☆どのみちこの道!☆

いらっしゃいませ♪
日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

空中ブランコ・・・・・奥田 英朗

2006年05月16日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

伊良部総合病院の精神科医、伊良部の元を訪れた悩める者たちは,伊良部のなんともいえない稚気で奇妙なキャラクターと診察に呆れながらも通ってしまう。色んな症状の人々を描いた連作短篇集の第二弾。

☆感想☆

偶然借りたら、マイミクさんの紹介にも載ってて嬉しかった。こりゃ~当りだなと思ったら案の定おもしろかった。文体も読みやすくて、笑えた。

私も診察にいくまでもなくとも(行きたくないだけかもw)ここにでてくる患者さんの中の一部分を持っているなぁと思ったので、各患者さんの気持ちはすごくよくわかった。
それにしても、今の世の中って病気が多いなぁ。

特に心の傷って、病気って自覚のないままほっとくとどんどん大きくなる。でも、「ああ、こんな名前の病気で存在するんだー」ってのを知るだけでもすこしホッと出来るかも。さらに、自分の弱い気持ちと立ち向かっていくのに、伊良部先生のようなスットボケた先生が話を聞いてくれて、マユミちゃんのような看護師に注射されたら・・・・・・・・・・・(* ̄m ̄)プッ
「アイツより、イカれてないぜ!オレ!!!」って思っちゃうな。
まぁ、話しやすいし、自分を見つめなおすのにはホントにこんな医者の方がいいかもなぁ~~と思った。


でも、実際私が通院するなら、オットコマエ~な素敵な医者に親身になってもらった方が嬉しいかなーーーーっと。(* ̄m ̄)プッ




ナイロビの蜂

2006年04月28日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

アフリカ駐在のイギリス外交官の妻テッサが謎の死を遂げた。真相を調べ始めた夫のジャスティンは、法律家で社会活動家でもあったテッサが、製薬会社と癒着した政府を告発しようとしていたことを知る。妻を失って初めてその人間愛に触れ、真実の恋に落ちる。
謎を追って陰謀渦巻く世界をさまよい、彼が最後にたどり着いたのは・・・・




☆感想☆

『きっかけは、妻の死。たどり着いたのは、妻の愛。』

このキャッチコピーに惹かれた。

初めは、妻のテッサに不信感を抱き、自分勝手な妻な印象も感じたが、お話が進むにつれテッサの信念や勇気、愛を感じて、夫の思い出の中のテッサの笑顔を見るたびに切なくなった。

なぜテッサは死ななければならなかったか・・・・を解き明かしていくとその謎は現実にもめっちゃありそうなニオイがして、恐ろしくなった。
号泣するような映画ではないのだけど、でも寝る前に思い返すと切なくて苦しくなるような作品だった。観て数日経つけど、ちょっと考えてしまう。

美しいアフリカの風景は素晴らしいが、アフリカの現実なども垣間見てしまい、胸が苦しい作品だけど、私の中で今のところ今年で一番の作品かな・・・




☆なにより、主役の二人の演技がよかったです。
単館系の映画ではないけどマイミクさん達にも映画館で観て欲しい映画だなぁと思いました。・゜・(ノД`)・゜・。ウワァァン

『V フォー・ヴェンデッタ』

2006年04月27日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

第3次大戦後、独裁国家となったイギリス。異端者が排除され、外出禁止令、検問、そして監視カメラが守りを固めるファシズム国家になっていた。
ある夜、イヴィーは街の自警団に絡まれていたところを仮面の「V」と名乗る男に助けられる。彼は、善悪の判断をすべて”政府”が下し、人々はその中で平和を与えられ、管理された生活を続ける世の中やイヴィーに、これから11月5日に起こる事の序章として、中央刑事裁判所を爆破し、後日TVで人々に呼びかける。



☆感想☆

予告を見て、「カックイイ!!」と思って試写会出したけど、ハズレた・・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
観たかったので、名探偵コナンを観るであろうお子様をかき分けて観てきました!(アタシもコナン、観たいのよ。でも、アニメを大人1人で、いや、2人でも観る勇気がないのよ!)
もとはマンガ。
そして、ガイ・フォークスディのお話を入れていて、近未来なのに過去っぽいような世界観についていけるなら結構楽しめる作品。
「V」は政府から見るとテロリストになるけど、「犯罪か、正義か?」というラインがこちらに考えさせるようにしていて、上手く描かれていたように思う。
暴力や殺し、不気味なシーンも多い。
そして、盗聴や言動に注意しながら平和にのっかって生き、でもどこかで疑問を感じる人々にちょっと共感。この映画の国家では声に出すのは、かなり怖い。
そして、「V」は、ルックスと同じでクラシカルで変人っぽいけど、なんかオシャレ。
でもインパクトあったのは、エプロンしてフライパン振ってるところかな(笑)。

