地下に下るイメージで。

構造上、こうするしかなかったのですが。

僕のイメージは駐車場から地下に下って行くイメージでした。

看板も小さく門柱は無骨なコンクリート製。

階段は幅も広く、緩やか。

重いオレンジ色の鉄扉を開けると・・・

ガラス張りのレストランが登場する。という事をイメージしながら

１年ちょっとの間、作業着を着て手ぬぐいを頭に巻き工事していました。

８０％くらいはイメージ通りの完成でしたが、あまりにハードな建築工事を

こなした僕は完成したときにはすっかり気持ちは建築業者でした

「引き渡したい！」と喜びよりも疲労と完成の充実感だったのは６年前・・・

それから色んな方がこのレストランに色付けをしてくれました。

オブジェやボトルラック、ステッカーやお花の数々・・・

でも僕が一番お店が生きてると感じる瞬間は

ＢＧＭをかき消すほどのお客様の声や肉の焼ける音オーブンのブザー

お皿がバタバタと並べられ、カチカチ、カチャカチャ、トントン・・・

お店の呼吸が聞こえてきそうな感じを、楽しんでます。

バブル時代の修行だった為か、殺気立った厨房という戦場がワクワクします

かなり話しはそれましたが、オレンジの鉄扉の奥には桜井さんが作ったお花の

オブジェという感じのアレンジが飾られています。

彼女のセンスは日々磨かれていると思います

次回作が楽しみです