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PCの記憶装置を、HDDからSDDに交換した後に行う設定

2017-02-13 22:18:27 | パソコン

HDDからSDDへの交換に際し、HDDのクローンとなるSSDを作成した場合は、CドライブがHDDであった設定がそのまま残っています。SDDに最適な設定に変更します。

また、HDDからSDDに交換したので、SDDのメリットである高速化を最大限に引き出します。

1.デフラグを再設定して、Cドライブのデフラグを中止する。
SSDのデータの読み込みは、データのある場所にそのまま読みに行けるので、データの断片化は関係ありません。むしろ、SSDの内部では、ウェアレベリングによって、データを断片化させています。

メモリセルの寿命を延ばすウェアレベリング
http://www.logitec.co.jp/data_recovery/column/vol_003/

Cドライブのデフラグは不要で、中止します。
最初に、現状のデフラグ設定を確認するために、ディスクデフラグツールを起動します。
(コントロールパネル/システムとセキュリティ/管理ツールのハードドライブの最適化)

次に、デフラグがスケジュールされていますので、現状の内容を確認します。
(スケジュールの構成/ディスクの選択)

SSDのCドライブが、「スケジュールに含めるディスク」に含まれていれば、設定が古いままです。
「キャンセル」をクリックして一つ前の画面に戻り、「スケジュールに従って実行する」のチェックを外して「OK」します。スケジュールを中止しました。

再度、スケジュールを有効化させます。
(スケジュールの有効化/「スケジュールに従って実行する」のチェックを入れる/ディスクの選択)


「スケジュールに含めるディスク」で、SSDのCドライブが消えていれば、PCはCドライブがSSDであることを認識して、スケジュールから外しています。
「OK」で、HDDのみのデフラグが設定されました。

2.SSDには、TRIM機能が自動で働いている。
PCは、FD/HDDを記憶素子として利用するOSなので、FD/HDDの特性に合わせた書き込み処理を行っています。
FD/HDDでは、古いデータのある場所に新しいデータを上書きできるので、FD/HDD上のデータの消去は行いません。データのある番地情報を消去するだけで、実際のデータは残っています。

従い、SSDを使い続けていると、データが残ったセルばかりになってしまいます。
すると、SSDへの書き込みでは、最初にそのデータを消去し、次にデータを書き込む の、2ステップが必要になり、高速化が阻害されます。

SSDの性能低下とその理由
http://www.logitec.co.jp/data_recovery/column/vol_005/


従い、Windows7以降のPCでは、交換したSSDに、TRIM機能が自動で働いています。
ゴミ箱を空にすると、PCはTRIM機能を発動し、削除したファイルをSSDに連絡し、TRIM機能に対応しているSSDは、指定されたファイルのデータを消去します。

Windows 7からTrimコマンド実装(消去タイミングの調整)
http://www.pasonisan.com/pc-storage/ssd-trim.html

SSDがTRIM機能に対応しているのを確認するには、ソフト「CrystalDiskInfo]をインストールし、対応機能の欄を確認します。


3.インデックスの無効化
SSDは、読み込み/検索が早いので、Cドライブでのデータのインデクス化は中止します。

(エクスプローラのCドライブを右クリック/プロパティ/「このドライブ上の・・・・インデックスを付ける」のチェックを外す/ドライブC\のみに変更を適用する。/すべて無視)
Cドライブのインデックスの無効化処理が始まります。

4.SSDの延命化
上記以外に、SSDの延命化等を目的として、いろいろな設定が提案されています。PCの高速化とは方向が違う(遅くなります)ので、ここでは取り上げませんが、検索して調べてください。

仮想メモリーのHDDへの移動
一時ファイルのHDDへの移動
userフォルダ(ドキュメント、ピクチャ、ビデオ)のHDDへの移動
ユーザーキャシュ(TEMPフォルダ)のHDDへの移動

古い復元ポイントの削除    (ディスク領域の使用量を減らすのが最適です。)
Superfetch/Prefetch の無効化 (システム情報の編集が必要です。)




PCの記憶装置を、HDDからSDDに交換
 ドライブCの部分をHDDからSSDに交換しました。
 ・SDDに交換した後に行う設定
 
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PCの記憶装置を、HDDからSSDに交換しました。

2017-02-06 21:39:12 | パソコン

PCに多くのソフトを入れすぎたのか、電源ONからの立ち上がりの待ち時間が長くなりました。、
SSDの値段も安くなってきたので、PCの電源ONからの立ち上がりの高速化を目的として、ドライブCの記憶装置をHDDからSSDに交換しました。