おかっぱにあの仮面だけど、シーンによって、笑ってるようにも悲しんでいるようにも見えるのがすごいなーと思った。ただ、「V」の詳しい過去がでてこなかったのと、どんなになろうとお顔が見れなかったのが残念。
せっかくのあの眼力が見れないのは残念だわw


そして、突っ込もうと思えば突っ込みどころは満載。。
そんな事、1人でできへんやろ~~~~~?etc・・・・みたいな。
でも、爆破の花火のシーンや、戦うシーンも綺麗で、特にドミノで表現されてるは上手いなーーーという感じ。
カルタシスだぜ~~~~~で、カオスだぜ!って感じで、私は結構楽しめたw

ブロークバック・マウンテン

2006年03月31日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

ワイオミング州ブロークバック・マウンテンで定職の無いイニスとジャックは羊放牧の職を得て山でひと夏を過ごすことになる。お互い助け合い、打ち解けあう内にそれは男同士の許されない関係へ変化していく。山を降り、お互い結婚し子供を成しながらも再会した二人は、苦悩しながらもその関係を断ち切れない。
保守的で男同士の恋愛など公言できないこの時代に20年もの間に渡り、求め合う二人。
しかし、厳しい現実が二人の関係に影を落としはじめる。



☆感 想☆

13日に試写会にて観賞。。
(かるくネタバレあり?)
   ↓↓↓↓


私が女だからなのか、恋愛観が違うだけなのか・・・・・
二人は「衝動」で体を欲した感じに思った。男女でもこの「衝動」はありえるのだろーけど、急すぎるよ~~~ぅ。
そしてお話がすすむにつれ、イニスに終始イライラしてしまった。
迷いながらも恋する男「イニス」を、ヒース・レジャーは見事演じきったという事になるが、イニスという男は行動は男らしく振舞うのに、内面がとても女々しい男だったので観ていてツライ映画だった。

特に、山を降り、お互い所帯を持った後にジャックの家の玄関先で再会したシーンは、山での二人の「衝動シーン」よりぶったまげた。・゜・(ノД`)・゜・。ウワァァン
そこで、好きでも踏みとどまるのが私の美学だぜ!

んで、その後数十年間ジャックと約束するたびに、いそいそウキウキしながら、急いで家を飛び出していくイニス・・・・。

百歩譲って私がイニスでも、家庭を壊したくない、相手が同性なのを隠し通したいなら、もちっと演技する・・・・・と、それぐらい不器用な男「イニス」は純粋なのだろうか? 

「純粋」ってなんなのだろう。

相手のジャックも妻も子もいたけど、まっすぐイニスにぶつかっていくタイプで、イニスを尊重して、イニスの都合に合わせての秘め事なので、色々と気の毒だった。

別に人を好きになるのに理由なんかないんだろうけど、日常で満たされないのを、美しい山の思い出と共に相手に何かを求めているようにも感じたりして。
それだけで、かけがえの無い人なんだから、別に抱き合わなくてもいいじゃんかって思う。私、堅いっすかね?w

結局、ジャックのいうとおり、「俺たちにはブロークバック・マウンテンしかないんだ。」という事だろうな~~~
二人でいるのは楽しいけど、周りの人も傷つけて自分も苦しくて、男同士だからとか以前に、何だか得るものない愛だなぁと思った。

最後、ジャックは死んでしまったけど、それによってようやくイニスが一皮剥けたのが唯一の救いと思った。



余談だけど、ミシェルはともかくジャックの妻役のアン・ハサウェイ、この映画で脱がなくても。・゜・(ノД`)・゜・。どうせなら、自分が主役ぐらいの時に脱げばいいのに・・・・勝手ながら清楚なイメージだったので、もったいなく感じた。

主役の二人は、体当たりでただならぬ空気が画面にも出ていてよかった。ジェイク・ギレンホールのねっとりした目つきも雰囲気でてたw 
何より、風景がすごい!
羊ちゃんがモコモコ山に登っていく風景は圧巻~~☆


