どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

塾長宛の質問

2006年06月02日 | little story
「聞きたいことがある」ってメールを残したまま、
早、どれくらいの月日が流れたのだろうか。

「俺に聞きたいことって何だ?」って、
そりゃあ楽しみにしていたよ。
どんな質問がくるかってね。

母としての仕事が大変なあなたと話をしたのは、
いつの頃だっただろうか。
あなたの娘が、俺に2度目の悪戯電話をした時、以来だろうか?

充電器の電池の目盛りが2つになり、
仙台の友達と会うのに、
「連絡がつかないのはやばいな」と思っていた最中、
俺の携帯電話のバイブレーションが機動。
ブルブルってね。
着信画面には、あなたの名前。


やっときたか。
俺は慌てて、その質問に答えるべく、電話に出た。


「お~ひさしぶりだな。それで俺の質問は何だったんだ?」


「あ~、あれね。3月の結婚式の時に、北海道に来るのかと思ってね」


馬鹿野郎。
聞きたいことがあるなんてメールで入れないで、
「3月に北海道に帰ってくるのか?」と、
「ああ、帰るよ」と、
それだけで済んだ質問じゃないか。
まあ、俺への質問なんて、そんなもんだ。


いいんだ。
それで、いいんだ。
それが、いいんだ。


まあ、また連絡をくれよ。


そういえば、弟にはお礼を言ってくれたか?
ねえちゃんが、言ってくれてないかもしれんから、この場で言っておくな。


「いつも、見てくれているそうで、ありがとう」


あと、うちのかあちゃん。
俺の本を買ってくれるって言ってくれた友達に、
頭を下げてくれているんだってな。
その友達の電話で初めて知ったよ。


あいかわらず、迷惑をかけてるんだな。
ありがとうな、母ちゃん。