現在のPCの内容をそのまま継続したいので、HDDのクローンとなるSSDを作成し、HDDの代わりに入れ替えます。

なぜクローンを作成するのかといえば、HDDからSSDに交換するには、HDDのデータをSSDにコピーペーストすればよいのですが、レジストリ等を記憶するシステム部分は、コピーペーストができません。代わりに、システム部分をHDDのセクタ構成を含めて、クローンとしてそのまま転写するからです。

1.SSD
購入したSSDは、Crucial(Micron)製の525GB製品(左)です。

右は、3.5インチHDDを取り付けていたブラケットで、2.5インチSSDを取り付ける穴も空いています。
(ただ、固定に用いるねじの種類が違いました。3.5インチHDDはミリネジで、2.5インチSSDはインチネジのようです。)

今回購入したSSDのセル(記憶素子)の構造は、TLC(Tri Level Cell)です。
データの書き込みでは、1個のセルに記憶させる電位(電圧)を、3ビットのデータから7段階の電位として発生させ、セルにその電位を加えて記憶させます。読み出しでは記憶素子の電位を測定して、7段階のどれかを判定して、3ビットのデータを出力します。

さらに、下記には、「7」を記憶させるには、4+2+1の3回の書き込みが必要と書かれています。

半導体プロセスまるわかり 微細化の限界にあるNANDフラッシュ
http://ascii.jp/elem/000/000/909/909204/index-2.html

TLCのSSDを使う限り、HDDと同程度の信頼性と考えるのが正解のようです。

2.参考サイト
SSDへの交換に際し、事前調査を入念に行いました。最も参考にさせていただいたサイトは、以下の3サイトです。

Windowsを起動したままでOK! HDDからSSDに換装して爆速化
http://ascii.jp/elem/000/000/945/945145/
2ページ目のエラーの修正方法は、SSDでPCが立ち上がらなかった時の為に、印刷しておくことをオススメします。

デスクトップパソコン(Windows)のHDDをSSDに移行した手順の記録
https://plus1world.com/windows-7-pc-hdd-to-ssd

HDDからSSDへ中身を丸まんま移行!クローンの実行方法
http://moneyreport.hatenablog.com/entry/hdd_ssd_clone

3.HDD/SSDの構成状態
PCのHDD/SSDの構成状態を見るには、デスクトップ上のコンピュータアイコン、又はメニューのコンピュータを右クリックして「管理」/記憶域のディスクの管理 で見ることができます。

4.クローン作成ソフト
クローン作成のソフトは、EaseUS Todo Backup FreeのFree版を利用しました。いきなり本番で使わず、事前に途中まで使ってみることをオススメします。(HDDからHDDのクローン作成で練習)

「SSDに最適化」をクリックすると、「編集」をクリックしてSSDのドライブのパーティションが変更できます。

5.SSDを実装
クローン化するSSDは、今後も使用するディスクの場所に最初から実装することをオススメします。(ソフトが、クローン化の最後に、PCにアクティブな起動ドライブを教えて(書き込んで)いるように感じました。)
そして、Cドライブのみをクローン化するならば、HDD内はCドライブのみにします。(なお、HDD内に、パーティションで、Dドライブも入っていると、C、D両方をクローン化してくれます。)

6.クローン作成
ソフトEaseUS Todo Backupで、SSDのクローンを作成します。
途中、「編集」をクリックして、ターゲット(SSD)側のディスクパーティションを表示します。
Cドライブのみなら、2つの領域が表示されます。右の領域はソフト格納領域ですので、右端まで広く取ります。
左の領域がシステム領域かと思い、その領域も広く取って、クローン作成を実行させました。しかし、ソフトはその領域に無関係に、さらに左側に狭くシステム領域を作成しました。

広く取った空き領域は、下記の項番8で、システム領域用として拡張します。

7.SSDでのPC立ち上げ
PCのHDD側のコネクタを外し、SSDのみにしてPCの電源を入れると、何のトラブルもなく立ち上がりました。
PCの立ち上がり時間だけでなく、すべての処理が早くなったように感じます。

8.システム領域を拡張
ディスクの管理の画面で、SSDの「システムで予約済み」領域を右クリックすると、「ボリュームの拡張」のメニューがありますので、広く取った空き領域までSSDのシステム領域を拡張します。




PCの記憶装置を、HDDからSDDに交換
 ・ドライブCの部分をHDDからSSDに交換しました。
 SDDに交換した後に行う設定
 
コメント (1)
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