本日の竹富島、曇り 気温22度。
少しずつ時は流れ
季節が変わっていった。
目で見て直ぐ分る移り変わりと
いつも気に留めていないと見過ごしてしまうような
そんな小さな移り変わりを
この島でも毎日のように見続けてきた。
今まで当たり前だった事が
突然消えてしまった時
そこで初めて“寂しい”と気付く。
あんたはいつも仕事が楽しそうだねっと言ってくれた4年半前のあの日。
あの時は私の名前も知らなかったのだろう。
この島に来たばかりで
知り合いなどほとんど居らず
私がどんな人間なのか誰も知らなかった頃から
その人は優しかった。
今では この島にも知り合いは沢山いる。
けれども、“友達”と呼べる島の人は
たった一人。
この島で初めて友達になってくれた島の人
私の一番年の離れた友達。
明日からは
擦れ違う車に思いっきりの笑顔で
大きく手を振る事もほとんどなくなるのだろう。
それでもきっとしばらくは
車の窓の向こう側に
いつもの笑顔を探してしまうだろう。
私は、優しくて強かった祖父の声を覚えていない。
自分でも気付かないうちに
何処かで この友人に祖父の姿をダブらせているのかもしれない。
この先何年経っても、
私とこの友人の年齢の差は縮まる事はない。
それでも、きっとこの先もずっと
私達は友達なのだっ。
一番年の離れた友達。
拝啓 一番年の離れた御友人様
ありがとうございました。
今日は、貴方に似たデイゴの木を探してきました。
今日のこの日のデイゴの花を贈りたくて。
少しずつ時は流れ
季節が変わっていった。
目で見て直ぐ分る移り変わりと
いつも気に留めていないと見過ごしてしまうような
そんな小さな移り変わりを
この島でも毎日のように見続けてきた。
今まで当たり前だった事が
突然消えてしまった時
そこで初めて“寂しい”と気付く。
あんたはいつも仕事が楽しそうだねっと言ってくれた4年半前のあの日。
あの時は私の名前も知らなかったのだろう。
この島に来たばかりで
知り合いなどほとんど居らず
私がどんな人間なのか誰も知らなかった頃から
その人は優しかった。
今では この島にも知り合いは沢山いる。
けれども、“友達”と呼べる島の人は
たった一人。
この島で初めて友達になってくれた島の人
私の一番年の離れた友達。
明日からは
擦れ違う車に思いっきりの笑顔で
大きく手を振る事もほとんどなくなるのだろう。
それでもきっとしばらくは
車の窓の向こう側に
いつもの笑顔を探してしまうだろう。
私は、優しくて強かった祖父の声を覚えていない。
自分でも気付かないうちに
何処かで この友人に祖父の姿をダブらせているのかもしれない。
この先何年経っても、
私とこの友人の年齢の差は縮まる事はない。
それでも、きっとこの先もずっと
私達は友達なのだっ。
一番年の離れた友達。
拝啓 一番年の離れた御友人様
ありがとうございました。
今日は、貴方に似たデイゴの木を探してきました。
今日のこの日のデイゴの花を贈りたくて。