365日の空

空を見ていると会いたくなる人は居ませんか?空は その人の所まで繋がっています。
そう思って私は今日も空を見上げています

エメラルドに晴れて

2010年10月30日 | 携帯カメラからリアルタイム

本日の竹富島、晴れ 気温28度。


太陽が出れば、
ここはいつだって夏になれる。

そぉだったね、思い出したよ。





雲が広がり、小雨のぱらつく日没あとの竹富島で電車に乗った。
歩道の横にずっと伸びてる その小さな電車は、
だんだんお兄さんの顔になってきた小さな車掌さんと
私を乗せて走り続けた。
仲筋の駅で下り、泉屋前にも連れて行ってもらった。
寝台列車は“踊り子だよっ”と、その小さな車掌さんは言った。
私は、見えないお金で料金を支払った。
20円で乗れた竹富列車は、
とてもとても楽しい素敵な乗り物でしたとさ。


夕方が始まる頃

2010年10月29日 | 今日な日々
            

本日の竹富島、曇り 気温23度。

“またねぇ。”

っと手を振りながら家へ帰る頃、

島の街頭にオレンジ色の明かりが灯る。

家の窓の隙間から、
食器のカタカタ言う音と ご飯のいい匂いが
出来たての湯気に乗ってやってくる。

これが夕方、

これが竹富島の夕方の始まる頃。


風邪っぴきにはイイ休み。

2010年10月27日 | 今日な日々

本日の竹富島、曇り雨 海:大しけ 気温24度。

朝一から島内放送が流れた。

午後から船が欠航するかもらしい。

その放送どぉり、午後は石垣島からのフェリー全て欠航。

“船が出ない=ハスノハギリの根の上のお店休業”

    ↑↑↑↑↑この法則が成り立つ。

なにやら、明日も朝から全便欠航らしいと言う話もチラホラ。
っと言う事は???
明日は何しよう♪
決定する前から、明日の予定を考え始めている。
いつかのように青い空の中で島が休みにならないだろうか。
今思い起こしても、やっぱりあの日は素敵な日だった。

拝啓父上様

2010年10月25日 | 今日な日々
本日の竹富島、曇り時々晴れ 気温30度。

敷布団一枚、毛布一枚、羽毛布団一枚、枕一つ、バスタオル三枚。

物干し竿まで布団を運んでいるだけで汗がにじんでいた。
何ていい日和何だ。と、上々な気分で石垣島まで出かけて行ったら、
そこは酷い大雨だったっ・・・。

私は今夜、どんなんして眠ったらいいのだろうか・・・
はたして、一日で乾いてくれるもんだろうか・・・
数日乾かないうえに、室内に干せる場所などないのでは・・・
などなど考えて、己の雨女っぷりを呪っていた。













竹富島の桟橋通りにさしかかろうとした頃、
何故かふと、父の事を思い出した。
あえて父の声を聞こうと電話する事はまずない。
父からメールが着ても、結構そっけない返事を返して終わる。
ただ、自分の用事を頼みたい時だけは、
まめに連絡を入れるようになる。

んぅぅぅぅぅぅん・・・。
可愛そうな父。A ̄- ̄;)
まぁ、男親とはきっとそんなものだ。
と言う事にして、久し振りに登場した父親象は終了した。


“拝啓 父上様”
お元気ですか?
あなたの娘が住むこの島も、
一年半前に会いに来てくれた あの時とは
少しずつ変わっています。
変わらないのは、
娘のネジが普通の人より一つ足りないままだと言う事くらいかな。

それでは、またねっ。
毎日笑顔でお過ごしください。


追伸
私の布団は無事でした(マル)


赤い瓦と赤い花びら

2010年10月24日 | 今日な日々
  

本日の竹富島、曇りのち晴れ 気温30度。

過ごし易くなくても構いません。
暑くっても、眩しくっても、真っ黒になっても、
キラキラしている夏が好きです。

今日はちょっと夏が帰って来たようで
嬉しかったなっ。

たぶんきっと、これが最後の夏日和。








そして夕日に微笑んで

2010年10月23日 | 今日な日々
         



         

