日の光に染められて

本日の竹富島、晴れのち夜雨 気温31度。


西の空が、オレンジ色に光り始めた。

いつだってそぉだ。
この日は、必ずデイゴの木の間から
眩しいくらいの夕日が見える。

だからかなっ。

嫌いじゃない。

ここで、汗を流すのは
嫌いじゃないよ。


花も葉も無いデイゴの木が
春に咲いた花の様に赤く染まっていくのを
ほんのちょっと眺めていた。

夏の日差しに秋の風を感じて

本日の竹富島、晴れ 気温32度。


台風で葉を落とされた木々達が、
島をガランと見せていた。

先月と比べれば、刺すように痛い日差しではなくなったけれど、
まだまだジリジリと太陽は照り付けている。

それでも、時折吹く風がスーっと冷たくて
南の島に秋を感じさせていた。



決して易しい土地ではないが
ここを耕し鍬を振ろう。

決して楽な仕事ではないが
種を蒔いて実を待とう。

どんな時も、陽気に笑う笑顔を見せて
人の力と自然の恵で実る穀物を
昔、この島で生きた人達は願っていたのだろぉと

秋風を感じたせいか、
なぜかこんな事が頭をよぎった。
ウゥリッ ウゥリッ
と言う笑顔と声が
この島の、硬い珊瑚の土地の上に見えた気がした。

やっぱり、ここも秋ですねっ。
秋風の吹く
空を見上げて。

僕の家はタカセ貝

本日の竹富島、曇り晴れ 気温30度。


海の音を聞こうと思って
貝を耳にあててみたら
波の音の代わりに
何かがコソコソっと出てくるよっ。

綺麗な家を見つけたねっ。
障害物を乗り越えて
家ごと何処かへ引っ越しですか？

台風後のEt cetera

本日の竹富島、雲　　気温30度。

台風で家に缶詰になった後は、
倍返しの労働が待っている。

閑散とした島の中で、
台風が暴れていった後片付けをどの家庭でもしている事だろう。

他の集落や、裏の家には電気が戻ったものの
我が家は、待てど暮らせど発展途上国のままだった。
大分遅れて回復した頃には、
冷凍庫の中の物は、自然解凍されていた。

うん。
台風って感じ。


台風後の大掃除のご褒美は、
赤いドラゴンフルーツ。

冷蔵庫も、冷たさを取り戻した事ですし、
冷やして食べる事ができますよっ。

そして嵐がやってきて

本日の竹富島、台風 気温27度。


来ない来ないと言っていた台風がやっと来た。

雨は、ほとんど降ってはいないが
風が恐ろしい音を響かせながら家を揺らしている。

今みたいに、夜中に停電してしまった時は、
台風なんて嫌だな
と思ってしまうけれど、
来なければいいのに とは思ってはいけない。
台風で救われる物もあるからだ。

コレデ サンゴハ シナズニスミマスカ？

自然て凄いねっ。

全てが何かの役に立ってる。
ゴーゴーと叫ぶ風の声が、怒っているように思える嵐でさえも。


真っ暗闇は、やっぱり少し怖いからねっ

明かりが直に戻りますように。

ここは沖縄

本日の竹富島、晴れ 気温32度。

なんか“沖縄”って感じがした。


今日の海は、最高に綺麗ですよっ。
この夏 一番の青さを見たよっ。

ケイキガイイネッの巻

本日の竹富島、晴れ 気温31度。

久し振りに晴れた空を見た気がした。
少々南風が強いものの、
エメラルドグリーンに輝く海は、
やっぱり最高だと感じた。

朝一に、カイジの浜に大きな大きなケーキが一つありました。


「明日まで残ってるかな？」
小さな女の子が作ったケーキ、
明日まであるといいねっ。

きっと誰も壊さないよっ。

でもねっ、もしかしたら…

波がザブンと食べに来るかもしれないねっ。


四つん這いになって
ケーキの真横から
高い高い
空を見上げて。