一人旅をするのは9年振りだった。
だから、何だか行く前からドキドキして
やっぱりやめればよかったかなと言う気持ちにもなった。
与論島の人口は5500人。
島も凄く大きくて、
竹富島の大きさに慣れてしまった私には、
全てがサイズオーバーだった。
滞在期間長すぎたかな?
と、思ったけれど
やっぱり今は、足りないやっ。
まだココに居たいなぁと感じている。
それでも、せっかく与論島まで来たと言うのに、
海を目の前にすれば、竹富の浜を思い出し
島の方と話をすれば、竹富に居る似た顔が頭に浮かび
空を見上げれば、
竹富は、今日 夕日見えてますか?と考えた。
与論島に居る私の側には、いつも竹富島があるよぉだった。
与論島の海は、竹富島の海よりも遥かに澄んでいて素晴らしかった。
優しく声をかけてくれる人や、
広すぎる空。
もっともっとココに滞在したら、
きっと、もっともっとココのイィ所を知るだろぉ。
与論島は、教えてくれた。
思い出させてくれた。
竹富島に出逢ったばかりの頃事。
赤瓦の町並みに
綺麗な海
青い空に大きく伸びる白い雲。
でも、自然だけが竹富島を作っている訳ではないと言う事を学んだ。
島に居る人、一人一人が竹富島の一部で
自然と人、全てを含め竹富島なんだっ。
何処の土地でも それは同じで、
その中で、私はアノ島を選び好きになったんだ。
アノ島は、こんな自分を受け入れてくれた。
海も空も人も。
与論島は、教えてくれた。
思い出させてくれた。
一番好きな場所がどこなのか。
何でこんなに好きになったのか。
あぁぁぁあっ。
来て良かったなぁ。
与論島にも、また絶対来よぉ。
絶対に。
与論島の音がきっと聞こえる巻き貝を手に取りながら そんな事を思った。