バックロードホーンのスピーカーを、フォステクスのFE-206EnからFE-208NSに交換しました。FE-206Enと同レベルの低域の音量を確保できると判断したからです。交換してから1ヶ月経ち、FE-208NSの音質を、FE-206Enと比較して評価しました。
経緯
FE-206Enは使い込むうちに、低域の音圧レベルが上昇し、出過ぎではないかと思えるくらい低域が出るようになった。
しかし、スピーカー表面の汚れが目立つようになり交換を考えていた。そして交換に際し、1ランクアップした製品としたい。
ただ、スピーカー交換の条件として、低域のレベルは、十分に聞こえる現状の音圧レベルを維持したい。
低域音量の確保
そんな中、フォステクスから新しいスピーカー"FE-208NS"が発売されました。
FE-208NSの製品説明を見ると
1. 「質と量のバランスのとれた低域」との記述がある。
2. Q0が0.22と、大きい。
3. 周波数特性を見ると、50Hzから85Hzぐらいまで水平に近く持ち上げている。50Hzから85Hzの水平部分の音圧レベルは87dBで、平均音圧レベル(SPL) :94dBとの差が7dBと小さい。
上記の3点から、低域の音量を確保した製品だと判断しました。FE-208NSを早速購入です
FE-208NSの音質の評価
スピーカーの交換から1ヶ月経過したので、FE-206Enと比較しての、FE-208NSの音質の評価です。
・低音域
過不足ないレベルだ。
最初は中高音域が中心の音だったが、徐々に低域のレベルが上ってきた。コーン紙も含め全体がほぐれてきたようだ。今後、FE-206Enと同じレベルまで低域音量が増えるかも。
・中高音域
FE-206Enと比べ、混変調が減ったのか、スッキリした音となった。また、音の定位もしっかりしている。
きれいに明快に聞こえるこの音は、強力な磁気回路を駆動するバックロードホーンでなければ、味わえない音だ。
スピーカーの取り付け
FE-206Enの取り付けはネジが4本だったが、FE-208NSは本体の穴径Φ6mmに、8本のΦ5mmネジ取り付けとなっている。
穴開けに精度が必要で、手作業ではまず不可能だと思う。
代わりに、トラス形状Φ4mmのタッピングネジを用いた。頭の経は付属のΦ5mmネジと同じだ。(板の穴径はΦ3mm)
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