ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

鉄道員(ぽっぽや)、やっぱり、泣いた-。

2011-05-03 22:47:30 | 映画
録画していた映画を、やっと観ました。早くも10年以上前の1999年の作品です。「平凡な人生に舞い降りる一瞬の奇蹟。さい果ての雪に埋もれたローカル線の小さな終着駅。ここを最後の職場として四十五年に及ぶ長い鉄道員(ぽっぽや)の人生を終えようとしている男のもとに或る冬の夜、愛らしい一人の訪問者が。・・・第117回直木賞受賞作品、浅田次郎の名編「鉄道員(ぽっぽや)」待望映画化!」(CINEMA TOPICS ONLINEより引用)    仕事一筋に、家庭をほとんど顧みない男の最後は哀れなものです。でも、この映画では、それはそれで、その生き様に一遍の希望を与えてくれます。普通、不器用で頑固な中高年は、つまらない人物になるところですが、そこは、男が見てもかっこいい魅力的な高倉健さん。健さんの仕草、表情、抑えた渋い演技、これだけでも、何度か観たくなります。そして、こういう地味な映画に、広末涼子さんをセーラー服で出演させるところは、ある意味この演出は、ずるいと思いつつも、きっとこれ以上の適役はなかったと、監督の裁量にうなづきながら、観てしまいます。苦労をかけた妻(大竹しのぶさん)には、やっと一粒の流す健さんですが、わが子(広末涼子さん)には、手をぬぐいながら泣く健さん。(広末涼子さんが、可愛すぎて泣いているのではありませんよ。)何もしてあげれなかったわが子に対する後悔が、ここで氷解したものと解釈しました。

CINEMA TOPICS ONLINE
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2337

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