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新たに発掘された未公開音源・未発表音源のレコード、CDを紹介します

2020-11-24 00:57:58 | ジャズレコード

最近は、中古レコードの購入は中止して、新盤のレコードなら良しとしている。そのためか、新たに発掘された未公開音源・未発表音源のレコード、CDを購入する機会が増えている。
購入は、レコード盤を優先しているが、購入時期を逃したものはプレミア価格となるので、代わりにCDを購入している。
最近(2020年)購入した、発掘された未公開音源・未発表音源のレコード、CDを古い順に紹介します。

・2017年リリース
Wynton Kelly Trio, Wes Montgomery - Smokin' In Seattle Live At The Penthouse

ウィントン・ケリーとウェス・モンゴメリーの演奏は、ハーフノートでのライブが名盤となっているが、これはシアトルのペントハウスでのライブ盤。30分のFM放送の収録を、2日分まとめたものだ。1枚組CD。

ハーフノートでのライブ盤は、収録の半分がスタジオ録音なので、こちらのほうがまともだ。ウィントン・ケリーが素晴らしい。


・2018年リリース
Charles Mingus - Jazz In Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden

チャーリー・ミンガスの1973年2月のライブ盤。5枚組LPボックス(3244円と安かった)。

70年代にのこした演奏はほとんどが多人数の演奏だが、これは自身のクインテットの演奏。

チャーリー・ミンガスは、最後まで4ビートとビーバップ形式(ジャムセッション)を貫いた演奏家であり、数々の名演をのこしたプロデューサでもある。また、1960年代初めに、困窮するエリック・ドルフィーを自身のグループに招き入れた恩人だ。
当方のお気に入りです。


・2019年リリース
Eric Dolphy - Musical Prophet: The Expanded 1963 New York Studio Sessions

既発表盤2枚と未発表盤1枚の、3枚組CD。

既発表盤の2枚のうち、"Iron Man"は、中古で購入している。
もう1枚の"CONVERSATIONS"は持っていないと思っていたが、ディスコグラフィーを見ると途中で"Memorial Album"というタイトルに変わっていた。これなら当方が、若かりし頃に買っていました。

結局、未発表盤1枚分が新規分となった。


・2020年10月リリース
Ella Fitzgerald - The Lost Berlin Tapes

エラ・フィッツジェラルドの1962年のベルリンコンサートライブ盤 2枚組LP(Verveレーベルはオランダのユニバーサルミュージックの傘下となり、EU盤が主流となっているが、US盤もあったので、400円ぐらい高いがUS盤にした)

詳細はこちら
エラ・フィッツジェラルド、完全未公開音源『Ella: The Lost Berlin Tapes』発売決定、幻のベルリン三部作が完結

1960年のベルリンコンサートライブ盤は、エラ・フィッツジェラルドの名盤となっている。
ただそのときに歌われた「Mack The Knife」は、歌詞を忘れたようでちょっとごまかしているが、本作はそれから2年間に何度も歌った結果として、素晴らしい出来だ。
音も1960年リリースのベルリンコンサートライブ盤と比べ、ホントに良くなっている。音声処理技術の進化がすごい。


・2020年10月リリース
Thelonious Monk - Palo Alto

セロニアス・モンクの1968年のパロアルトの高校での演奏。1枚組LP

詳細はこちら
NEW RELEASESセロニアス・モンク、1968年ある高校で行われた未発表ライヴ音源発掘。『Palo Alto』として発売決定

Impulse!レーベルもユニバーサルミュージックの傘下となっている。これも注文はUS盤にした。
まだ、届いていません。そして、US盤はたわんでいるとの書き込みが多くあるのを発見し、正常盤が届くかちょっと不安。。。。

----------11/28追記
届きました。
早速LPを取り出すと、大きなたわみは無いです。
しかし、盤厚が薄い。従い、小さなたわみがあるようで、プレーヤーに載せると、1秒周期ぐらいでアームが上下します。
音は、バランスが悪いし、元から?のノイズ音があります。
演奏内容も含め、オススメできるレベルではありません。

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マイルス・デイビスのSextet最強チームのアルバムです。

2018-07-29 22:34:31 | ジャズレコード

YouTubeを見ていたら、マイルス・デイビス、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーンの3人が揃って演奏しているサムネイルを見つけました。曲のタイトルは、"Love For Sale"です。

早速再生してみると、マイルス・デイビスが一生懸命ミュートトランペットを吹いてる。さらに、上の4名にビル・エバンスが加わった、マイルスが結成した中では、Sextetの最強チームだった。

アルバム名を検索してみると、1958 MILES だと判明。日本のソニー・ミュージック企画のアルバムです。

1958年3月26日に収録されたスタジオ録音セッションは、アメリカのCOLUMBIAレーベルから1950年台にオムニバス盤等の複数のアルバムに別れて収録されて発表されていたのですが、日本のソニー・ミュージックが、まとめて1枚のアルバムとして発売したとのこと。

日本のCDを買おうとしたけど、値段が安かった"Wax Time"レーベルのLPにした。Wax Timeはリマスタリングが上手で音が良い。

MILES DAVIS - 1958 MILES


7曲中4曲が、1958年3月26日の録音です。
アルバムの最初の曲です。
On Green Dolphin Street (YouTube)

年表では、"Milestones"が1958年の2月4日に録音、"Somethin' Else"が3月4日に録音した後に、3月26日に録音されたアルバムですからね。悪いはずがありません。
 

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デューク・ジョーダンは、このLPで復活しました。

2018-07-01 01:01:53 | ジャズレコード

デューク・ジョーダンは、1940年代に、チャーリー・パーカー、マイルスデイビスのコンボに参加しますが、その後は鳴かず飛ばずで、1960年代には、音楽活動から退きました。
しかし、1974年にデンマークのSteepleChaseレーベルから出したこのレコードで、彼は復活しました。

Duke Jordan - Flight To Denmark


LPの最初の曲です。
NO PROBLEM (YouTube)

聞きやすいです。優しくきれいな音です。
 
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タル・ファーロウは、1950年代中頃に活躍したジャズギタープレーヤーです

2018-03-18 18:16:16 | ジャズレコード

タル・ファーロウは、1954年から1958年に多くのジャズアルバムを発表しました。

その中で、1956年に、タル・ファーロウが結成したトリオの演奏です。

Tal Farlow - Fuerst Set


アルバムの最初の曲です。
Jordu (YouTube)

最初は、リズムに乗った明るい演奏ですが、途中から重く粘着質の音に変化していきます。
名演です。
 

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セロニアス・モンクのミステリオーゾ

2017-11-21 23:38:46 | ジャズレコード

セロニアス・モンクの名盤の紹介です。

セロニアス・モンクといえば不協和音です。
ピアノで和音を弾くのだけど、ちょっとズレているというか、うまくズレている音を出します。

そのうまくズレている音が全開のレコードです。
Thelonious Monk - Misterioso

タイトルの「Misterioso」はイタリア語で、日本語では「ミステリアス」です。
レコードのジャケットが、そんな感じです。

ニューヨークのファイブスポットでのライブで、その中の最初の曲です。
Nutty

テナーサックスのジョニー・グリフィンが、セロニアス・モンク以上に目立った演奏をしています。
もっと、セロニアス・モンクのピアノを聞きたくなります。
 
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