☆どのみちこの道!☆

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日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

絡新婦の理・・・・・・・・・京極夏彦

2006年02月25日 | 本(mixi日記より)
☆あらすじ☆

女性ばかり狙う目潰し魔、房総の大富豪、織作家創設の女学院での事件、絞殺魔と次々に別の場所で殺人事件が起こる。一見繋がらない事件だが、それは蜘蛛の巣のように張り巡らされた罠だった。
「蜘蛛は自分では何もしないんだよ。罠を張って獲物が掛かるのをただ真ん中で待ってるんだ。」中尊寺はそう言った。そして、蜘蛛と対峙するべく自ら罠に嵌ってやろうと重い腰をあげた。



☆感想☆

ドラマ『白夜行』にハマっているので、続きが気になって仕方ないw でも、今本を読むとドラマがおもしろくなくなりそうなので我慢!!! なので、長そうな普段読まないタイプの京極堂シリーズ。初めて読んだ~~~。

これはシリーズ第5作目で、いつもの面々な人が次々と出てくる。
でも初めて読むし、映画も見てない私にはなかなか人が覚えられなくて一緒についてた映画(姑獲鳥の夏)の人物紹介を見ながら読んだ。。。中尊寺って堤真一なのね。。。ちょっと私の妄想とイメージ違う・・・・なぁ。ちなみに私の妄想劇場では中尊寺はミッチー・・・・(汗)

文庫なので4冊に分かれているのだけれど、独自のワールドと漢字の難しさに(アホだからw)、2冊目に入るまで挫折しそうだった。
なんせ、殺人事件が多すぎて普通の小説なら違う本が2冊書けそうな気がするよーー。そんな複雑な話がどう繋がるか気になって、何度か前後しながら読んでたら慣れてきて3冊目にはもうハマっていた。。
「絡新婦は、理に沿って、自分はあたかも傍観者かのように事件の顛末を見物している。」BY中尊寺。
絡新婦のコトワリて、なんやろ~~~?なんでなん??という疑問が最後に中尊寺によってスルスルとみんな繋がって解けてきて、すっきりするも何とも恐ろしい哀しい事件。
私的に言えば、初めから中盤までモヤモヤしっぱなしだったので、京極夏彦の張った罠にかかってたっぽい。

これがヤツの呪いかっ???

再度冒頭を読み返して、ひとまず納得。。。
まあ、話聞いてただけで、現場に後からきた中尊寺にスルスルと謎が解けるのかが、鼻につくなぁ~~と思ったけど、読み応えあって哀しいけどよかった。
でも、体力がいる本やなぁ。


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