365日の空

空を見ていると会いたくなる人は居ませんか?空は その人の所まで繋がっています。
そう思って私は今日も空を見上げています

バス停カイジ浜

2011年01月25日 | 今日な日々
本日の竹富島、曇り時々晴れ 気温20度。





            

            











ガタンガタン

大きな音が直ぐ近くで響き始めた。

これまであったバス停は、ちょっとだけずれて味のあるベンチと共に並んでいる。

少し移動させただけなのに、
趣は随分変わったように思えた。

浜に降りる坂道は、やらぼの木の横に細く平らに作られた。
半日使っていただけなのに、もぉ既にこの仮設道にも見なれてた。


浜の上では、大きな音が鳴り響いてりるけれど
星砂浜へ出てみれば、
そこは やっぱり、いつもと変わらぬ木陰のある静かな浜辺。 
白くぼんやり輝いて、何だか夢の中でこの浜辺を見ているようだ。

手のひらペタッとしなくても
上から見てみるだけで、星の砂が見つかった。
指で摘まんで拾ってみたら
それは綺麗な、星の砂と太陽の砂。

小さな二粒の幸福が
今日も見つかりましたとさっ。


緑の収穫

2011年01月23日 | 今日な日々
本日の竹富島、曇り晴れ 気温21度。







            



            

いい夢を見た。

それは、とても懐かしい笑顔に出会える夢だった。

こんな綺麗な海はない

こんな自然の恵みも無い

なにも誇れる物などあるわけではないけれど

故郷ってやっぱりいいなと感じた目覚めだった。



虹が姿を現して

2011年01月19日 | 今日な日々
本日の竹富島、晴れ 気温21度。

毎日 虹が出ている。

虹が出るたび 人は空を見ている。

その姿を私は見ている。
ちょっと嬉しくなるからだっ。

虹を見つけた人たちの顔は、
きっと優しい顔をしているから、
幸せそうな顔をしているから。









            


虹に起こされて

2011年01月17日 | 今日な日々



本日の竹富島、曇り雨虹晴れ 気温16度。


「雪が降ってるよっ」

と、母に起こされた幼い日の朝の様に パジャマ一枚で外へ飛び出した。

目に映ったのは、真っ白い雪ではなく
色鮮やかな大きな二本の虹だった。

メモリーカードが0になるまでカメラのシャッターを切った。

顔の前からカメラを下げては、何度もこの大きな虹を見上げた。

はっきりとした七色は、それはもぉ美しい以外の何物でもなかった。


長いこと空を見上げた後、
再び布団に潜り込んでみたけれど
手と足先が冷た過ぎて眠れなかった。
この時、やっと気付いた。
外は寒かったんだと言う事に。
夢中だったから、寒いなんてわからなかった。
見とれいて、体が冷たくなってる事に気付かなかった。

冷え過ぎた体をお風呂で温めた。
シャワーのお湯がかかるたび、
冷えた手足がジーンとしていた。
お風呂場の窓から、虹の消えた空を見上げた。
青いそらだねっ。
湯気の中は、まるで雲の中の様だった。

もぉ虹は消えていたけど
瞼を閉じれば、あのはっきりとした七色が私には見えた。


空って凄い。
こんなに人を嬉しい気持ちにさせてくれて、
こんなに人を穏やかな気持ちにさせてくれる。


やっぱり、私は空がいい。
変わっていると言われても、
いつでも見上げていたいと思ったよ。


気持ちほころぶ

2011年01月13日 | 今日な日々
本日の竹富島、曇り時々晴れ 気温21度。        

            















待ちわびていた青い空が見えたから

水平線が眩しい程輝いていたから

空を見るたび 気持ちがほころんだ。


見事に心の形をした葉っぱも

何だか笑っているようだった。



ねじ巻き時計

2011年01月11日 | 今日な日々
本日の竹富島、雨 気温16度。









人は誰しも、止まったままになっている時計を一つは 自分の中に持っているのではないだろうか。

“ねじを巻かなくてはっ”と分かっていても

そぉ思っているだけで、まだ手はつけられずにいる。

今まで、コノねじが自分には見つからないのだと思っていた。

けれども本当は、

いつでも握り締めているコノねじを使おうとしていないだけだった。

今まで止まっていた時計の針が動き出して 新しい時を刻むのが怖いのかもしれない。


いつかもぉ一度、コノねじを巻きたい。

いつかきっと。








さよならカイジ道

2011年01月09日 | 竹富島
本日の竹富島、曇り雨 気温20度予報。           

             

             





自転車をこぐ度に、ガタン・ガタンと
ガタ凹道の振動がお尻に伝わってきた。

朝日が昇る瞬間をどれだけ見ただろう。

真っ青な空に浮かぶ綿雲に何度出会っただろう。

花の蜜を吸う蝶にいつも足を止められた。

登り坂で自転車ごと転んだ事もある。

下りじゃなくて なぜ登り?

痛かったけど、大笑いしながら飛ばされた荷物を拾いに行ったっけなっ。


思い出詰まったカイジ道とも今日でお別れ。

私は好きだったよ。

ガタ凹道のカイジ道。


きっと、いつの間にか新しい道に慣れて
それが当たり前になるのだろう。

でもねっ、私は思い出せるようにしておくよっ。

初めてカイジ浜に行った時に通った道は

ガタ凹道のカイジ道だったと言う事を。





笑い声

2011年01月05日 | 今日な日々
本日の竹富島、曇り晴れ 気温21度。







             



             

五円玉を一枚握りしめて走った。
青い空が見えた日に行こうと決めていたから、
年明け五日目の初詣。



星の砂の見つかる浜で
涙が出るほど笑った。
今のこの毎日が好きだっ。

この小さな小さな輪の中に
笑い声が響く今が好きだっ。

特別な事なんて何一つないけれど
それでも嬉しいと思える。


どうぞこの一年穏やかな日々でありますように。
欲を言えば、もぉ少し素直な人になれますように。