毎日が好奇心

まずはやってみよう。そこからなにかが、生まれるかな?

マイルス・デイビスのSextet最強チームのアルバムです。

2018-07-29 22:34:31 | ジャズレコード

YouTubeを見ていたら、マイルス・デイビス、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーンの3人が揃って演奏しているサムネイルを見つけました。曲のタイトルは、"Love For Sale"です。

早速再生してみると、マイルス・デイビスが一生懸命ミュートトランペットを吹いてる。さらに、上の4名にビル・エバンスが加わった、マイルスが結成した中では、Sextetの最強チームだった。

アルバム名を検索してみると、1958 MILES だと判明。日本のソニー・ミュージック企画のアルバムです。

1958年3月26日に収録されたスタジオ録音セッションは、アメリカのCOLUMBIAレーベルから1950年台にオムニバス盤等の複数のアルバムに別れて収録されて発表されていたのですが、日本のソニー・ミュージックが、まとめて1枚のアルバムとして発売したとのこと。

日本のCDを買おうとしたけど、値段が安かった"Wax Time"レーベルのLPにした。Wax Timeはリマスタリングが上手で音が良い。

MILES DAVIS - 1958 MILES


7曲中4曲が、1958年3月26日の録音です。
アルバムの最初の曲です。
On Green Dolphin Street (YouTube)

年表では、"Milestones"が1958年の2月4日に録音、"Somethin' Else"が3月4日に録音した後に、3月26日に録音されたアルバムですからね。悪いはずがありません。
 

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QUAD#22 真空管プリアンプのイコライザーアンプ部の仕組み(真空管プリアンプの自作-3)

2018-07-22 22:51:59 | オーディオ

経緯
自作予定のQUAD#22 真空管プリアンプの回路図を見て、イコライザーアンプ部とフラットアンプ部の、それぞれのゲインを求めてみようとした。
しかし、イコライザーアンプ部のゲインがどこで決まっているか分からない。
更に、イコライザーアンプ部のどこで、RIAAカーブ特性を形成しているのかも分からない。

このまま自作しても良いけど、せっかくの機会だから、ある程度理解してから進めていこう。と、いうことで、調べてみました。以下に、理解できた範囲ですが、報告します。

(図1)イコライザーアンプ部
QUAD#22 真空管プリアンプのイコライザーアンプ部回路のみを抜き出してみた。

回路図から分かる事
・カソード抵抗R3に並列にコンデンサーC2が取り付けられているので、真空管T1はフルゲインで動作している。
・プレートからグリットに負帰還がかかっている。

(図2)単純化した回路図

RIAAカーブ特性とゲイン-周波数特性を見るために、単純化してみた。

単純に見えるが、負帰還回路でR6とC5が接地され、その後で直列にC6(180pF)が入っている。

(図3)RIAAイコライザーカーブとは(参考)

RIAAイコライザーカーブは、抵抗とコンデンサーで、1次のローパスフィルターまたはハイパスフィルターの組み合わせで形成される。

時間値T1、T2、T3は、屈曲点でのフィルターを構成する抵抗とコンデンサーの積の値だ。

QUAD#22 真空管プリアンプの、RIAAイコライザーカーブを構成する素子を探す
図2の単純化した回路図から、図3のRIAAイコライザーカーブを構成する素子を探してみた。

まず、図2でR5とR6とC5の部分で、OUT側からのローパスフィルターとして計算し、さらに負帰還回路なので分母と分子を反転させると、周波数応答G(ω)が求まる。


周波数応答G(ω)の分母がローパスフィルター、分子がハイパスフィルターを形成する。
分母のR6C5の積:75μSは、図3のT3の値と一致し、分子の(R5+R6)C5の積:310μSは、図3のT2の値とほぼ一致する。

RIAAイコライザーカーブのT3とT2の屈曲点を構成する素子が分かったが、T1の屈曲点(ローパスフィルター)を構成する素子が見つからない。
入力部のR1とC1がローパスフィルターを形成しているが、

時間値68μSは、T3よりさらに高周波領域(2341Hz)であり、異なる。

ここで、C6をT1のローパスフィルタの代わりに用いているのでは?と気づいた。
図2で、回路の周波数応答を求めてみる。低周波領域では、C1とC5が無い(オープン)と同等なので、

分母のローパスフィルター部は、低周波(0Hz)から、20dB/decで周波数特性が落ちていることを示しており、RIAAイコライザーカーブのT1から落とす周波数特性を、C6で代用しているのが分かった。

イコライザーアンプ部のゲイン
周波数が1KHzでの、C6のインピーダンスを求めてみると、

884KΩとかなり大きな値だ。負帰還回路に直列に入っている抵抗R5(47KΩ)をほとんど無視できる。
従い、1KHzでのイコライザーアンプ部のゲインは、



イコライザーアンプ部で、RIAAカーブやゲインを決定する抵抗やコンデンサーがほぼわかった。その中で、C6(180pF)は、小さい容量ながら、RIAA特性とゲインの両方を決めている重要な素子であり、経年変化や温度変化に強いコンデンサーを選ぶ必要があるようだ。

なお、理解が十分に出来ていない中での調査です。不明点、疑問点等ありましたら、コメント欄にてご連絡願います。



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コメント (3)
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デューク・ジョーダンは、このLPで復活しました。

2018-07-01 01:01:53 | ジャズレコード

デューク・ジョーダンは、1940年代に、チャーリー・パーカー、マイルスデイビスのコンボに参加しますが、その後は鳴かず飛ばずで、1960年代には、音楽活動から退きました。
しかし、1974年にデンマークのSteepleChaseレーベルから出したこのレコードで、彼は復活しました。

Duke Jordan - Flight To Denmark


LPの最初の曲です。
NO PROBLEM (YouTube)

聞きやすいです。優しくきれいな音です。
 
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