毎日が好奇心

まずはやってみよう。そこからなにかが、生まれるかな?

安価で、高出力、高音質のパワーアンプを選択する。

2020-03-31 00:09:07 | オーディオ

アメリカのクラウン社のPA用ステレオパワーアンプ:CROWN XLS1002を購入した。
現状のパワーアンプは、SMSLのSA-98Eを利用している。SA-98Eの出力は100Wで不満はないのだが、出力が200W以上のもっと余裕のあるパワーアンプの音が聞きたくなった。

パワーアンプの選択と購入
200W以上のパワーアンプを探すと、高級機ばかりだ。製品原価に利益3割増しの価格の製品は、なかなか見つからない。そんな中、リーズナブルな価格のPAアンプの記事を見つけた。

早速、サウンドハウスのWEBサイトに行ってみた。
サウンドハウスのPAアンプサイト:https://www.soundhouse.co.jp/category/middle/1207
検索件数が209件と、すごい数のパワーアンプがある。屋外コンサート用だろうか、2KW(8オーム)を超える製品もある。

この中から選ぶのだが、条件は以下とした。
1.出力:200W以上
2.小音量領域で高音質

高音質の条件を満たす製品の選択に、最も参考にしたのは、USA Amazonの評価だ。アメリカの人は、PAアンプをオーディオ用に利用するようで、USA Amazonのパワーアンプの区分の中に、PAアンプが掲載されている。

調べると、USA Amazonでは、CROWNのPAアンプの評価が高いようだ。
USA Amazon Crown XLS1002: https://www.amazon.com/dp/B011TI97VE/

Crown XLS1002は、215W(8オーム)の出力だ。
小音量領域で高音質を確保するために、大出力の製品を避け、まずはこの215W出力の製品に決めた。
なお、入力端子にRCA端子、出力端子にスピーカー用端子(バインディングポスト)が実装されているのも、この製品を選んだ理由だ。

サウンドハウスで購入した。:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/212339/

購入したCrown XLS1002の製品と音質のレビュー
19インチラックに実装する形状となっていて、幅が48.3cmと大きい。


PAアンプのオーディオ入力は、バランス型のXLRコネクタが標準だが、この製品はRCA端子も実装されている
また、出力端子もスピコン(speakON)が標準だが、普通のスピーカー用端子も実装されている。

スピーカー用端子でバナナプラグを使う方法(YouTube):https://www.youtube.com/watch?v=YBkjGKk9_xc

・音質レビュー
SMSLのSA-98EからCROWNのXLS1002に変えて、最初に感じたのは歪が減ったことだ。
逆に、SMSLのSA-98Eの音は歪を含んでいた事が、初めて判った。

歪が減った効果なのか、音が柔らかくなって、聞きやすくなった。従い、出力パワーが2倍になったと感じることが出来なかった。

音量は2個のボリュームでL、Rを別個に調整し、クリック式となっている。(音量調整はデジタル処理かな?)
必要な音量は、最小値から2番目のクリック点で十分だ。

・振動防止
製品の上蓋を開けると、1枚の大きなプリント基板上にすべての部品が実装されている。


外部からの振動が、音に与える影響が大きいと思う。
振動伝達を抑止するために、過去のブログ記事"ヘッドシェルのワッシャーに制振ゴム:ハネナイト"で紹介した、ハネナイトゴムを利用したインシュレーターを、製品の底部に3個貼り付けた。

ヨドバシで購入:https://www.yodobashi.com/product/000000721755001531/


・おまけ
PAアンプのCROWN、アンプのMARK LEVINSON、スピーカのJBL、マイクロフォンのAKGは、アメリカのHARMANの子会社だ。
そのHARMANが、韓国のサムソンに買収されたとの記憶があるので、調べてみた。

Board of Directorsを見ると、総裁(President)はサムソンの人だ。
MILESTONEを見ると、2017/3/10にサムソンがHARMANを獲得した事が分かった。



パワーアンプ関連
パワーアンプをアメリカ・CROWN社の XTi1002にレベルアップしました。

コメント (4)
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ディスク・スタビライザーの効果を確かめる。

2020-03-15 01:11:27 | オーディオ

レコードプレーヤーのレコード盤の上に乗せて、レコード盤の共振を抑えるディスク・スタビライザーを購入した。

過去にレコードターンテーブルのマット(シート)を、「室内用すべり止め安定シート アンティー」を用いて自作して、レコード盤の共振が減ったのを確認している。ディスク・スタビライザーで、更にどのような効果が生じるかを確かめた。

・ディスク・スタビライザーの購入
Amazonで販売されている中国製品は玉石混淆なので、レビューを読んで以下のディスク・スタビライザーを選択、購入した。
アマゾンサイト:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07FQMT6KN/


価格は1,899円と安く、どのような製品か送られてくるか不安だったが、現物は工作精度が高く、外観もきれいだ。この製品は当たりだ。
アルミニウム製で重量は120g。オーディオテクニカ製の600gの製品もあるが、レコード盤の共振を抑えるなら、120gで十分だ。
レコードプレーヤーはレコード盤を載せて、高精度に回転するように設計されているので、レコード盤の重量を大きく超えるようなモノを乗せると過負荷となってプレーヤーの寿命を縮める。

・レコードを試聴して、ディスク・スタビライザーの効果を調べる。
試聴に用いたレコード
1. 中本マリ - LADY IN LOVE  VIJ-28012


2. DIANA KRALL - LIVE IN PARIS  VERVE-3602547376954


3. Oscar Peterson and Count Basie - Satch and Josh  PABLO-2310722


4. Keith Jarretカルテット - BELONGING  ECM-1050ST


ディスク・スタビライザーの効果
1.と2.は、100Hz以下のベース音のレベルが高いので選んだのだが、ディスク・スタビライザーを乗せるとベース音の出力レベルが低くなった。特に1.で顕著だ。2.は180g重量盤だからか、それほど低くなってはいない。
レコード盤の低域での共振状態を抑えることができたようだ。

3.と4.では、ピアノの打楽器的な音で、変化を確かめた。
全体的にスッキリとした音になった。音の純度が上がったようだ。

・まとめ
ディスク・スタビライザーを用いると、レコード盤の共振を抑え、音質を向上させる効果があることがわかった。

レコードプレーヤーから共振を発生させる構成部品を探し出し、共振を抑え込んでいくのがレコード再生高音質化の道だと思う。



レコードプレーヤー関連
ヘッドシェルのワッシャーに、衝撃・振動吸収性に優れた制振ゴム:ハネナイトを使ってみる。
インサイドフォースの発生原理とインサイドフォースキャンセラーの仕組みと使い方
レコードにこびりついたカビ・ゴミを取り除く。(レコードの水洗い)
レコードターンテーブルのマット(シート)の自作
静電気除去(除電)ブラシで、レコード盤面のホコリ(ゴミ)取り
 
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