☆どのみちこの道!☆

いらっしゃいませ♪
日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

ナイロビの蜂

2006年04月28日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

アフリカ駐在のイギリス外交官の妻テッサが謎の死を遂げた。真相を調べ始めた夫のジャスティンは、法律家で社会活動家でもあったテッサが、製薬会社と癒着した政府を告発しようとしていたことを知る。妻を失って初めてその人間愛に触れ、真実の恋に落ちる。
謎を追って陰謀渦巻く世界をさまよい、彼が最後にたどり着いたのは・・・・




☆感想☆

『きっかけは、妻の死。たどり着いたのは、妻の愛。』

このキャッチコピーに惹かれた。

初めは、妻のテッサに不信感を抱き、自分勝手な妻な印象も感じたが、お話が進むにつれテッサの信念や勇気、愛を感じて、夫の思い出の中のテッサの笑顔を見るたびに切なくなった。

なぜテッサは死ななければならなかったか・・・・を解き明かしていくとその謎は現実にもめっちゃありそうなニオイがして、恐ろしくなった。
号泣するような映画ではないのだけど、でも寝る前に思い返すと切なくて苦しくなるような作品だった。観て数日経つけど、ちょっと考えてしまう。

美しいアフリカの風景は素晴らしいが、アフリカの現実なども垣間見てしまい、胸が苦しい作品だけど、私の中で今のところ今年で一番の作品かな・・・




☆なにより、主役の二人の演技がよかったです。
単館系の映画ではないけどマイミクさん達にも映画館で観て欲しい映画だなぁと思いました。・゜・(ノД`)・゜・。ウワァァン

『V フォー・ヴェンデッタ』

2006年04月27日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

第3次大戦後、独裁国家となったイギリス。異端者が排除され、外出禁止令、検問、そして監視カメラが守りを固めるファシズム国家になっていた。
ある夜、イヴィーは街の自警団に絡まれていたところを仮面の「V」と名乗る男に助けられる。彼は、善悪の判断をすべて”政府”が下し、人々はその中で平和を与えられ、管理された生活を続ける世の中やイヴィーに、これから11月5日に起こる事の序章として、中央刑事裁判所を爆破し、後日TVで人々に呼びかける。



☆感想☆

予告を見て、「カックイイ!!」と思って試写会出したけど、ハズレた・・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
観たかったので、名探偵コナンを観るであろうお子様をかき分けて観てきました!(アタシもコナン、観たいのよ。でも、アニメを大人1人で、いや、2人でも観る勇気がないのよ!)
もとはマンガ。
そして、ガイ・フォークスディのお話を入れていて、近未来なのに過去っぽいような世界観についていけるなら結構楽しめる作品。
「V」は政府から見るとテロリストになるけど、「犯罪か、正義か?」というラインがこちらに考えさせるようにしていて、上手く描かれていたように思う。
暴力や殺し、不気味なシーンも多い。
そして、盗聴や言動に注意しながら平和にのっかって生き、でもどこかで疑問を感じる人々にちょっと共感。この映画の国家では声に出すのは、かなり怖い。
そして、「V」は、ルックスと同じでクラシカルで変人っぽいけど、なんかオシャレ。
でもインパクトあったのは、エプロンしてフライパン振ってるところかな(笑)。

おかっぱにあの仮面だけど、シーンによって、笑ってるようにも悲しんでいるようにも見えるのがすごいなーと思った。ただ、「V」の詳しい過去がでてこなかったのと、どんなになろうとお顔が見れなかったのが残念。
せっかくのあの眼力が見れないのは残念だわw


そして、突っ込もうと思えば突っ込みどころは満載。。
そんな事、1人でできへんやろ~~~~~?etc・・・・みたいな。
でも、爆破の花火のシーンや、戦うシーンも綺麗で、特にドミノで表現されてるは上手いなーーーという感じ。
カルタシスだぜ~~~~~で、カオスだぜ!って感じで、私は結構楽しめたw

