俺は、作品とともに、貼られている新聞記事を読んでいた。
「京都府より富良野に移り住み・・・」読み進めていると、気になる箇所にぶちあたる。
これ、何て読むんだ?
「絵葉猫館」
えはねこかん?なかなか読みづらい店の名前だな。
宮沢賢治の小説に出てくる、山猫軒が頭の中に浮かんだ。
かけているのか?それとも猫好きか?
俺も、猫が好きだけど、ここのオーナーは、相当、猫好きなんだなとか考えながら、新聞記事を読み終えた。
俺は、その絵葉猫館に向かうことにした。
タウンページが置いてあるところを探していたんだけど、
それよりも先に、道の駅を見つけた。
なかなか良い場所を見つけた。
「すみません」道の駅の案内所にいる女性に声をかける。
「こんにちは」観光案内のデスクに座る女性は立ち上がり、俺が立っている位置まで歩いてきた。
「やまはねこかん」って、どこにあるかわかりますか?
「ここに書いてもらえませんか?」女性は、そう言い、机にメモを出す。
俺は、メモに「絵葉猫館」と書いた。
字にしている時にふと気づく。
「猫」じゃなくて、「描」の方じゃないのか?
獣偏じゃなかくて、手偏。
「えはがきかんですね」
気づいたのと同時だったのか、指摘されたのが先だったのかは、微妙なところだけど、俺は、苦笑いを浮かべた。
この富良野、美瑛、旭川間は、俺が、北海道の中でも好きな景色がある場所で、
北海道のどこに行ったら良い?と聞かれれば、このホットラインを言うことにしている。
その絵葉描館は、美瑛にあたる。
美馬牛駅の近くに絵葉描館はあった。
その建物は、宿泊施設も兼ね備えているようなたたずまい。
俺は、車を止め、ポストカードとプロフィールが入っている鞄を手にし、店に入った。
「こんにちは」
店に入ると、右手に、ギャラリーがある。
俺は、ギャラリーを見せてもらうことにした。
絵や版画や写真のポストカード。
ポストカードのみが、たくさん並べられていた。
並べ方も、かっこ良い。
一通り、見終わった後、カウンターに座るオーナーと思われる女性に声をかけた。
ポストカードとプロフィールを同時に出す。
ポストカードとプロフィールを見ながら、オーナーは、「男らしいポストカードですね」と言った。
「女性の方が、売れるんですけどね」と俺は答える。
「インドに一人旅かぁ」
プロフィールを読みながら、オーナーがつぶやく。
それから、幾つかの質問に俺は答えた。
「置きましょう」
少し緊張した顔は、笑顔に変わった。
オーナーに招かれ、食堂に入って、話をしながら、置いてもらうポストカードを数えた。
ここは、宿泊施設も兼ね、夫婦で切り盛りをしている。
今年で10年を迎え、以前は、隣の建物で、個展なんかもしていた。
オーナーは、楽しそうに、話てくれた。
「良いタイミングで来たね。3時半からお客さんが来るから、その時なら、忙しいから、見れないって断ってたかもね。これから、宿泊施設に行くのなら、1時から3時くらいが良いよ」
タイミングかぁ。
俺は、いとこの兄ちゃんに聞いた営業の話を思い出した。
また今度、いとこの兄ちゃんに会ったら、今日の話をしようって、俺は、店を後にした。
*****
今回、登場した楽雲庵塾ポストカードを置いていただいている店
ポストカードギャラリー絵葉描館
住所:北海道上川郡美瑛町美馬牛市街地(リバティーユース内)
電話:0166-95-2141
URL:http://www.biei.com/ehagakikan/
※19種類置いてもらっています。
*****
[ARTs*LABo P-web04]
時:2008年6月1日~6月30日 1ヶ月間開催
会場:ARTs*LABo P-web04特設サイト
http://poscaten.nomaki.jp/web/top.htm
web上のポストカードイベント。
今なら、ネット上でも、楽雲庵塾ポストカードを観ることができます。
6月中ですよ~!
*****
[楽雲庵塾4周年記念Tシャツ]
ただいま募集中!