本日の竹富島、雨のち曇り 気温26度。

やっと上がった雨。

竹ぼうきと一緒に道の端に立っていた。

コンドイ浜へ通ずる道の上に、眩しい光が輝き始めた。

オレンジ色の光が、私には とても久し振りで、
急いで相棒を ほうきからカメラへと変えた。

カメラやらレンズやらを背中にしょった姿は、
まるで おんぶ紐を着けているかの様で
あまり格好の良い姿ではなかったが
なりふり構っている場合ではなかった。

昼間に出来た まあるい水たまりは、
鏡の様に久し振りの夕日の色を綺麗に映していた。

直ぐに待たせていた竹ぼうきの元へ戻ったけれど
掃き目を着け終わる頃には、夕日は一層明るくなっていた。
“今がっ?!”
っと叫んで、いつものようにまた走って近付いた。


たぶんきっと、この雨上がりを喜んでいる人は多いに違いない。

たぶんきっと、このつかの間の夕日を微笑みながら見上げていた人も
居てくれるに違いない。


恋しくて

2010年10月22日 | 携帯カメラからリアルタイム

本日の竹富島、雷雨 気温27度。

毎日毎日、雨が続き

毎日毎日、恋しく思う。


一昨日、カイジ浜から仕事の合間に見上げた空は
吸い込まれる程に綺麗だった。

空が綺麗だと素直に言えるように

同じ様にもっと大事な事を素直に言えたらいいのにとっ。

そろそろ恋しくて
青い空と高い雲、

それと、大切な何か。

雨宿り、雨上がり。

2010年10月20日 | 今日な日々
本日の竹富島、雨のち晴れ 気温29度。

雨と雨の間を見計らって外へ出た。
また降りだすと聞いたから
その前にちょっとだけ浜散歩。















雨が降った後の景色は、いつもとは違う色をしている。
砂浜も、花も、木々達も。

雫となって残った雨が、きらきらと輝いているせいだろう。
だから同じ曇りの日でも、
雨上がりの一時は、目に映る物が新鮮なんだねっ。

傘をたたんで、
レインコートを鞄に押し込み、
要らなかったねと長靴に言いながら、
トンボと一緒に帰って来た雨上がり。





アイヤル浜日記

2010年10月18日 | 今日な日々


本日の竹富島、曇り 気温29度。


“後ろ姿がベッピンだねぇ~”と言われた(マル)

仕方がないから、残念な表側には
ミルク様のお面でも被っとくか。。。と言う事にした。

けれども、被ろうが被るまいが
どちらにしても、顔の丸さに そぉ変わりがない事に気付いた(マル)





ふわふわに見えた砂を握った。
東からの強い風は、指の間から流れ落ちる砂を西へ西へと吹き飛ばした。

アイヤル浜の砂で作った砂時計なら、
何処に居ても、素敵な時を刻んでくれるのではないだろうかと感じた。




その道の先

2010年10月17日 | 今日な日々


本日の竹富島、曇り 気温29度。

丘を越えて郵便局まで真っ直ぐ進んだ、
この先、右に進もうか
この先、左に進もうか。

頭で考えているうちに、
体はもぉ右の道に進んでいた。

真っ青な空が広がる日でも、
空に大きな雲がかかる日でも、
少々雨が降る日でも、

私には楽しみ
一番の楽しみ。

お酒を飲んで騒ぎたいって言うんじゃない。
大声で歌って叫びたいって言うんじゃない。

ただ歩いて、その海へ行きたいと思うだけ。
私の好きなアイヤル浜へ。



道の幅が変わってた。
大きな車のタイヤの跡が残ってた。
刈られた草木の香りがしてた。
私の顔は、この道に付いたタイヤの跡にむいていたが
目だけはその道の先を見ていた。