ハリポタと不死鳥の騎士団

2006年04月20日 | 本(mixi日記より)
☆あらすじ☆

前作の魔法学校の対抗試合で、名前を言ってはいけない例のアノ人が復活し、ハリーの周りのオトナ達は、対抗する軍団『騎士団』として作戦を練っていた。
しかし、休みの間にアノ人の復活を信じようとしない者達が、茶化し、彼らをあざ笑った新聞を書いていた。
そして、今年ハリーは魔法学校の5年生になる。今年は、O.W.L.S(ふくろう)学力試験があり、猛勉強しなければならないのだが、アノ人の動向やオトナ達の騎士団の活動が気になって仕方が無い。
さらに、あの人の復活を信じようとしない魔法省から派遣されてきた先生とは、そりが合いそうに無く、額の傷の痛みが増し、毎日同じ廊下に立つ夢をみるのだが・・・・・




☆感想☆

本は去年読んだ「炎のゴブレット」が面白かったので、いつも図書館の棚チェックしてたら、ありました!!世間から約一年遅れですが、読みましたw

そして、読み始めると、とにかく続きが気になって、あの重い本をカバンに入れて通勤したよ。腕がプルプルだよ!単行本出してほしいわって毎日思ったε=(。・д・。)フー

そして、話が複雑になってきた。ちびっこはシリウスやロン母、ダンブルドア校長の気持ちが理解できるんだろうか~(余計な心配w)
みんなで、「打倒アノ人、エイエイオ~~~!!」になるはずが、複雑に絡み合う私利私欲や人間関係で、ハリーや騎士団に、敵というか、障害が多くて大変だった。
今作のハリーは、1作目から特別な男の子として活躍してきて、それなりの自信や名声を持ってるけど、今回アノ人の完全復活で大人たちは子供達に騎士団に入らせないし、学校内も不穏な空気が流れるわ、女心はわからんわ、クディッチは禁止されるわで、ハリーのイライラと不安と不満が強く伝わった。
中心人物なのに、周りにヒミツが多かったらそりゃ~イラつくよなーーーと思う反面、「僕がやったんだぜ~」的な考えは鼻についた。『大人の階段の~ぼ~る~♪』ですな。でも、ウジウジせず、何とかしようという気持ちはエライな。

登場人物が多いので、彼らのその後もチラホラ書かれてあり各キャラのファンも満足しそう。でも、多いよ。さすがに5作あると。。。。
それに触れると面白くなるけど、本筋が薄くなるよね・・・・

例のアノ人、完全復活した割には登場少なく、どっちかというと過去のシガラミが多く関ってる事の説明が多かった。タイトルの「不死鳥の騎士団」も、さほど活躍してないし・・・?むしろ・・・・足ひっぱってないか?w
そして、彼がいなくなるとは思いもしなかったよ。
ビックリ!。・゜・(ノД`)・゜・。ウワァァン

でも、最後に魔法使いとして、成長してきたハリーと仲間達が次にどうやって、アノ人達と戦っていくのかすごく気になる!!
そして、この作品でネビルとスネイプ先生がとても好きになったので、次作からの二人にさらに注目しようと思う(* ̄m ̄)プッ

5月に6作目がでる。私は、いつ借りれるんだろうか・・・(遠い目)


寝ずの番・・・・・中島らも

2006年04月12日 | 本(mixi日記より)
☆あらすじ☆

希代の噺家 橋鶴師匠、その一番弟子の橋次兄さん、橋鶴師匠の妻 志津子ねえさんの通夜で、弟子たちが集まり故人を偲び、オバカで粋で色っぽい話に花が咲く三部作。
プラス他短編6篇。




☆感想☆

映画が現在公開中。映画に行けそうにないので本の感想をw
私が中島らもで好きなのは「ガダラの豚」。でも、好き嫌いわかれるみたい~かなりオモシロイんだけどな~。
そして、全然違うけどこれもオモロイので一気読み。

志津子ねえさんのエピソードでは、いつも通勤途中に読むのだけど、三味線小唄がエロすぎて、横の人にみられたら恥ずかしいなーーーーと思いつつ、心の中で歌いながら読んだ(* ̄m ̄)プッ
この通夜、おもしろいけど参加できねぇな(笑)
噺家の通夜でも、親戚だったら引くわw
とはいえ、私も死んだ時に、お通夜や葬式でこういう「この人ならではの面白エピソード」なお話があって、思い出してくれる人が1人でもいてくれりゃ~な・・・・と思ったりして。
そして、最後はホロっとして、いいオチついてるお話。
最後の、桂吉朝師匠の解説もオモロイ・・・


他の短編では、自分のクローンを作って一緒に仕事分担しながら住む「仔羊ドリー」が結構好きかも・・・。
自分と一番気があうのは、やっぱり自分?(笑)