6月23日~6月29日まで。
今日が締め切り!
*****
←最後まで読んでくれてありがとう。現在、小説・ノンフィクション部門、第5位。4位に一瞬なったんだけど、現在5位。目指すは、3位、2位、そして1位!
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「京都府より富良野に移り住み・・・」読み進めていると、気になる箇所にぶちあたる。
これ、何て読むんだ?
「絵葉猫館」
えはねこかん?なかなか読みづらい店の名前だな。
宮沢賢治の小説に出てくる、山猫軒が頭の中に浮かんだ。
かけているのか?それとも猫好きか?
俺も、猫が好きだけど、ここのオーナーは、相当、猫好きなんだなとか考えながら、新聞記事を読み終えた。
俺は、その絵葉猫館に向かうことにした。
タウンページが置いてあるところを探していたんだけど、
それよりも先に、道の駅を見つけた。
なかなか良い場所を見つけた。
「すみません」道の駅の案内所にいる女性に声をかける。
「こんにちは」観光案内のデスクに座る女性は立ち上がり、俺が立っている位置まで歩いてきた。
「やまはねこかん」って、どこにあるかわかりますか?
「ここに書いてもらえませんか?」女性は、そう言い、机にメモを出す。
俺は、メモに「絵葉猫館」と書いた。
字にしている時にふと気づく。
「猫」じゃなくて、「描」の方じゃないのか?
獣偏じゃなかくて、手偏。
「えはがきかんですね」
気づいたのと同時だったのか、指摘されたのが先だったのかは、微妙なところだけど、俺は、苦笑いを浮かべた。
この富良野、美瑛、旭川間は、俺が、北海道の中でも好きな景色がある場所で、
北海道のどこに行ったら良い?と聞かれれば、このホットラインを言うことにしている。
その絵葉描館は、美瑛にあたる。
美馬牛駅の近くに絵葉描館はあった。
その建物は、宿泊施設も兼ね備えているようなたたずまい。
俺は、車を止め、ポストカードとプロフィールが入っている鞄を手にし、店に入った。
「こんにちは」
店に入ると、右手に、ギャラリーがある。
俺は、ギャラリーを見せてもらうことにした。
絵や版画や写真のポストカード。
ポストカードのみが、たくさん並べられていた。
並べ方も、かっこ良い。
一通り、見終わった後、カウンターに座るオーナーと思われる女性に声をかけた。
ポストカードとプロフィールを同時に出す。
ポストカードとプロフィールを見ながら、オーナーは、「男らしいポストカードですね」と言った。
「女性の方が、売れるんですけどね」と俺は答える。
「インドに一人旅かぁ」
プロフィールを読みながら、オーナーがつぶやく。
それから、幾つかの質問に俺は答えた。
「置きましょう」
少し緊張した顔は、笑顔に変わった。
オーナーに招かれ、食堂に入って、話をしながら、置いてもらうポストカードを数えた。
ここは、宿泊施設も兼ね、夫婦で切り盛りをしている。
今年で10年を迎え、以前は、隣の建物で、個展なんかもしていた。
オーナーは、楽しそうに、話てくれた。
「良いタイミングで来たね。3時半からお客さんが来るから、その時なら、忙しいから、見れないって断ってたかもね。これから、宿泊施設に行くのなら、1時から3時くらいが良いよ」
タイミングかぁ。
俺は、いとこの兄ちゃんに聞いた営業の話を思い出した。
また今度、いとこの兄ちゃんに会ったら、今日の話をしようって、俺は、店を後にした。
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今回、登場した楽雲庵塾ポストカードを置いていただいている店
ポストカードギャラリー絵葉描館
住所:北海道上川郡美瑛町美馬牛市街地(リバティーユース内)
電話:0166-95-2141
URL:http://www.biei.com/ehagakikan/
※19種類置いてもらっています。
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時:2008年6月1日~6月30日 1ヶ月間開催
会場:ARTs*LABo P-web04特設サイト
http://poscaten.nomaki.jp/web/top.htm
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今なら、ネット上でも、楽雲庵塾ポストカードを観ることができます。
6月中ですよ~!
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