ライン出版編集部

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ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

隔読(カクドク)

2011-11-03 23:55:45 | Weblog
もちろんこの用語、聞いたことないですよね~。

だってreinの造語なんですもん。

でもこれから流行るかもしれないから
気をつけててね!!

「同じ本を一定期間を隔てて読むこと」
それがreinのいう隔読。

20年のスパンで、ある本を隔読してます。

最初の読書がいつだったかは年バレするから内緒だけれど、
その本を20年後に読み返したことがきっかけで
次はまたその20年後と決め、
それが今年(正確には昨年11月)、3度目でした。

果たして4回目はあるのかな~。
20年後なので何歳になってる?

内容は20年も経つと存外忘れてしまうものです。
ぼやけてます。
ただ、冒頭に祇王寺が出てくることだけは妙にクリアに覚えていて…。

三浦哲郎の『風の旅』という小説。

練馬に住んでいた著者は
こんなこと(自著を隔読している者が近くにいること)を知らないまま
昨年8月旅立ってしまいました(合掌)。

今年は、誘われるように青森へ3度も旅したけれど
氏の出身地である八戸へはまだ行っていません。

『風の旅』との出逢いは
旅に縁の深かったreinの人生を象徴しているかのようであります。

同じ本をロングスパンで隔読すれば
自己の成長を知る手掛かりにもなるんじゃないかしら。

以上、文化の日に思ったこと…。