身内にたのまれて、押入れの奥から昔のアルバムを探し出し、久しぶりに開くこととなった。20年から15年ぐらい前の写真の数々だが、忘れていた記憶が急に鮮明に呼び覚まされた。それらの写真から伝わってくる雰囲気から、その頃が私の今までの人生の中でいかに充実していた時期だったか知ることとなった。私がカメラで撮っていたため、自分の姿は、ほとんど見つけられないのだが、それでも、何枚か自分の若い姿が確かに存在していた。そういう意味では、写真とはある意味、暴力的なまでに人の心に影響を与えるものだ。甘くも苦くも、時を経るほどに、写真は人に大きな影響を与えものだと思った。
あなたはすぐに写真を撮りたがる
あたしは何時も其れを厭がるの
だって写真になっちゃえば あたしが古くなるじゃない
というくだりがあります。
記録というのは確かに残酷なことも記録
されるのかもしれません。
でもそれをちゃんとみて「現実」というものを知るのも大切なのかも知れません。
椎名林檎さんの歌詞、鋭いなぁ。
うーん、ここでは、自分がふけたこと実感したと言いたかったのです。
そういう意味では、SADAさんと同じ思いでしょうか。
と同時に、人物を撮った写真は、とても貴重で、素晴らしいものだと再認識したわけです