大きな音を立てる車が三台。

少し離れたその場所で、
数分間じっとその様子を見ていた。


小さな楽しみ。
誰に迷惑かけるでもない
小さな楽しみだったのに。

辿り着けなかったアノ浜へ。


さっき、あそこの十字路で私が右に曲ったのはきっと、
神様が“行ってみなさい”と私に道しるべを出したのだろう。


この道は大丈夫だと思っていた。
ここだけは、変えないで下さいと願っていた。

心から好きだった道が一つ減りました。

私の好きなアイヤル浜へ続く道。




君はいいねっ、
自由に空が飛べて。


その目見る物

2010年10月16日 | 今日な日々

本日の竹富島、曇り 気温29度。

          



“何を撮ってるんだぁ”
と聞かれたから、

“バナナの葉っぱ”
と答えた。

この答えを聞いた おじさんの顔は
確実に困っていた。

あっ、おじさん困ってる・・・
と思ったから、“裂け具合が面白いと思って”
と付け加え、おじさんの顔を再度確認したら
まだ困って車の中で固まっていた。

しまったと思って、後ずさりして散歩に戻った。





島の中心に居る時に、島内放送が流れ始めた。
必ずこの島では、話し始める前に何かしらの曲が流れる。
曲だけで終わるんじゃなかろうかと思う程長い時もある。
集落ごとに分けられている曲や、内容によって同じ曲が流れたりもする。
肝心の内容が聞こえない事もしばしばあるが
私は、島内放送の曲に耳を傾けるのが好きだった。

塔の上に居る時、強い風が吹いた。
お店にかかる“氷”と言う旗がこの風になびいている。
その様子に、私の体感温度は実際よりも
単三電池一個分くらい寒くなった。
それってどの位?
と聞かれても、、、

単三電池一個分は一個分。







まだ風は吹いている。
この島には、いつだって風が吹いている。
その風に、貴方は何を聞きますか。

この島に流れる風は
全てが真実とは限らない。
何をどぉ見るかは、自分次第。


手のひらにのる幸せ

2010年10月15日 | 今日な日々

本日の竹富島、雷のち曇り  気温29度。

夏の終わりから我慢していた海遊びが、
今日から解禁となった。

何処に行くにも歩いて行き
何処に行くにも一人で行く。

ピカピカ光る宝貝か
二枚が合わさったピンク色の貝殻を見つけたかったが
私の手の上に乗せられた物は、
残念ながら、欲しかった物とは少し違っていた。

年々視力が悪くなっているせいか、
立ったままでは、浜辺に落ちている貝すら良く見えなかった。

背中を丸める私の腕に、小さな雨粒がパラッと落ちた。
帰り時だねっ。
手入れをしてない一眼レフが、益々悪くなっちゃうよ。

岩を登る前に、振り返って遠くに見えるアノ岩に頭を下げた。

“ありがとうございました。”

これが今年のお礼参り。


空高き

2010年10月14日 | 携帯カメラからリアルタイム

本日の竹富島、晴れ所により雷 気温30度。

秋の空は、高いと言うよっ。
手を伸ばしても届くはずもない空が
今日は一段と遠く感じた。

青い空に
雷の音が聞こえてた。


秋の空は、高いと言うよっ。


遠くても寂しくないのは
空だけですかねっ。

虹の喜び

2010年10月12日 | 携帯カメラからリアルタイム

本日の竹富島、晴れ 気温32度。

海岸沿いに下りると
車のフロントガラスの向こう側に
短い短い虹が見えた。

あの厚いグレーの雲の奥は、
きっと綺麗に晴れているに違いない。

虹の橋とは決して言えない その短い虹を見て
朝早くから嬉しい気持ちになった。

この喜びは、虹の長さよりも大分大きなものだった。

毎日探していたからねっ、

空がくれる喜びを。