365日の空

空を見ていると会いたくなる人は居ませんか?空は その人の所まで繋がっています。
そう思って私は今日も空を見上げています

ふくみシドゥリャニ

2011年11月30日 | 竹富島

本日の竹富島、晴れ時々雨 気温27度。


着慣れない絣の着物を身につけて
私は じっと見つめていた。

いつもは、窓の外か幕の端っこからしか見た事が無かった ”ふくみ”での奉納芸能。

目の前で太い大きな声が部屋中に響いていた。

いつもとは違う声と その横顔に目を離す事が出来なかった。

三線の音と太鼓の響きと人々の声が
その部屋の中をまるで違う世界に変えてしまったかの様だった。

この時、白い霧のような靄のような煙りが
部屋全体を包み込んでいるように見えたのは、
私だけだろうか。

目の前の出来事は
昔を知らない私に
かつての竹富島を思い描かせていた。


この島で生まれ育った人
海の向こうからやって来た人

その人達が今は一つになっている。

遊んでいる時の顔
働いている時の顔
これらとは全く違う顔をした目の前の人達に
感動をおぼえた。


凄い

こんなにも心に深く感動を与えてくれた ふくみ は、初めてだった。



今日は、いい日になると分かっていた。

青い空に
虹を見たから。

その音の中に

2011年11月19日 | 竹富島
本日の竹富島、曇り一時雷雨 気温28度。






その音は鳴り響いていた

さっきまで聞こえていた雷よりも強く。

もぉ二度と 近くで聞く事はないだろうと思っていた

三線の音と太鼓の音の中に

またこうして自分は居るのだと言う事を

改めて感じていた。

一年間 遠くで聞いていたこの音が

今は“近い”

この事が嬉しくて涙がこぼれた。


届けたかった

五年前に私に声をかけてくれ

共に涙を流してくれた海の向こうのあの人に。

私の姿ではなく

私の周りで素敵に舞う人達の姿を。

伝えたかった

また私はこの中に居るんですよって。
 

太鼓の音が ドンッ ドンッ と打つのは

私の心の方だった。











小さな太陽

2011年11月14日 | 空を見上げて
本日の竹富島、雨曇り 気温27度。





              

太陽から落ちてきた様なその実は

海に沈む夕日と同じ色をしていた


太陽の様に

その温かさで

ほんの僅かでも

人を温かく照らしてあげられたら

人を優しく包み込んであげられたら

どんなにかいいだろう


この実程の太陽でいい

自分の中に もしもあるならば

人の心に幸せの光を

射してあげる事が出来るのに







空飛ぶツバメ

2011年11月13日 | 携帯カメラからリアルタイム

本日の竹富島、雨のち晴れ 気温28度。



雨の上がった青い空の中を

ツバメが飛んでいた

翼を広げて

それがとても楽しそうで

嬉しかった。


多分それは


青い空が見えたせいかもしれないけれど


嬉しかった。




                



追伸

お元気ですか。



 

年に二度やってくる場所

2011年11月04日 | 今日な日々
本日の竹富島、晴れ 気温30度。

















“今日がいいよ”と

私の心がそう言った。

昼過ぎの海岸沿いは
間違いなく真夏だった。

少しは落ち着いてきた様な気がしていた茶色い肌も
再び赤く染まり、熱を持った。

透き通った海の水は
全く冷たさを感じさせず
ヒリヒリしていた足を冷やすのに丁度よかった。

途中、素晴らしく綺麗な桜色の二枚貝を見つけ
他に人が居たら、さぞかし驚くだろうと言う位の
歓声を一人あげていた。
そのすぐ後には、
ピカピカの宝貝を見つけ
同じ歓声をもう一度響かせては
その輝きを何度も何度も確認していた。

今年もここでの願いは
きっと大丈夫な気がした。


ただ、コミだらけの海岸を歩いていたのが残念で
何が一番残念かって
それを見て見ぬ振りしてきた自分が一番残念だった。

7年前の私なら、
持てる分だけでも拾ってきた様な気がする。
でも、私は変わってしまったから。
ただそれを横目で見てきただけだった。

この島が好きだと言って
曲がりなりにも、ここに住んでいる人間なのに
その資格は全くない自分が情けなかった。



空と海と流れる星と

2011年11月01日 | 今日な日々
本日の竹富島、晴れ 気温29度。



                


空の青さがいつもと違う色をしていた事に

君の瞳は気付いたかい

二度と同じ色は見れない毎日だけど

この日 見上げた空の色は

私をハッとさせる色をしてたよっ。


海が青いって嬉しい事だね

空が青いって幸せな事だね


この澄んだ空が夜までずっと続けばいい

もぉ直ぐやって来る流星群を

しばらく観ていない流れ星を

そろそろ観たいと願っているから。