アメリカのクラウン社のPA用ステレオパワーアンプ:CROWN XLS1002を購入した。
現状のパワーアンプは、SMSLのSA-98Eを利用している。SA-98Eの出力は100Wで不満はないのだが、出力が200W以上のもっと余裕のあるパワーアンプの音が聞きたくなった。
パワーアンプの選択と購入
200W以上のパワーアンプを探すと、高級機ばかりだ。製品原価に利益3割増しの価格の製品は、なかなか見つからない。そんな中、リーズナブルな価格のPAアンプの記事を見つけた。
早速、サウンドハウスのWEBサイトに行ってみた。
サウンドハウスのPAアンプサイト:https://www.soundhouse.co.jp/category/middle/1207
検索件数が209件と、すごい数のパワーアンプがある。屋外コンサート用だろうか、2KW(8オーム)を超える製品もある。
この中から選ぶのだが、条件は以下とした。
1.出力:200W以上
2.小音量領域で高音質
高音質の条件を満たす製品の選択に、最も参考にしたのは、USA Amazonの評価だ。アメリカの人は、PAアンプをオーディオ用に利用するようで、USA Amazonのパワーアンプの区分の中に、PAアンプが掲載されている。
調べると、USA Amazonでは、CROWNのPAアンプの評価が高いようだ。
USA Amazon Crown XLS1002: https://www.amazon.com/dp/B011TI97VE/
Crown XLS1002は、215W(8オーム)の出力だ。
小音量領域で高音質を確保するために、大出力の製品を避け、まずはこの215W出力の製品に決めた。
なお、入力端子にRCA端子、出力端子にスピーカー用端子(バインディングポスト)が実装されているのも、この製品を選んだ理由だ。
サウンドハウスで購入した。:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/212339/
購入したCrown XLS1002の製品と音質のレビュー
19インチラックに実装する形状となっていて、幅が48.3cmと大きい。
PAアンプのオーディオ入力は、バランス型のXLRコネクタが標準だが、この製品はRCA端子も実装されている。
また、出力端子もスピコン(speakON)が標準だが、普通のスピーカー用端子も実装されている。
スピーカー用端子でバナナプラグを使う方法(YouTube):https://www.youtube.com/watch?v=YBkjGKk9_xc
・音質レビュー
SMSLのSA-98EからCROWNのXLS1002に変えて、最初に感じたのは歪が減ったことだ。
逆に、SMSLのSA-98Eの音は歪を含んでいた事が、初めて判った。
歪が減った効果なのか、音が柔らかくなって、聞きやすくなった。従い、出力パワーが2倍になったと感じることが出来なかった。
音量は2個のボリュームでL、Rを別個に調整し、クリック式となっている。(音量調整はデジタル処理かな?)
必要な音量は、最小値から2番目のクリック点で十分だ。
・振動防止
製品の上蓋を開けると、1枚の大きなプリント基板上にすべての部品が実装されている。
外部からの振動が、音に与える影響が大きいと思う。
振動伝達を抑止するために、過去のブログ記事"ヘッドシェルのワッシャーに制振ゴム:ハネナイト"で紹介した、ハネナイトゴムを利用したインシュレーターを、製品の底部に3個貼り付けた。
ヨドバシで購入:https://www.yodobashi.com/product/000000721755001531/
・おまけ
PAアンプのCROWN、アンプのMARK LEVINSON、スピーカのJBL、マイクロフォンのAKGは、アメリカのHARMANの子会社だ。
そのHARMANが、韓国のサムソンに買収されたとの記憶があるので、調べてみた。
Board of Directorsを見ると、総裁(President)はサムソンの人だ。
MILESTONEを見ると、2017/3/10にサムソンがHARMANを獲得した事が分かった。
パワーアンプ関連
・パワーアンプをアメリカ・CROWN社の XTi1002にレベルアップしました。
改造と直しして頂けることが、可能ならお願いしたいのですが、壊れているのでダメ元です。
SMSL98eメインアンプが壊れたとのことですか?