毎日が好奇心

まずはやってみよう。そこからなにかが、生まれるかな?

オーディオDACを導入しました。

2018-08-26 19:02:37 | オーディオ

遅まきながら、オーディオDAC(D/Aコンバーター)を導入しました。TEACの UD-501です。

経緯
パソコンの音声出力として、クリエィティブのサウンド・ブラスターを利用していた。
しかし、YouTubeでは、映像は1080PのHD画質で見れるのに、音声がしょぼい。音声を、もっと良い音で聞きたい。
ということで、オーディオ用DACを導入しようとなりました。

オーディオ用DACの選択
以下の4点を満たす製品を選ぶことにした。

1. Windows10で不具合なく動作すること
パソコンに接続するので、最も重要。クリエィティブのサウンド・ブラスターでは、苦労した経験があるので。

2. 価格は5万円以下
当方のオーディオシステムのレベルから見ると5万円が限度。

3. 100V電源で動作すること。
低域の音質は、電流容量で決まると思う。

4. 周波数特性はフラット。
この価格帯だと、低域の周波数特性を膨らませている製品がある。レビューをよく見ないと。

さて、上記条件で探すと、3の「100V電源で動作」する製品が少ない。
その中でTEACの UD-501-SPが候補となった。しかし、Amazonで色を"ブラック"とすると、なぜか価格がUPして、5万円をオーバーする。
他の販売サイトを探すと、色がブラックで、SPが付与されていない UD-501が、さらにちょっと安く、販売されていました。早速注文です。

TEACの UD-501が届きました。


TEACの UD-501の再生とテスト
・YouTubeの再生
今まで聞いていた音とぜんぜん違う。サウンド・ブラスターの音がひどすぎました。
YouTubeは結構良い音だと、改めて認識しました。

これで、導入目的が達成されましたが、ちょっとテストです。
CD再生用として利用しているネットワークCDプレーヤー( CD-N301)のデジタル出力を、TEACのDAC( UD-501)に接続して再生し、音がどう変わるか調べます。

パワーアンプの前段に、メカニカルスイッチがあるので、CDプレーヤーとDACの音声出力を切り替えて比較します。

用意した試聴用のCDは、以下の2枚です。


・デジタル信号を光ケーブルで接続
CDプレーヤーとDACの音は、ほぼ同じに聞こえる。
あえて言えば、CDプレーヤーの音はフラットで素直な音、DACの音はフラットだけど、ちょっと飾ってる音だ。CDプレーヤー( CD-N301)は安いんだけど、改めてその実力を見直した。

・デジタル信号を75Ω同軸ケーブルで接続
光ケーブルと同じだ。CDプレーヤーと同じに聞こえる。

・次に、同じRCAコネクタなので、音声ケーブル(1.5m)で接続してみた。
DACからの音が変わった。低周波音がちょっと歪んで聞こえる。(高い音が付随して聞こえる)

ケーブルによって音が変わるというけれど、実際に体験させてもらった。
しかし、デジタルでは変な劣化が起きるな。
 
 


ESSテクノロジーのES9038Q2Mを実装した、SMSLのSU-8 DACを購入しました。
 
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交流ロードラインの引き方(真空管プリアンプの自作-4)

2018-08-11 22:46:49 | オーディオ

真空管アンプの設計では、真空管のEp-Ip特性グラフに、プレート抵抗のロードラインを引いて、真空管の最適な動作点を求めている。

しかし、実際には、プレート抵抗と平行にコンデンサーを介して次段のボリュームやグリッド抵抗等が接続される為、それらを含めて負荷抵抗とした交流のロードラインも、真空管のEp-Ip特性グラフに引いて、動作を確認する必要がある。

交流のロードラインの引き方を調べてみましたので、報告します。

図1 真空管のEp-Ip特性とロードライン グラフ


・直流でのロードライン(静特性)
図1の真空管のEp-Ip特性グラフに引かれた1本の青い線が、電源電圧Vpが300Vで、20KΩのプレート抵抗(Rp)によるロードラインだ。(Ep ,Ip)が、(0 ,Vp/Rp) , (Vp, 0)の2点、つまり (0 ,15mA)と(300V, 0)の2点を結んで引いた直線だ。

このロードライン上の、a点(プレート電圧Ea:150V、プレート電流Ia:7.5mA)で真空管を動作させようとすると、バイアス電圧Egを-4Vに設定すれば良いと分かる。

このロードラインを式で表すと、以下となる。
Ip=Vp/Rp - Ep/Rp =15mA - Ep/20KΩ
Ep=Vp - Ip・Rp =300V - Ip・20KΩ



・交流でのロードライン(動特性)を求める
コンデンサーを介して次段のボリュームやグリッド抵抗等が接続され、それらを合成して負荷抵抗Rfとなった場合の、交流のロードラインを求めてみる。

真空管は、上記で決定したバイアス電圧(Eg=-4V)で動作するa点(Ea ,Ia)を中心に、交流の負荷抵抗Rfを傾きとしたロードライン上を動作する。
従い、Ep-Ip特性グラフ上のa点(Ea ,Ia)を基準とした交流のロードラインの式を求めると、以下となる。
Ip=Ia - (Ep - Ea)/Rf
Ep=Ea - (Ip - Ia)・Rf


または、
(Ep ,Ip)が、(0 ,Ia+Ea/Rf) , (Ea+Ia・Rf, 0)
の2点を結ぶ線がロードラインとなる。

a点(Ea ,Ia)=(150V ,7.5mA)で動作して、交流の負荷抵抗Rfが10KΩのロードラインを求めると、
Ip=7.5mA - (Ep - 150V)/10KΩ =22.5mA - Ep/10KΩ
または、
(Ep ,Ip)が、(0 ,22.5mA) , (225V, 0)の2点を結ぶ線となり、
図1に引かれた赤い線が、交流の負荷抵抗10KΩのロードラインとなる。



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コメント (2)
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