どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

1997

2006年06月01日 | little story
定禅寺通りのケヤキ並木は、青々としていた。
杜の都、仙台。


この街に来たのは、何年ぶりになるのだろうか。


あの頃、原付バイクで、ぶっ飛ばした道を通り過ぎ、
あの頃、後輩が住んでいた寺の前のアパートを通って、
俺は、待ち合わせの場所に向かった。

俺達が物語を作った場所で、
また、別の人達が物語を作っていく。

俺が住んでいたアパートには、
今、どんな人が住んでいるのだろう?


なんとなく切なくなりながら、目的地に到着。
友達とひさしぶりの再会を果たす。


ひさしぶりの再会にもかかわらず、
とりあえず、風呂に入らせてくれと、
シャワーを借りる図々しい俺。

ひさしぶりの再会にもかかわらず、
「第一回パチンコ大会」だと勝負する馬鹿な2人。
「おいおい、このまま行ったら、パチンコだけして帰った虚しい思い出だけが残るぞ」と言いながら、とことんやって完敗。


馬鹿さ加減は、あいかわらず変わらない。
計画性のなさも、あいかわらず変わらない。


2日前も、ペットボトルのコーヒーが、
鞄の中で炸裂し、車の中は、今日も臭い。



俺は変わっていない。





みんな、元気にしてるか?