イマイチ感情移入はできなかったけど、それぞれ苦悩する役を演じた俳優陣はみな実力派で名演技でした~~ ☆

SPIRIT

2006年03月24日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

武道家の父を持つ霍元甲(フォ・ユァンジア)は病弱だったが『武』の世界に憧れていた。
父はフォに道場に入ることを許さなかったが、フォは成長と共に強くなり、武道家として名をはせていった。しかし、同時に自信家でうぬぼれやで我がままになっていた。
「天津一の武道家になる。」
と日々戦い、弟子は増えるが、借金も増え、友人や母親が諭しても聞き入れようとしない。
ある日、弟子のトラブルが発端でライバルの武道家をけしかけて戦い、殺してしまう。
それにより報復され、母親と幼い娘を殺されたフォは、悲しみと罪悪感で一人天津を離れ、山里深くで倒れるが、盲目の娘とその祖母に助けられる。静かなその山の村で本当の強さ、武とはなにかを悟ったフォは再び天津に帰り、異種格闘技戦に出場を決め、友人と武術学校を設立する・・・・




☆感想☆

20世紀初頭の実在した格闘家、霍元甲(フォ・ユァンジア)のお話で、武術の極意とはなんだ!本当の強さとは? 勝つ事の意味は!?という精神を描いたお話。
初めは、すぐ生死をかけた格闘の契約書にサインして戦う(決闘?)するフォにびっくり。子役の子が可愛くて弱っちい子やったのに、血の気多すぎやわーーーとすこし拒否反応。しかもフォは強くても、軽いイヤなヤツでw 絶対あかん!と思ったら案の定、

すべてを失う→そして悟る。

という、お話は王道な感じではあるけど、ジェット・リー様(いくつになっても弁髪がよくお似合いw)が魅せる動き(アクションw)で説得力あって受け入れられる。。文武両道してきた人は、戦いのモラルや相手への礼節をわきまえて、自分次第で対戦相手にも『何か』を伝えられるんだなぁと映画の中の成長したフォとジェット・リーの両方をみて思った。まぁ、実際のフォは違うらしいがw

格闘シーンも剣やら棒?(ブルース・リーとかがアチョーーってやる3つつながってるやつw)とか長剣やらフェイシングやら色々でてきておもしろかった!格闘技としての見せ場が多くてワクワクした。
中村獅童も武道家として頑張ってた。どんなけ色んな役で見ても、テレビでやってた「HR」の時の変な生徒のイメージが私の中であるので、個人的にモヤっとしたけど、これは存在感ある男前なイイ役・・・・いる事によって日本人として救われた。

ワイヤーも使ってるけど、肉体の動きもすごかったので気にならず。ああ、あんな動き、できたらなぁ・・・・・と終始思い、体鍛えなきゃ・・・というのと、中盤の山ですごすフォが田植えしながら深呼吸する場面が印象的。
やっぱり自分がアジア人だからなのか、行った事ないけど何故か懐かしい田んぼと、山の緑に吸い込まれそうになった。
行ってみ~た~い~~~♪


そして、前半の料亭のすごいゴハンより、山で娘さんが作る米と玉子入りの野菜炒めの食卓の方がおいしそうだったな~~~と思ってその日の夜メシは、野菜炒めにした(* ̄m ̄)プッ


ナルニア国物語

2006年03月05日 | 映画(過去mixi日記より)
なんか、ふつーーーーやった。。。
あらすじ書くのも面倒なぐらい、ふつーーーーやった。。

宣伝では、すっごい夢あふれる大冒険っぽく感じたのに・・・・・・
子供4人出てるわりには、兄弟愛(ありますけどね。)がヒシヒシと感じられるわけでもなく、いまいち心が揺さぶられるようなセリフやシーンもとくになく・・・・・・?子供4人やから、焦点がボヤけるのかな?w

これからおもしろくなるハズと思っていたら、表面上進んでいって、誰のことも深くわからないまま、白い魔女が綺麗だからか悪いヤツにも思えないまま、終わっていた。
みんなアレでええの・・・?

