ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

夜中に包丁を研ぐ

2021-02-11 14:02:56 | Weblog
奈良時代、紀州の僧・東光坊祐慶が
安達ヶ原(福島県二本松市)を旅している途中
日が暮れてきたので一軒の岩屋に宿を求めた。
そこには老婆が一人住んでいた。
祐慶を招き入れた老婆は、「薪を取りに行く」といい、
「奥の部屋は絶対に見てはならぬ」と言い残して出かけた。
しかし、抑えきれない衝動にかられて部屋をのぞいてしまう。
そこには人間の白骨死体が山のように積み上げられていた。
祐慶は「安達ヶ原で旅人を殺して血肉を貪り食う」
という鬼婆の噂を思い出して岩屋からあわてて逃げ出した。
戻って来た老婆は、祐慶の逃走に気付づき
恐ろしい鬼婆と化して猛烈な速さで追いかけて来た。
すぐ後ろに迫る鬼婆…。
絶体絶命の中、祐慶は荷物の中から如意輪観世音菩薩像を取り出すと
必死にお経を唱え始めた。
すると菩薩像が空へ舞い上がり、光明を放ちながら
破魔の白真弓に金剛の矢をつがえて射ち、鬼婆を仕留めたのだ。
祐慶は阿武隈川のほとりに塚をたてて成仏した鬼婆を葬った。
その地は「黒塚」と呼ばれ、現在も伝説とともに残っている。

以上、安達ケ原の鬼婆の話である。
(ウィキより抜粋要約)


切れなくなった包丁を真夜中に研ぎながら
鬼婆ってわたしのこと?って思ってしまった。
安達ケ原は福島だけに、どうも近い。
もしかするとこのわたし、鬼婆の末裔かもしれないな(笑)。

3月1日から東大寺のお水取り

2021-02-11 01:34:33 | Weblog
修二会別火の練行衆が2月23日の「花ごしらえ」の日に椿の造花を作る。
二月堂本尊十一面観音の祭壇に飾るためだ。
この行事にちなみ
奈良市内の老舗和菓子店では椿を模した生和菓子を
季節限定(2月上旬〜3月中旬)で販売する。
なんとも美しい椿の造形だ。
写真は萬々堂通則の椿菓子。