Ribbon cafeブログ

中味はコテコテの喫茶店でござります。

そろそろ

2011-03-31 18:18:52 | いろいろ

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あの日以来ずっと瀬戸内寂聴さんを待っていた。

あのまあるいお顔をみたらホッとするのに。

どうして寂聴さん、姿を現してくれないのだろうと思っていた。

震災の時は真っ先に被災地に入るのに。

(宗教的に何かあるわけでなくただ寂聴さんが好きなだけです。

法話集全巻買いそうになり思いとどまったことがあるのです。)

そしたら今日の朝日新聞に寄稿文が載った。

去年の11月に圧迫骨折をして療養中とのこと。

これで合点がいった。

東北地方は寂聴さんにとって仏縁が深い土地柄で出家得度は平泉の中尊寺。

岩手県二戸市の荒れ寺だった天台寺の住職となり

20年余毎月訪れて寺を復興し法話を続けていたという。



その寄稿文からの抜粋。

「私は『無常』を、この世のはかなさを示す語と考えず、

『この世は常ならず』と自分流に判断してきた。

この世は同じ状態は決して続かない。・・(略)

私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。

暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えられてこれまで生きてきた。

(略)難を逃れた私たちは日夜、夢の中までも、

あなたたちのご苦労を分け持たせてほしいと、切に願い祈りつづけているのです。」


弱っていた心に水をもらったような気がする。

先延ばしにしていたいろんな事にそろそろ手をつけなくちゃね。


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あの日以来

2011-03-29 13:13:57 | いろいろ

頭の中にはいろんな事が渦巻いていて

少しずつ何かが弱ってきているような気がする。

いつもの時間に起きて仕事して帰りそして寝る。

日常は表面的にはいつもどおりに過ぎていくのに、

あの日以来、世界がまったく違ってしまった。



皆さんに寄付の呼びかけをさせてもらってそれっきり投げっぱなしですいません。

自分なりに一呼吸おいておりました。

ジャパンハートの吉岡先生のブログを読むと、

福島ではどうも医療支援がうまくできない状況だったらしいです。

3月23日のブログより

「本当かどうかは知らないが、福島で医療は足りているという県行政サイドからの返事。

情報すら把握できていないのに、そんなことを言って、本当に大丈夫なのか?

 茨城では、医師会が、自分たちがやっているので間に合っているという返事。

本当に間に合っているのか?
現場の医者や看護師たち、医療関係者は、休みを取れているのか?・・・」

そして仙台に向かったとのこと。何とも、歯がゆい思いがします。

ただそこで止まることなく次の手へ。

27日のブログより・・

「多分だけど、ジャパンハートは他の団体や医療組織が撤収した後も、

何とかサポートしたいと考えている。

 特に、子どもの心的な問題に対する取り組みや、

在宅医療への看護師たちへの投入など、

長期的に関わっていくつもりにしている。
 
からどうしても、資金的な裏づけが必要になってくる。」

ということで2リットル募金と銘打ち秋葉原で募金活動を行ったそうです。

詳しくは先生のブログを(吉岡秀人で検索を)ご覧ください。


またBSNラジオからの情報です。

新潟市内4か所の避難所はペットも同伴で入ることができるそうです。

(新潟県内はまだできない避難所が多いそうですが)

詳しくは新潟動物ネットワークのHPを参考にしてください。

専用の携帯電話は09028444881です。

お知り合いで困っている方がいたらぜひ情報をお伝えください。


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「海炭市叙景」

2011-03-26 20:08:46 | 映画

久しぶりに映画を観た。

「海炭市叙景」

5回芥川賞にノミネートされながらも賞をとることなく

90年に命を絶った佐藤泰志の同名の短編小説の映画化だ。

メインキャストをはじめとして500人以上の函館市民が参加して作り上げたという。

日本のどこかの造船の街、

海炭市で暮らす人々のいくつかの物語が紡がれている。

冒頭の場面、寒さで曇った窓ガラスをこすると

その向こうには寒々とした小さな街が見えてくる。

いつかどこかで見た風景だ。

少し前の日本の暮らしがみえる。


若く貧しい兄弟が高台から街を見下ろす場面が流れた。

この東北の震災で消え去った港町の街並みと重なった。

一瞬で命をもぎ取られてしまったひとりひとりに

その瞬間まで生きてきた人生と

これからも続く未来があったのだ。

わたしは泣いていた。


いつ、どこで、どんな気持ちで観たかが

その映画への共感や思いに大きく影響をあたえる。

2011年3月22日に観た「海炭市叙景」をわたしは忘れない。


十日町シネマパラダイスで4月1日まで


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お願いがあります。

2011-03-20 12:39:59 | おしらせ

お久しぶりです。

こちらは地域によっては前回の中越地震と同じくらいの

被害を受けた所もありましたが徐々に復旧しています。

栄村の友人とも連絡が取れました。

大丈夫です。

ご心配をおかけしました。


実はお願いです。

以前ブログでご紹介したジャパンハートが

東北地方に医師や看護師を派遣しています。

ミャンマーから吉岡医師も帰国して支援活動に入っています。

そこで活動のための支援金をジャパンハートが急募しています。

ジャパンハートのHPのTopicsの項目をクリックすると

今回の震災の募金方法が案内されます。


ほぼ日で糸井重里さんの意見を読みました。

「寄付に関して書いた6つのツイート」です。

その中で寄付の額として

「じぶんひとりを3日雇えるくらいのお金」として考えたらどうでしょう。

という文章がありました。

それをわたしは参考にしました。


医療がこれから本当に必要になります。

言葉は適切でないかもしれませんが、

「野武士」のように現地にとんだ

ジャパンハートの医療者のバックアップにご協力をお願いいたします。

心から。


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元気にしていますので。

2011-03-14 09:09:46 | おしらせ

今の私にできること。

いつも通りの営業、節電、寄付、祈ること。

それしかできません。

ブログを見てくださっている方へ。

電気供給が落ち着くまでブログはお休みします。

皆様も余震に備えて安全にお暮らしください。

ご心配くださった皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。


どうもありがとうございました。


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