とはいえ、やっぱり大作だなぁと感じるところは、ナルニアの住民達、ビーバー夫妻とか本物みたいだったし、ライオンもしゃべってるみたいな顔だったし迫力ありました。最後の戦いのところのロケーションもすごく綺麗な風景で、ニュージーランドに行ってみたいなぁという気にさせられましたw

でも、なんか足らない~。せっかくおもしろい設定のお話なのに、もったいないなぁと感じてしまいました。。私がひねくれ者やから、上手く行き過ぎると「ケッ」と思うからかもしれませんけどねー。 きっと本で読んだ方がいいんでしょうね~~。

帰りに関係ないけど、ついかわいかったので、ドラえもんの「のび太の恐竜」のシャーペンを買ってしまいました。

ドラえもん、観に行く勇気がないけど観たいなぁ。。


男たちの大和

2006年01月31日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

鹿児島県の枕崎の漁師の神尾は、一人の女性に戦艦大和の沈む海へ連れて行って欲しいと頼まれ、神尾の漁船『明日香丸』を走らせる。
女性は、父親のたったひとつの遺言で遺骨を海に戻しにきたという。
その父親は、かつて神尾が特別年少兵として大和に乗り込んでいた時に尊敬していた、機銃射手の『内田ニ兵曹』であった。
そして神尾の胸に、戦友たちとの日々が甦えってゆく。



☆感想☆

ずーーっと延々と切ない。
しかし、戦争も大和が沈んだ事もみな事実で、現実はさらにすざまじく悲惨と思うと目から水がじょばばばばっと出た。なんだか神尾役の仲代達也の大和を思い出す顔を見てると、もう哀しくなる。。

60年前は、天皇陛下の為なら、お国の為なら・・・の精神が当時は普通だったのだなぁと、今更ながら考える。
でも、特攻に行かなければならなかった男たちからすれば、やはり愛するものを守るため・・・なんだと思った。面子や負け方に拘ったり、「死二方用意」という言葉、ありえないよ~~~。しかも、年端もいかない子が「おめおめと生き残ってごめんなさいっ」って言うなんて・・・・・
うぉぉぉぉ~~言葉にならん!

今も世界で戦争が起こってるなぁ。今も、どこかでこんなツライ思いをしてる人がいるんだなぁ。
人は3人以上集まればナンヤカンヤ諍いがあるというけど、戦争は殺しあいだもんなぁ。でも、国を守る為っていう大義名分があるから、振り上げた拳が下ろせないんだろうか。
ムリでも口喧嘩までにしといてほしいよ。

劇中、臼淵大尉が言ってた、『敗れて目覚める』ということもあてはまりそうだなぁ。
戦争をしらない、考えようともしないコな私だけど、とっても後に残る映画だった。
ただ、ちょっと疑問もあるけど。
とりあえず、DVDでたら豆夫とオカンにも見せねば。

これは、祖父に誘われて一緒に行ったのだけど、祖父もよい映画だったと言っていた。
祖父は、海兵ではなかったけれども、兵隊に行って沢山の人を見送ってきたから余計観たかったのだろーーなぁ。んで、きっとそんな思いをした事も無いオレにも見せたかったのかにゃ?

単騎、千里を走る。

2006年01月23日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

高田は、ある事から疎遠になっている息子、健一の余命がいくばくもない事を知り、会いに行くが健一は高田に会うことを拒否。高田は息子の嫁、りえが高田に渡したビデオから、健一が中国の仮面劇で三国志の演目である「千里走単騎」を撮影したがっていたことを知る。
健一との溝を埋め、健一の気持ちを理解しようと、高田は中国の奥地、雲南省麗江市に一人旅立つ・・・・



☆感 想☆

人と人とが分かり合えない時代。最後の希望はこの胸の中にあった。まごころが、世界を変える。

というキャッチに惹かれてハガキを出して、「感動してやるぜ」モード全開で臨んだ。
高倉健さまが主演だからか、年齢層が高め。しかも、ロビーでタッパに入ったMY弁当とMYお茶持参のおばちゃん4人組やおっさん2人連れがいてびっくり。さすが。

期待しすぎか、私の感情の欠落か、1時間40分ほどの映画なのにお尻の痛さに集中してしまい、涙も出ず、なんか違うという違和感だけ残った。
こんだけ引っ張った舞踊家の踊りと歌も「う~~~ん?」な感じで、結局なんだったのだろうとお話が進むにつれて気持ちが沈んでしまった。

上手く説明できないけど、高田親子の事も、中国に渡ってからの色んな人との触れ合いも、「そんなヤツおらんやろ~~~~~」BY こだまひびき 的に、なんか違和感を感じてしまい、会場ですすり泣く声も多々聞こえたのにも関らず、自分が感動できないことにちょっと凹む。
その中で、旅の風景と広大な空だけはとっても綺麗で、たぶん一生見ることの無いであろう土地の景色に泣きたくなるような感覚にはなった。


