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パワーアンプSA-98E用のスイッチング電源を購入

2017-11-16 22:05:55 | オーディオ

前の投稿(パワーアンプSA-98Eの改造)で、パワーアンプに電源線を直結して、外部接続としたので、外部電源(AC-DCスイッチング電源)を新調することにした。

スイッチング電源の選択
出力電圧は36Vと決まっているが、電流値(定格電流)が決まっていない。
100W(8Ω)だと必要な電流値は約3.5Aとなるが、ブイブイと鳴るような固く締まったベースの音を出すには、電流容量を増やして、ステップ応答のような電圧波形にも電流出力が追随できるのが良いと思っている。
ただ価格とのトレードオフとなるので、選びながら決めていこう。

例のごとく、Amazonで探ってみる。
海外メーカの安い製品が多い。その中で、台湾のMeanWell社の製品が目に止まった。
プロフィールを見ると、DC出力電源メーカーで世界5位らしい。
LRS-350シリーズ(PDF)の中に36Vで9.7Aのスイッチング電源がある。
評価試験も公開されている。(PDF)
電源の評価に必要なすべての試験結果を掲載している。凄いと思う。不安感を払拭するのに、最善の方法だ。

9.7Aでも手頃な価格で購入可能だ。Amazonで台湾販売店経由で購入した。



出力側に電解コンデンサーを追加
スイッチング電源のスイッチング周波数は高く、またフィードバックにより出力電圧を制御しており、電源の出力側(DC側)には小容量のコンデンサしか実装されていない。
工業用ではそれで十分だが、オーディオ用ではちょっと足りない。
スイッチング電源のみで接続して、曲を聞いてみると、音が濁っているように聞こえる。
たぶん、フィードバック制御の遅れ時間によるノイズだと思う。(評価試験PDFのDESIGN VERIFY TEST 10:DYNAMIC LOAD 参照)
そこで、出力側に電解コンデンサー(50V 3300μF x2個)を追加した。
日本ケミコンの最新型KZNシリーズ(PDF)にしてみた。小売販売もしている。

コンデンサーが届いたので、スイッチング電源の端子に取り付けるように加工した。



まとめ
すべてを実装した最終形態


コンデンサーを追加すると、スッキリした音になった。なかなか良い。
電流容量は以前と比べ2.5倍となった。低域は良くなったように思うが、明確な差異は感じられない。

スイッチング電源は大容量タイプなので、最初からファンによる空冷化を意図してケースは密閉されている。50℃を超えるとファンが回転する仕様になっている。しかし、当方の利用環境では大音量は出さないので、電源は冷えたままでファンが回転することは無いだろう。




SMSL ディジタルパワーアンプSA-98E
パワーアンプSA-98Eの改造
・パワーアンプSA-98E用のスイッチング電源を購入
 

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