ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

永原リタの「ろうけつ染め作品展」

2011-03-18 21:41:41 | Weblog
きょうからスタート!

地震の影響で取りやめになるイベントが多い中で
リタさんはあえて開催に踏み切りました。

フィンランドから日本にお嫁に来て26年のリタさん。
バティック作品の大作から小品にいたるまで、
それに教室の生徒さんの作品も合わせると膨大な数の
規模で展示されています。
もちろん「一本の桜の木」も。

今回目を引いたのがバリのテロ事件を憂いて制作した作品。
バリでよくお供えされている白い花を持ち合掌する手。
「平和を愛す」という意味の言葉が添えられていました。

これがリタさんからのメッセージです。

フィンランド大使館はすでに東京から広島に拠点を移し、
フィンランドからは毎日避難勧告のメールがたくさん来るそうです。
「それくらい危機感を持って受け止められている原発なのに
日本人はのんびりしてるね、私も逃げないけど・・・」と話すリタさんです。

差し入れた手作りの桜もちと手巻き寿司をおいしそうに食べてくれました。

展覧会場は廃業した本屋さん。
お時間がありましたらリタさんに会って話をしてきてくださいね!


3/18(金)~22(火)
11:00~18:00
多摩書店(保谷駅南口から元保谷市役所方面へ徒歩6分)
090-6936-3526

先見の明

2011-03-15 08:57:48 | Weblog
福島原発の話題で騒然としている折、
思い出すのは黒澤明監督の晩年作『夢』。

1990年の制作で、
各章「こんな夢を見た」で始まる
「日照り雨・桃畑・雪あらし・トンネル・鴉・赤冨士・鬼哭・水車のある村」
の8話からなるオムニバス映画。

その中の「赤冨士」では
赤く染まった富士山が大噴火を起こしている。
何があったのか!?
逃げ惑って右往左往する大勢の人々。
原子力発電所が爆発したという。
目の前に迫る色のついた霧は着色された放射性物質であった…。
(参考「ウィキペディア」)

20年後を予測したのか、
黒澤監督はこんな予知夢を見ていたのである。


被災地の味

2011-03-14 23:13:24 | Weblog
悲しいことに
スーパーでは被災する前に作られた海産加工品がまだ売られています。

買ってきた塩辛とさつま揚げは気仙沼と塩釜産でした。

この会社は無事なんだろうか、
従業員はどうされたか、と複雑な気持ちで味わっています。

東北の海産物が出回らなくなることなど考えられません。
「漁師の娘」の別称を持つ私としては。



地震お見舞いありがとうございます

2011-03-13 15:00:49 | Weblog
当地の被害はほとんなかったけれど
郷里いわきは被災地のひとつ。
現在断水しているとのこと。

二次災害に備えて待機しているという報告もありました。

地震のあと電話はまったく通じません。
昨日パソコンメールがようやく通じたところです。
幼馴染から現地の様子が伝わってきました。

いわきといっても市域が広く、
太平洋に面しているのは久ノ浜、四倉、小名浜など。
reinの実家は平にあり、
海からは少し内陸に入った街なので
古い建物が崩れたり、道路が落ちて通行止めになったりはしても
人命に関わるようなことはなかったようです。
交通も物流も寸断されているので事情がよくわかりませんが。

岡山はじめ遠くの友人、郷里が同じ幼馴染、郷里に知り合いのいる方々から
心配の電話をたくさんいただきました。
ありがとうございます。

一方、とあるN洋菓子店の店長さんからお電話をいただきました。
このたびの地震で
地域コミュニティの必要性を感じた、
いざとなったら連帯を強めて乗り切りましょう、
うちには小麦粉と砂糖は常備しているので
災害時には供出したいと思う・・・

なんとありがたいお言葉。

以前取材したM越食品の社長さん(故人)も
ソースを作る材料としてトマトと玉ねぎを常備しているので
災害時にはうちへ来て・・・と地域の人に伝えてくださいと
おっしゃっていたことを思い出しました。

そうした好意は伝えなければ伝わらないので
あえてこのブログでお伝えします。

よい街に住んでいるとは思いませんか?
私たち。

地震

2011-03-11 21:31:42 | Weblog
地震に遭ったのは確定申告に行っているとき。
怖かった。

机にもぐった人もいたけれど、
頼りなげな机だし、
外へ出るのも得策かどうかもわからない。
ただ、なすすべもなくじっとしているばかり。
情報が何も入らず不安でした。
しばらくすると「震源地は仙台だ!」という声が聞こえてきました。

それだけの情報。
不安です。
余震も繰り返し続き…。
帰り信号待ちをしている時も揺れました。

帰宅すると玄関に本が散乱してた。
陶器がひとつ割れてました。
積み重ねた本がひどく崩れていました。

家族と連絡が取れて一安心できたのは夜になってから。

郷里もひどいことになっているようで心配です。