日中関係の架け橋に・・・という事を聞いたけど、お互い気を遣いあってこの作品が出来たのだろーか。中国の人はこの高田という主人公を見て、どんな感想なのか知りたいなーーーと思った。

あらヤダ。なんかすげーーえらそうな感想書いてるわ。。(* ̄m ̄)プッ

ディック&ジェーン  

2006年01月17日 | 映画(過去mixi日記より)
12月24日に公開されたこの映画、今は一日一回の公開しかなくなってしまい、いつ終わるかハラハラしながらようやくGOしてきました。朝一いったら、ロビーは「有頂天ホテル」の客ばっかりだったよ~~~。すげーーー。


☆あらすじ☆

ディックは妻と一人息子の3人暮らし。
夢のような昇進を言い渡されたと思いきや、すぐ会社は倒産。あれよあれよと失業し、庭の芝生も剥ぎ取られ、家も失いかけのギリギリ生活。

もう、夫婦で強盗するしかないっ!w 
 
そして、倒産した事で一人だけさらに富をえた元ディックの会社の社長マカリスターに復讐する計画をたてる。
ディック&ジェーン夫婦の仕掛けた罠とは?



☆感 想☆

『おかしな泥棒 ディック&ジェーン』のリメイクだが、面白かった!!!w 
なぜひと月しかたってないのに一日1回上映なのかも客が10人ぐらいしかいないのか不思議でたまんないね!!(怒)
映画会社やる気あるんだろーーーーかと思ってしまったw
まぁ、お話はものすごい感動ものとか、人生を問いかけるような映画ではないので、物足りなさはあるけど・・・う~ん。

でも、ディックに起こった事は、ドタバタの中にも倒産→失業という現実味のある内容をジム・キャリーが演じる事でよりパワフルにシニカルに。
あいかわらずの顔芸と不思議な動きも観れて、久々にしゃべりまくりで動きまくりのジム・キャリーが見れて嬉しかった。
でも、おもしろいだけでなく途中じゅわ~~~んとキた。

私はこの人大好きなので、偏った見方をしてるかもしれないが、相手役のティア・レオーニとの息もピッタリで、ホントの夫婦みたいだったw 二人ともちょっと老けたけど、美男美女だしw

ぜひ、レンタルでたら家族でみてくださいw
あ、子供は見てはダメかな・・・泥棒してるし。

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

2005年12月27日 | 映画(過去mixi日記より)
☆あらすじ☆

天才数学者だったが、長い間病んでいた父のロバートが亡くなり、大学を辞め、一人で看病していたキャサリンは抜け殻のようになってしまう。
そのころ、父の弟子であり数学者ハルがロバートの部屋にあるノートに、数学の大発見(プルーフ)が埋もれているのではないかと遺されたノートを調べていた。そして、キャサリンに想いを寄せていたハルはキャサリンに急接近していくが、父の書斎から世紀の数学のプルーフ(証明)が見つかった。。。



☆感 想☆
2000年に発表されたデイヴィッド・オーバーンの戯曲「Proof」が大評判になり、2002年から映画の主役と同じグウィネス・パルトロウが演じて、数々の賞をとっている作品の映画化。

父を思う娘の気持ちが切なく、哀しかった。
そして、父と娘の狂気と正気の演技がすごくよかった。
実生活でも、この人を信じようと心を開いて伝えたことが、目に映るものにジャマされて信じてもらえなかったりすることも多々ある。何をもってその相手を信用したの? そして何をもって信じる?
自分はどう思われてるんだろう~~信じてもらえてるんだろうか~~とかちょっと考えてしまった。
かといって、「信じて」って言われた方の戸惑う彼や姉の気持ちもわかるなぁ・・・(キャサリンには都会的な姉がいる)

判断力とカンでしょうか・・・・むずかしい。。

んで、ところどころで、本物のシカゴ大学が撮られてるらしいが、すっごい綺麗でびっくりw
何建築か忘れたけど、教会も大きくてかなり美しかったのでそれも見所だと思うw そしていつもどおり小学生みたいな感想になってきたうえに、ネタばれしそう・・・
一言でいうと、人との信頼関係をすごく繊細に描いた映画だと思った。
キャサリン役のグウィネス・パルトロウも、地味で難しい役を好演でした~