってくるときは軽く会釈をし「コンニチワ」と挨拶され、とても礼儀正しくコーヒータイムを楽しんでいる。
私はホントはいろんなことを聞いてみたいのだ。
どこの国から来て、どんな作品を作っているのか(たぶん彼らはアーティストと思われる)、
いつまで滞在しているのか、この町の印象はどうなのか・・・などなど。
しかし私は黙々とカプチーノを作り、「まいどありがとうござます」とお時儀をするだけなのだ。
心の中では「毎日カプチーノおかわりしてくれてありがとね。」とつぶやいているのですけどね。