どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

軽快にいきたい

2006年06月12日 | little story
最近、「この本がおもしろいよ」だとか、
「このCD良いよ」とか、
そんな話を聞くと、
話を聞いたすぐ後に、
買いに行くことが多い。

時には、失敗することもあるけれど、
そんなもんは、たかだか1,000円くらいなもん。
問題ない。

時には、好きな作家の一人になったり、
好きな人物の一人となる出会いもある。
それを考えれば、
やっぱり、ここは軽快にいきたい。

今年のテーマだからね。
「刺激をうけまくる」。

軽快にいきたいと言えば、
人に優しさを配る時も、
軽快にいきたい。
さりげなく、
軽快にいきたい。

日頃は、クダラナイコトをして、
クダラナイ話をして、
ガハッハッハ、ガッハッハ。
クックック、クックックと、
豪快に笑って生きたい。

最近は、「疲れた顔をしているね」と言われることが多い。
不本意です。





羅針盤を確認し、前へ、前へ。

2006年06月10日 | little story
先日、本屋に行って、平積みに並んでいる本を見ていた。
夢について書かれた、その本をパラパラめくっていると、
新鮮な言葉が目に飛び込んでくる。

「ケーキになりたい」。

5,6歳の子どもの夢。
ケーキ屋になりたいんじゃなくて、
ケーキになりたい。

もしかしたら、その子どもは、「屋」という字を書き忘れていただけかも知れないけれど、
子どもの夢は、そもそもできないことを度外視している。

こういう発想が大切なんだよなと思う。

俺は1年の締めくくり12月31日に、
これからやりたいことを想像する。
そして、6月に、その野望を確認する。
最後に、12月31日に、再び確認する。

できるか、できないかは度外視して想像する。

初めて始めたのは、20代の前半。
1年が終わる頃に、そのノートを読み直したら、
いくつか叶っていて、びっくりした。
それ以来、気が向いた年には、この作業をしている。

書いていて思ったのは、
知らず、知らずのうちに限界を作っちゃっていること。
できるか、できないかは度外視しようと思っていても、
できそうなことばかりを羅列している自分に気づく。


そんなわけで、俺にとって、6月は羅針盤を確認する月となっている。





★★★★★★★★★★★★★★★★★★


『自伝プロジェクト』の方は、3社目からの見積書を待ち、
決断の時となっています。

『旅』のページをリニューアル中。
紀伊半島の旅を載せました。
以前、この日記のページで、リアル旅日記として書いていたものなので、
読んだ人は、繰り返しになっちゃいますので、ご了承ください。

あと、インドひとり旅もリニューアル完了。





『20世紀少年』浦沢直樹:小学館

2006年06月03日 | book
先週の日曜日。
仙台の友達と「第一回パチンコ大会」を開催した。
俺は速攻で完敗。

友達は、パチンコで勝っていて、
時間を持てあました俺は、休憩室へ。
その休憩室には、以前から読んでみたかった「20世紀少年」が置いてあった。

まだまだ時間がかかりそうだし、金もなくなったし、
「20世紀少年」でも読んで、待ってようかなあと、そのマンガを手にした。

おもしろい。
次の巻が気になり、
パチンコ大会を終え、
自宅に帰ってきた後も、
古本屋で全巻を買って読んだ。

主人公の「ケンジ」は、かっこいいよ。

そのケンジ達が、子どもだった頃、21世紀で起こることを考えた。
正義の味方が、悪者を倒すってな話を考えた。
子どもなら、考えそうなありきたりな話を考えた。

それぞれが大人になった頃、
21世紀を目前に、実際に起こってしまう。
しかも正義の味方なんて強い者がいない現実世界で。

ケンジ達の話を知っている奴が、実際にやってしまったわけ。
悪者だけ登場。


ケンジという主人公も好きだし、
登場人物から発せられる言葉も良い。


ちなみに、パチンコ大会をした友達から、同じ著者が書いている「MONSTER」というマンガがおもしろいって聞いた。
「20世紀少年」を読み終えた今は、
その「MONSTER」を読んでいる。

塾長宛の質問

2006年06月02日 | little story
「聞きたいことがある」ってメールを残したまま、
早、どれくらいの月日が流れたのだろうか。

「俺に聞きたいことって何だ?」って、
そりゃあ楽しみにしていたよ。
どんな質問がくるかってね。

母としての仕事が大変なあなたと話をしたのは、
いつの頃だっただろうか。
あなたの娘が、俺に2度目の悪戯電話をした時、以来だろうか?

充電器の電池の目盛りが2つになり、
仙台の友達と会うのに、
「連絡がつかないのはやばいな」と思っていた最中、
俺の携帯電話のバイブレーションが機動。
ブルブルってね。
着信画面には、あなたの名前。


やっときたか。
俺は慌てて、その質問に答えるべく、電話に出た。


「お~ひさしぶりだな。それで俺の質問は何だったんだ?」


「あ~、あれね。3月の結婚式の時に、北海道に来るのかと思ってね」


馬鹿野郎。
聞きたいことがあるなんてメールで入れないで、
「3月に北海道に帰ってくるのか?」と、
「ああ、帰るよ」と、
それだけで済んだ質問じゃないか。
まあ、俺への質問なんて、そんなもんだ。


いいんだ。
それで、いいんだ。
それが、いいんだ。


まあ、また連絡をくれよ。


そういえば、弟にはお礼を言ってくれたか?
ねえちゃんが、言ってくれてないかもしれんから、この場で言っておくな。


「いつも、見てくれているそうで、ありがとう」


あと、うちのかあちゃん。
俺の本を買ってくれるって言ってくれた友達に、
頭を下げてくれているんだってな。
その友達の電話で初めて知ったよ。


あいかわらず、迷惑をかけてるんだな。
ありがとうな、母ちゃん。




1997

2006年06月01日 | little story
定禅寺通りのケヤキ並木は、青々としていた。
杜の都、仙台。


この街に来たのは、何年ぶりになるのだろうか。


あの頃、原付バイクで、ぶっ飛ばした道を通り過ぎ、
あの頃、後輩が住んでいた寺の前のアパートを通って、
俺は、待ち合わせの場所に向かった。

俺達が物語を作った場所で、
また、別の人達が物語を作っていく。

俺が住んでいたアパートには、
今、どんな人が住んでいるのだろう?


なんとなく切なくなりながら、目的地に到着。
友達とひさしぶりの再会を果たす。


ひさしぶりの再会にもかかわらず、
とりあえず、風呂に入らせてくれと、
シャワーを借りる図々しい俺。

ひさしぶりの再会にもかかわらず、
「第一回パチンコ大会」だと勝負する馬鹿な2人。
「おいおい、このまま行ったら、パチンコだけして帰った虚しい思い出だけが残るぞ」と言いながら、とことんやって完敗。


馬鹿さ加減は、あいかわらず変わらない。
計画性のなさも、あいかわらず変わらない。


2日前も、ペットボトルのコーヒーが、
鞄の中で炸裂し、車の中は、今日も臭い。



俺は変わっていない。





みんな、元気にしてるか?