『
マイ☆スイート☆メモリーズ』(第26話 グレイスの初恋)
を見ていたら、自分の初恋を思い出した。
あれは、小学5年の時。
これって、遅いかな?
でも、「人の事好きになってるな」って自分で分かるようになったのは、この時だ。
相手の男の子は、同じ吹奏楽部で、私と同じトランペットを鳴らしていた。
同じクラスになった事もなかった。
ここで初めて、存在自体を知ったくらいだ。
運動神経がいいくせに、何故か吹奏楽部。
頭も良かった。背は小さくてスナフキンに似ていた。
昼休みや放課後、ほんの少しの時間だけ一緒になれる空間が嬉しかった。
でも、後から気付いた事があった。
私があの時好きだったのは、本当は別の子だったかもしれないって。
同じ5年の時、初めて一緒のクラスになった、いがぐり頭のあの子。
愛嬌があって、面白くって、優しくって、
勉強が苦手で、どちらかと言うと運動も苦手(笑)
それでも、いつも笑ってた。
私達は毎日毎日おしゃべりをして、一緒に遊んだ。
それが普通だったから、、、気付かなかった。
気付いたのは、中学に入ってから。
他の人を好きになっても、他の誰かと付き合っても、
いつも、あの子が心の中に居た。
いつも、何処かで見てた気がする。
私の親友が、その子の事を好きになった。
私は自分の気持ちを、親友にも言えずにいた。
そして高校の時に親友は、あの子に告白した。
結果は、ダメだったけど彼女の表情は、
照れくささと共に爽やかな笑顔だった。
そして、20歳を迎えた私達。
その間、それぞれ色んな恋愛をしてきていた。
私も一つの思いを終わらせようと決めた。
成人式当日、親友にも話した。「頑張ってきな」と送り出してくれた。
勿論結果は、今に至る「友達のまま」。(笑)
でも、言ってよかったと思う。
大きくなっても、その笑顔は小学5年の“いがぐり君”のままだった。
あれから、同級生とは一度も会ってないなぁ。
会いたいなぁ。皆どんな大人になっているんだろう?
結婚して、お父さん、お母さんになってたりもするのだろう。
元気ですか?あの頃の皆。
今度、同窓会しましょうね。